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まだこのパッケージで📦売ってたんですね、何十年ぶりに食べましたが、変わらぬ味と食感に、遠い昔の記憶が蘇ります。

(*'ω'*)



森永といえばキャラメル…黄色の紙サック入りは、このとき発売以来すでに半世紀を超えており、小学校の遠足や運動会になくてはならない菓子、国民的な菓子として愛されていた。新発売された大正 3 年( 1914 )当時には紳士淑女がメインターゲットだったが、時代の変遷につれてキャラメルは「子ども向きの甘味品」となり、大人の嗜好品としては、いまひとつ物足りなさがあった。
昭和 30 年代後半頃から、人々の関心は「量から質へ」と移っていった。電気洗濯機や電気冷蔵庫、テレビの「三種の神器」がもてはやされた家電業界は、競って品質の向上にしのぎを削っていた。こうした「価格はやや高くても、よりよい品質を求め、よりよい生活をエンジョイする」という風潮は消費生活の大改革を進めた。この主張にこたえた製品には「ハイ」という呼び名がよく付けられていた。
森永でも「ハイプライス・ハイクオリティ」化の道を探求し、すでにハイクラウンチョコレート、ハイココア<牛乳用ココア>を発売、好評を得ていたが、やはり看板商品のひとつであるキャラメルで、新しいコンセプトの高品質な製品をいちはやく開発したかった。目標は、今までの製法ではできないほど、ミルクと脂肪をたっぷり加えてソフトに仕上げたキャラメル。型も従来の正方形からスマートな長方形の粒に、包装も半透明のワックスペーパーから 3 色のストライプデザインのアルミ箔紙に変え、青・白・赤のストライプの小粋なデザインの紙箱に入れ、 12 粒 50 円の新製品が誕生した。この画期的な製法によるハイソフトキャラメルは、発売直後から高い評価を受け、キャラメル分野の人気商品となった。