涼たそのブログ一覧

久しぶりにケイマンに乗って、山の方へ走ってきました。

いつも一緒に遊ぶ後輩がBMW E46 M3を購入したんです。




M3をご存知ない方は、WEBで調べる方が詳しく知ることができますが…

3シリーズのボディに、BMWのモータースポーツ部門が開発した、レーシングカー直系のパワーユニットを搭載する。
3246ccの排気量と8000回転のレブリミット。NAながら343馬力を発生させる。
驚くべきは、高回転ユニットなのにわずか2000回転で最大トルクの約80%を発生させるフレキシビリティーに優れたところである。
エンジン・オブ・ザ・イヤーを2001〜2005年まで連続受賞した珠玉のエンジンユニットである。
エンジン単体でみれば、使われる技術はBMW(M)はポルシェをも上回る…とさえ思っている。


久しぶりにBMW M社のエンジンを味わったのだけれど、これがもうゾクゾクするほど素晴らしくて。

それで少し感化されたこともあり、久しぶりにケイマンで山へ走らせに行きました。


コレは個人的な感覚のお話しなんですが、

同じ走行距離を走ったポルシェとBMWがあるとします。それぞれの劣化の具合が違うのだなと思ったんです。昔、乗っていたBMWの劣化、そしてケイマンの劣化。

一番違うのはアシだなと感じました。

今回から今までの乗り方から少し変えてみました。いわゆるコーナーからの立ち上がりを重視した乗り方に。
未完成でも少し新しく感じたことがあるんです。
10万kmを超えたケイマンのアシ…
もちろん減衰は無く、ストロークする度にガスの抜けた音が聞こえる。
それでもコーナーでの頭の入り方、脱出時のトラクションはFR車とは違う感覚。
旋回中は、運転席辺りを中心として旋回し、コーナーが思ったより深くても、ステアリングを切り出せば更に一段階曲がってゆく。
わずか245馬力なので大したことないはずなのに、後輪へのトラクションがよいのか？前へ押し出す力が245馬力には感じづらい。ハイグリップタイヤでなくとも、コーナリングに関しては10万kmとは思えない感覚だった。
この足まわりの劣化具合(耐久性というべきか？)が、ポルシェとBMWの違いだなと感じた。
特にBMWの方がブッシュが乗り味の要となっていて、ダンパーの抜け方も違う。

何というか、部品の耐久性も含めてポルシェはやはりポルシェなのだと…。
ポルシェはホイールベースが短い…故に直進安定性が低くてもおかしくないはずなのに、とても真っ直ぐ走る。
会社としての経営の仕方や最近の売り方に疑問点はあったとしても、走らせることに関しては間違いはないのだなと…。

ノーマルのままでは、エンジンがモサッとして眠たい感じがするのはいただけないかなと思うけれども(GT系を除く)
エンジンから得られるドライバーへの刺激は間違いなく、BMW Mの方が優れていると思った。

やはりクルマは色々違って、それぞれに魅力があっておもしろい。
ずっとずっと、永遠に乗っていたい。