涼たそのブログ一覧

気に入って購入したクルマ。
そのクルマを何年も乗る。それは容易いようで、実際にはいくつかのハードルがある。

故障。消耗品。そのクルマ毎の弱点。車検。税金。
クルマは乗らなくても所有するだけでお金がかかるもの。
なるべくならお金はかからない方がいい。

趣味だ生きがいだと言っても、明日の食うお金に困るほどになれば、クルマは移動の道具にせざるを得ない。クルマの場合は生活の道具と趣味を混ぜやすいので、混同しがちになるけど、クルマに人生をかけるほどの物ではない…という意見も理解できる。
ただ個人的な気持ちとしては、骨の髄までクルマ好きなので、一般的な方が好む現代的なクルマには惹かれない人種(古くさいメカニズムのクルマが好き)なので、クルマあっての人生だと思っている。

今年は我が家が所有する全てのクルマが車検を迎えるため、綿密な計画を立てないとやりくりが難しくなっている。
ケイマンのチューニング&リフレッシュを進めたいところだったが、ここにきて通勤用に使っているスバル製プレオのオイル漏れが発覚した。
プレオ好きにしか分からないネタになってしまうので詳細は控えさせてもらうが、
①車検
②オイル漏れ修理
③どうせ修理するならまとめて

①から③を実行すると、恐らく30〜40万円の出費となる。
そこまで修理を済ませれば、車検を除いて10万km(5〜6年)は安心して乗れるようになる。そして10万km後には再びタイミングベルト交換が待っている。

さて、今回のネタはクルマの乗り換えの話だ。
いま乗っているクルマは燃費どのくらい？
リッターあたり、10km？15km？
それをハイブリッドやクリーンディーゼルに乗り換えたら燃費は良くなる？

僕の場合、年間走行距離は2万km。
燃費は12kmくらい。燃料はハイオクだ。
それを例えば、マツダのデミオのディーゼルに乗り換えたとしよう。


デミオXDのMT車だ。
ネット上では20km前後の燃費らしい。僕の場合は短距離走行は少ないので、ススの発生の心配はあまりしていない。むしろ僕のライフスタイルにディーゼルは合っている方だ…と思う。
燃料はハイオク→軽油へ。
燃費は12km→20kmへ。

これだけ見ると、あっという間に車両代金を取り返せるんじゃないかと思うだろう。
だがしかし、軽自動車の自動車税、高速道路料金、車検代など、目に見えるランニングコストを計算してみた結果
僕の使い方では、軽油で1L/20kmになっても年間で8万円しか浮かないことが分かった。
8万円も浮くじゃないか！と思う方もいるだろうが、そのコストに車両購入代金が入ってない。ここがミソで、燃費悪いから買い替えようと家族が言うから買い替えをした家庭は沢山あるだろう。
でもクルマを買うとお金がかかるので、何年で取り返せるのかを考えなければならない。

少し話はそれるかも知れないが、こち亀にこんなお話しがある。買い替えないことが一番のエコだという話。



たとえ燃費がよくなっても、他の税金や買い替えコストがかかれば、元を取るのに何年もかかる。


クルマを買い替えて年間10万円浮くとしよう。そこで100万円で通勤用のクルマを買い替える。10年で取り返せる。
簡単に10年というが、人生の中で10年同じクルマを所有するというのは実際には一言で片付けられない。車検、その間の突発的なトラブル。

そのクルマ(モノ)に対する愛情が無ければ、10年所有し続けるということは大変なことである。
もちろん、自分の心が満たされたり、飽きたり、ライフスタイルが変われば、乗り換えは仕方ないことだと思う。そういう話は別。
クルマに愛情のカケラさえない、興味がない方はただの道具なので、ここの話と同列には出来ない。例えばクルマじゃなくても、ギターが大好きな人と興味がない人のギターの所有感は一緒に出来ないのと同じ。

修復して乗るか、買い替えるかはその方の自由だが、『いま売っているもの、いま中古で出回っているものは後で買える。現時点で古いモノは、今使い続けなければ、先では手に入れられないかも知れない』と思ってきた。

同じモノを長く所有することは、エネルギーとお金と愛情が必要。
某女将さんが言ってたのとちょうど同じですね。
そこに愛はあるんか？

先週妻とバラ園に行った時の会話。

金銭的な理由や世の中の環境がスポーツカーを一切許さなくなった場合を除いて。
スポーツカーを降りるときはいつか。
70歳になってもポルシェに乗るのかという話になった。
妻は少なくとも今のようなケイマンに乗ることは反対だと言う。それは何故か。

スポーツカーを【らしく走らせられなくなるから】とだけ言っていた。
クルマにとっても意味は薄くなり、スポーツカーに乗るには身体的能力も強度も必要だからである。もちろん、すべての問題がクリア出来ているなら問題はないのだろう。

これをもう少し話を広げて、スポーツカーどころかクルマにすら乗れる能力が無くなったら…と仮定したらどうだろう？
少なくとも【一般的】なクルマよりもスポーツカーはドライバーへの求められる能力は高い。ステアリングやペダルの重さ、乗り降りのしやすさなど、色々と緩くないからだ。
クルマから降りなければならないときは必ず来る。どんな人にも。
先に来るのはスポーツカーから降りることだ。
その後にクルマから降りるときが来る。

いつか大好きなスポーツカーから降りなければならないなら、働き盛りで身体も目の衰えも少ない今のうちだろうということで、妻と話してケイマンへ乗ることを決めた。というより、妻がそう言ってくれた。
衰えてからも乗れるけど、楽しく乗れるのはいまの年齢層のうちだと。
それが何歳なのかは人それぞれ。

そう言えば似たような話を知人から聞いた覚えがある。
洗車場で洗車していた時のこと。
隣には空冷ポルシェを洗車する御仁。不意に話しかけられ、こんなことを言われたそうだ。
『その車、いつまで乗るの？』と。
そりゃもちろんいつまでも乗りますよ、と。
『いつか身体や目が追いつかなくなる日が来る。いずれ分かる日がくるよ』
年齢と共に趣味や楽しみ方も変化させていかなければならないのだろう…。





雑談になりますが。。。。
毎日毎日、コロナウイルスのニュースが駆け巡る。
やれ、どこでは何人感染しただの。街で外飲みしている人がいる…だの。
5分も朝のニュース流していれば、嫌でもそんな話が入ってくる。

ちなみに僕はニュース番組を見ることをやめた。ニュースを見なくなったおかげで、起こった事に対して何も文句が出なくなった。自分が文句を言っても何も変わらない。

何故ニュースを見なくなったのか。
ニュースは人が正義感や人それぞれの感想を持ち、議論させたり文句を言わせるような内容が多い。
ネットでもTwitterでも、ニュースが議論となりまた広がる。○○の犯人は頭がおかしいとか、○○だからダメなんだとか、そうやって人に意見や想いを持たせる。
それが狙いのうちなんだろう。世の中をざわつかせたいだけの内容が多い。
自分は正義の味方でもないし、評論家でもインフルエンサーでもない。

世の中の毎日現れるニュースを気にしていては、自分のやりたい事、やらなければならない事、楽しい事などに気を向けられない。
だから僕は、いちいちニュースをみてボヤいたりすることやTwitterなどの議論や誰かを叩くようなネタに付き合うのはやめた。自分の限られた時間が勿体ないしエネルギーを使うからだ。
そんな事に時間を使うより、他の事(自分や自分の回りにいてくれる人のため)に時間を使いたい。

ではニュースをどうやって知るのか。
それはニュースのサイトをザクッと見て、知りたい情報だけピックアップする。必要ないことは見ない。テレビから流れるような、一方的な与えられるニュースは自分にとっては不要で、必要なら自分から取りに行く。

僕はSNSでアレコレ議論するのは好きではない。そのために色々と書いているわけではない。信じたい情報だけ信じてくれて、知りたい人だけ話しを受け取ってくれたらそれでいい。
他人に向けて書いているようで、実は自分の為に書いている。

宇多田ヒカルさんが言っていた事なんですが…
『一人になりたいからゲームやるのに、ゲームの中でも他人と関わりたくない』
やれ他人と協力したり、クランに加入しろだの。面倒くさいったら。
彼女の世界観、本当に好き。

イイネと思わなければイイネを押さなければいいし、合わなければスルーすれば良い。大人なんですから。
合う人、合う部分だけ、よろしくすれば良いと思うんです。100%は合いっこない。

100%合うのは自分だけ。
自分を律するのも自分を癒せるのも、自分を褒めてあげられるのも、みんな自分だけだから。
100%合う人がいる、もしくは100%でなくても十分心が満たされる方は…この話はムダでしたね。すみません。

ここにまとめるのも、自分の気持ちを整理したり自分にその時あったことを残しておきたいからだ。
俺はこう思うんだよね…なコメントは、顔が見えないぶん、トゲが刺さりやすいので気をつけてコメントしないとトラブルの元になりやすい。
そんな過ごしにくい世の中になりましたね(´-ω-)
ネットが無かった頃には、もう戻れない…。