今回から担当が設計士さんからインテリアアドバイザー(IA)さんに変わりましてインテリアの打ち合わせです。
と、その前に営業さんから地盤調査の報告。
ヘーベルハウスでも
スウェーデン式サウンディング試験を採用しており、100kgのスクリューを地面に突き刺しどのように沈み込んでいくかで土地の強さを調査するそうです。
もうこれが何の抵抗もなくスルスル沈み込んでしまったそうで。水脈もチラホラ。
10mの深さのところでようやく支持地盤があり、対応としてはその地盤までコンクリートの柱を埋め込みその上に基礎を建てるということです。
柱の数、実に二十数本。お値段200万円也。泣きたい。
中にはどこまで掘っても支持地盤がなく土地そのものを硬くする地盤改良が必要になったりスクリューがあり沈下に耐えるような柱を使ったりといろいろと悲惨な人もおられるようで、「運の悪い人の中では運の良い方」と微妙ななぐさめ方をするほかありません。
田んぼの造成に500万円、開発申請に100万円、柱に200万円…いや、これ以上は言いますまい。
さて本題のインテリアについてです。
まずは照明から。打ち合わせ初期に提出したアンケートには「照明はダウンライトを中心に」「間接照明を中心に」と回答していました。
玄関周りは前壁で玄関ドアを隠すファサードとなっているのでドアまでのアプローチにこもり感があります。それを照明でどう演出するか。
まあ演出なんて大層な話しではなくってアプローチを上から照らすか下から照らすかぐらいのことなんですがどちらが良いのかよく分かりません。
あとはセンサーを付けるかどうかとか常時点灯させておくのかどうかとか決めることが多いです。
小一時間悩むものだから、IAさんにも見切りをつけられてとりあえず次に。
玄関を入った土間部分は吹き抜けになっているのでここもまた吹き抜け部分をどう演出するか。
やっぱり良く分かりません。お客さんのことを考えると自分たちの好みだけってわけにもいかないですしバランスが難しいです。
ダイニングキッチンはわりとすんなりと進みました。嫁さんの城ですし。
ダイニングに面した大きな窓の上部に間接照明を入れる予定です。
少し悩んだのがダイニング上の照明をどうするか。
ルイスポールセンのペンダントをつろうとは考えていたのですがテーブルをどう置くかでソケットの位置が微妙に変わったり、テーブルの大きさによっては一灯より多灯の方が良かったり。
将来5人家族になることも想定して当初は6人掛けのテーブルを4人でゆったり使おうと考えていたのですが我が家のダイニングスペースではその大きさのテーブルはちょっと窮屈ということで。契約後のプラン変更時では置けるような広さにしてもらってたんですがコストカットの俎上にのぼり削っていたのでした。
ちうか契約時は今の広さで6人掛けのテーブルがプランに描かれていたのに打ち合わせを進めると「ちょっと狭いと思ってたんですよねー」。どういうことだよ。
というわけで広めの4人掛けテーブルを5人で座ることにしその中央にペンダントライトを一灯つることにしました。
リビングはダウンライトのみとなっており中央に3つテレビの上に2つ。
ここで私の発言「天井には何もない方がかっけーんじゃね?」。
加えて間接照明だけの落ち着いた雰囲気の部屋にしてはどうかという提言のつもりでした。
これは一般住宅においてはかなり割りきった考えらしく「お子さんがおられるので天井の照明はつけてください」とIAさんにもいさめられる始末。もちろん嫁さんからも反対をくらいました。
大人だけの時に光量を落とすことができるようにしておく、ぐらいが現実的な落とし所のようです。
階段でもまた私が「少し暗めの方がかっけーんじゃね?」と言いますと足元が暗いと子どもがあぶないでしょうがと総スカン。オサレな生活は難しいね。
寝室はがんばりました。みたびの「天井には何もない方がかっけーんじゃね?」。
まあ寝室なら…と嫁さんとIAさんが折れてくださり、寝室の天井には照明がありません。
ウォークインクローゼットの壁の上部を切り欠いていたので※そこに間接照明を入れるのとデスクライト/フットライトの組み合わせになります。「暗いっ」とは口が裂けても言えません。
※寝室も狭いので(5.5帖)できるだけ広く見せようと天井はクローゼットと一続きにしています。
その他、母や子どもの部屋はスタンダードにシーリング、洗面所などはダウンライトといった感じです。
続いて照明などを操作するスイッチ類の位置。
IAさんのプランをベースに生活動線を想像して若干の手直し。
まあこればかりは実際に生活してみないとどこに設置するのが自分たちにとって便利であったのか分からないですね。
ちうか生活動線を想像しながらっていうのが本当にややこしくてこの辺は嫁さんにお任せでありました。
玄関モニターやスイッチ類をニッチスペースなどに固めてしまうことも考えましたが都合のよい死角が見つからずかえってゴチャゴチャとした雰囲気になるかなあと思いスイッチ類は必要な場所に必要なものをといった感じで点在させることにしました。
次にカーテンです。
私がドレープカーテンの雰囲気があまり好きではないのでバーチカルブラインドやロールスクリーンを多用する予定。
窓が多くないからかカーテンについてはスムーズに進みました。
ちなみにカーテンを決める中で嫁さんに言われた発見がひとつ。
窓は大きい方が良いそれこそ壁一面窓ぐらいの方が良いなと考えていたものの電動シャッターを付ける関係でそれができなくなり残念に思っていたのですが実際にはカーテンを付けなければならずカーテンを開けた時にそれが溜まる場所が必要なので窓の両脇にはそのための壁があったほうが都合が良いのだと気づけ残念感も幾分弱まりました。
最後に床材と床の色を。
ヘーベルハウスが標準仕様として設定しているフローリング系の床材は大きくわけて3種あり、ひとつが普通(?)のフローリング、もうひとつが厚単板という合板の表面に本物の木をはったもの、そして三層無垢という無垢材です。
私達はフローリングの光沢が苦手なので厚単板を考えています。
普通のフローリングは表面の単板にプラスチックを充填しているためそれが光沢につながっているのかと思って。(その分丈夫でメンテナンス性に優れます)
ただ見本を見せてもらった限りでは期待したほど光沢が抑えられていません。
どうも表面の単板の違いだけでなく仕上げが普通のフローリングと同じワックスであることも影響しているのかもしれません。(三層無垢はオイル仕上げ)
床の色はブラックチェリーで考えています。
ただこれがなかなか曲者で階段の色と合わないんです。
階段に厚単板は使えず普通のフローリングになるのですがこれに設定されているチェリーの色と厚単板のチェリーの色が違いすぎるのです。うーん。
二階は費用の兼ね合いから普通のフローリングで。
部屋によってあれこれ床の色を変えるのは避けたかったのでこちらもチェリーに。
ただ子ども部屋だけは嫁さんの要望で明るめのビーチクリアです。
もうすでにとっぷりと日も暮れていたので最後に壁紙を何種類か見させてもらって続きは次回に。床材を中心に一度見直さないといけません。最後の方は疲れて思考停止に近かったですし。
お客さんによってはこれを一日で済ませてしまうというのだからスゴイですね。