引っ越したアパートにはパラボラアンテナが設置されていて、おかげでTop Gearなんかを楽しめてはいるのだけれど、その分NHKの受信料もはねあがっており普段テレビを見ない私にはなかなか不条理な負担です。
そんなわけで、この2週間はNHKのBS1を垂れ流しておりました。
それほどスポーツ観戦に熱心ではないのだけれど、日本人選手が参加していないなどの理由で放映されることがが少ない競技にも触れることができるのが良いですね。
■開会式
ニュースで放映されていたダイジェストではローワン・アトキンソンが出演していたのでそれを楽しみに録画しておいた放映分を見てみたらばっさりカットされてた。
権利関係?
演出過多というか妙にダラダラと長く感じられて、いっそのこと選手入場と聖火台への点火だけでも十分なんじゃないかと思ったり。
そりゃ
エリザベス女王も甘皮が気になるぜ。
■
重量挙げ
たんたんとバーベルをあげていって一番重いのに成功した人が優勝、なんて単純なものではなかった。
体への負担が大きいからか試技は3回のみで、事前に挑戦する重さを自己申告しておくかたちになっていて。
この自己申告した重さの軽い順から各選手が挑戦することになるわけだけれど、なんでも制限時間内であれば自己申告した重さを変更することができるらしく、このルールを利用することで挑戦する順番をある程度操作できるので、それによって競合選手のモチベーションを乱すようなことも行われているらしい。
実際、挑戦する順番が目まぐるしく変更になる場面が多々あり、オリンピックのような試合となると戦略的なことも必要になるのだなぁと感心。
メダル争いにはまったくからまない下位の選手の競技についても、失敗すると大きなため息、成功すると大歓声があがっていたのが印象的でした。
■
競歩
「どっちが速く歩けるか競争ー」なんて、発想の動機が小学生のケンカみたいでなぜこのような競技が発生したのか気になります。(Wikipediaには書いてなかった)
また、歩く競技なのに普通に歩いたら反則になるとか(バテても休めない)、陸上競技なのに審判が必要で反則による失格があるだとか、いろいろとぶっとんでいて面白いです。
その「反則」の中には「常にどちらかの足が地面に接していること」というものがあるそうなのだけれど、先頭集団の足元がスロー再生されると全員が全員両足が離れていて笑った。
初見の人は全員テレビにむかって突っ込んだことと思います。
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フェンシング
こう、目の前に剣をかかげるような仕草から始まるのかしらなんて思っていたら、打撃判定に利用している電気審判機が正常に動作するかどうかの確認のためにお互いの防具に剣をぶっさしたりしてるし。
「騎士道精神」というぐらいだから剣道のような試合進行かしらなんて思っていたら、ポイントが決まったらオーバーリアクションなぐらいガッツポーズしてるし。
マスクをかぶっていて表情が分からないから、全身で喜びを表現してるとか?
何はともあれ、ドイツとの準決勝では残り数秒からの逆転劇や延長戦における幾度にも渡るビデオ判定のすえの勝利を生で見れて、終始鳥肌立ちっぱなしでした。
娘にはフェンシングをやらせてみようかなと思ったぐらい。
■
水球
「水中の格闘技」なんて勇ましい別名から想像するよりは基本的に動きがゆったりしているので、プールの授業を見ているみたい。
なんて思っていたら「反則が分かりにくいため、掴む、蹴るといった行為が日常的に発生する」から「水中の格闘技」なんて呼ばれてるんですね。なるほど。
■
近代五種
フェンシングができて、馬に乗れて、射撃ができて、泳げて、走れる。
参加できるだけで尊敬してしまいます。
が。
もちろん個々のスポーツだけで見れば専門選手と比べれば能力は劣る訳で、最後の競技である射撃/ランニングを見ているとボテボテとした体さばきでなんというか町内会の運動会を見ているようなのほほんとした気分になります。
オリンピック最終日の清涼剤というか。や、失礼な言い方ではありますが。
■閉会式
閉会式も開会式と同様、妙に長く感じる。
洋楽に詳しければ、もう少し違う感じ方もあったのかもしれません。
というわけで、ロンドンオリンピックの感想でした。
他には体操/新体操/トランポリン/ハンドボール/レスリング/マウンテンバイク/バスケットボール/エアピストル/クレー射撃/アーチェリー/バドミントン/サッカー/柔道/卓球/トライアスロンなんかをチラホラと観戦しておりました。
録画してまで観戦するような熱心さはなかったのだけれど、あらためて振り返ってみるといろいろ見てたのだなぁと。
なので放送時間があわなかったのか、カヌーやセーリングといった見たいと思っていた競技が見れなかったのが残念。
オリンピックを誘致したい!という情熱の源の一端を感じることができたような気がします。
やはりあれだけの祭典を自国で開催できるというのは誇らしいことですね。
Posted at 2012/08/19 08:59:13 | |
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ザッキ | 日記