はづきのブログ一覧

身なりにはとんと無頓着なので、「オシャレじゃないMINIユーザー暫定1位」の私です。
そんな私が壊れてもいないのに、腕時計を「買い足す」なんて、よっぽど気に入ったんだと思います。

何気なく覗いた百貨店で、シンプルで上品ながら手頃な価格の腕時計を見かけて、ちょうどスーツで使える腕時計を探していたので買ってみたのが、スカーゲン。
世間での評判も上々らしく、あながち私の目も節穴ではないなぁとちょっと嬉しくなったしだい。

嫁さんと手首の太さが変わらない貧相な私にも違和感無く馴染んでくれる、薄く軽いケースが気に入り愛用しています。

2年ほど1本だけ使っていたのだけれど、ひょんなことからピンとくるデザインを見かけて買い足しました。
1本だけの時はそんなことなかったのに、2本になったとたん次々と買い足していきたい衝動に駆られるので不思議なものです。

他所様の旅行記などを見ていると、観光案内などには載っていない、もっと生々しい街並みを紹介できるのが個人ブログの存在意義であり面白みだと思います。
ただ、悲しいかな。私にはそんな余裕がなかったのです。

それこそ、ストリートビューで済んでしまいそうな写真ばかりですが、フォトギャラリーにアップしました。
よろしければどうぞ。(その1　その2)

生まれて初めて踏んだ異国の地、ヘルシンキ。
フィンランドの首都なので、立ち位置としては東京と同じ。
でも、当たり前だけれど東京とはぜんぜん違った。
知識だけだった「日本は世界2位の経済大国」というのを初めて実感したように思います。

超高層ビルもなければ、高速道路も電車の高架もない。空が広い。
(郊外に出ると、ノキアなどの世界のトップ企業の広大なオフィスが点在してます)
明治時代の東京を写真で見たときに近い感覚を持ちました。

初めての海外旅行で精神的にはそれなり緊張しているはずなのに、スッと馴染めるというか落ち着けるというか。
そんな居心地のよさがありました。

「ずばりA1でしょうっ」なんて。もー営業さんってばノリが良いんだから。
MINIユーザーのみなさん、MINIに乗って見にいくと営業さんのテンションが高くて楽しいですよ。

楽しいといえば試乗です。
営業さんが乗りたかっただけなのかもしれないけれど、たっぷりと時間をかけて試乗させてもらえました。
カーグラフィックTVの松任谷さんのような、「助手席試乗」で田園地帯とワインディングを駆け抜け、その復路を私の試乗で帰ってくるといった感じ。

その走行感覚は、とてもMINIを意識していると感じられます。
むしろ、MINIよりMINIらしいと言えるかもしれません。
キュッとしたコンパクトで剛性感のあるボディを軽やかにキビキビと走らせる、という私がMINIに求める感覚がMINIよりも強く感じられたからです。

できれば田舎のお店に行って試乗してみてください。
きっと気に入ると思います。

内外装の質感の高さは私なんかではケチの付けようも無く、MINIがもはや「イメージと価格だけがプレミアム」であることを実感させてくれます。
営業さんも、上級モデルと比べても遜色無いことをアピールされていました。

そんなわけで、MINI対抗馬の本気っぷりが納得でき、かなり欲しくなりました。
が、1点残念な点が。

カッコ良くない。

コンパクトなボディに最近の厳つくなったアウディの顔はアンバランスというか滑稽で、まるで劇画調の顔に2等身の体をくっつけたギャグキャラクターみたい。
初代TTみたいな方向性だったら良かったのに。

MINIクロスオーバーを見に行ったその足を延ばして、クーガも見てきた。
足を延ばしすぎたので、お店の周りはいたるところ雪かきの跡が。

おぉ、実物もやっぱりカッコイイ。
ただ、MINIクロスオーバーを見た後だと「コンパクト」と称するクーガでも大きく感じるなぁ。
写真を見ただけだと、平凡すぎるかなとちょっと気になっていたインパネのデザインは、素材感そのものは悪くなかったので、マイナスの印象になるほどではなく安心しました。

クーガには装備の違いで2グレード設定されています。(動力性能は同じ)
お高い方には、パノラミックルーフ・本革シート・オートクルーズ・キセノンヘッドライト・ホイールのインチアップなど、豪華な装備がてんこ盛り。
お店の方の話では、このお高い方がよく売れているとのこと。

私はわがままなので、本革シートはいらないけどパノラミックルーフは欲しい。
なので該当するグレードがありません。
ところが、展示しているクーガはファブリックシートなのにパノラミックルーフとオートクルーズを装備している。

なんでも「アーリーオーダーパッケージ」というお安い方のグレードに用意されたオプションで、初回受注分にだけ5万円で設定されていたのだとか。
5万円？！選択するに決まってるじゃないですか。
こいつを標準にしておくれよ…

試乗できなかったのであまり他に書くことがないのだけれど、ドアミラーにカメラを内蔵してフェンダーミラーを省略していたり、リアハッチが駐車場で使いやすい上下二分割になっていたり、リアシート足元のデッドスペースを活かして小物入れにしていたりと、細かな気配りがそこかしこに見られて「アメリカ車はおおざっぱ」といった偏見を払拭してくれました。

営業さんがグイグイくるタイプで、見積りまでいただいた。
あいかわらず「納車前整備費用：5万円超」の意味が分からない。
船で運んでくる際のダメージ云々、納車前の整備はディーラーに一任されている云々と言われても、必要な整備なんだったら車両価格に含めれば良いのに。
「車両価格+税金」ぐらいシンプルにしないと(税金だけでも不明瞭なのに)、なんとなく引っかかりというか不信感が残ります。

※なお、掲載した写真は私をイメージしたものです。

MINIのお店の前を通ると意外にもクロスオーバーが展示してあったので、見てきた。
なんでも、昨晩に到着したばかりらしい。

展示してあったのは、サーフブルーのCooper。
ハッチバックでも一時ラインアップされてたオキシジェンブルーに似たソリッドカラーです。

展示車の周りを一通りぐるっとしたあとで、車内に乗り込んでみると見聞きしていたクロスオーバーの存在意義というか狙いが身にしみて実感できました。
乗り込んだ瞬間にしっくりきたんです。あぁこれこれ、これぐらいのサイズのクルマが欲しかったんだよ、と。

私のように独身時にMINIを買ったものの、家族構成の変化などで買い替えを考えたとき、MINIには適当なクルマがない。
おそらく結構な人数がゴルフとかに流れていったんだと思いますが、それはなんとしても食い止めたい。
とは言っても、Cセグメントサイズのクルマをハッチバックで発売するのはブランドイメージにダメージが大きい(スマートフォーフォーが良い例です)。

そこで、「クロスオーバー」という飛び道具的なバリエーション追加というかたちをとることで、ブランドイメージを維持しつつ買い替え組みの流出の阻止/新規顧客層の獲得を計ったと考えると、このクロスオーバーはとても自然な存在に感じられます。
良い落しどころだったんじゃないでしょうか。

そんなことを感じながらクルマを見ていたのですが、やっぱりボディサイズが大きくなったことの弊害はちらほら見られて、なんというか全体的に大味。
ハッチバックがコンパクトなボディに凝縮感のある緻密なデザインだったから、余計にそう感じます。
メッキの使い方とか、だいぶ安っぽくなってます。

そんなわけで、やっぱり「MINI」として捉えると、なんだかなぁといった印象ですが、コンパクトで個性的なクロスオーバー車となると唯一無二な存在だと思うので、クルマとしてはとても気に入りました。