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涼たそのブログ一覧

2024年10月31日 イイね!

LEDヘッドライトをデータで表す

よくある、LEDヘッドライトの広告。
10000ルーメン!強烈な明るさ!

こういう商品説明はすごく多いです。
本当にそのようなLEDヘッドライトは明るいのか。
どのくらい明るいのか。
それを消費電力から数値化してみました。

そもそもLEDは熱に弱いです。
どれほどカタログ値がすごくても、それを維持出来なければ本当に明るいとは言えないのではないか。
点灯直後は明るくても、点灯直後の明るさをずっと維持できないなら意味がないのです。
カタログのスペックや主観はアテにならない。実測値を出したい!知りたい!と思い、テスターで計測してみることにした。

たまたまネット通販で見つけたH4のLEDバルブ。
片側100wのバルブ。これが本当なら、あらゆるLEDバルブの約2倍となる。
街中を走る新型車のヘッドライトに勝るとも劣らないほどの明るさだろう。
先日のアマゾンプライムセールでこの商品を買うことにした。

左側が100wの消費電力の明るさを謳うぶーぶーマテリアル。
右側がHID屋の55w LEDヘッドライトバルブ。

まずは普段から使用しているLEDヘッドライトバルブから調べてみた。
【HID屋 Mシリーズ】
カタログ値 55w
・点灯直後 12.5V×3.9A=48.75w
カタログ値からの維持率88.6%
・電力安定後 12.5V×3.0A=37.5w
維持率68.1%


・エアブロー冷却時 12.5V×3.3A=41w

バルブに風を吹きかけて、バルブ本体の温度を冷やしてみました。すると、数値がリアルタイムで変化しました。

総評として、55w LEDだと思って使うと、実際には37.5wの LEDだということです。


【ぶーぶーマテリアル H4】
カタログ値 100w
・点灯直後 12.5V×5.9A=73w
カタログ値からの維持率75%

この明るさの数値を維持できれば、最新の大型トラック並みに驚くほどの明るさで路面を照らします。
カットラインは悪くないけどバッチリというほどでもない。ちゃんと光軸を合わせたらパッシングはされない。


・電力安定後 12.5V×3.8A=47.5w
維持率47.5%
・エアブロー冷却時 12.5V×4.8A=60w


バルブの熱を抑えることができれば、60wの明るさを維持できるかも。
カタログ値通りとは言えないものの、カタログ値から剥離した数値を戻すことができる。
LEDは熱に弱いということは、どうやら本当であることを実証できました。

こちらもメーカーは日本。恐らく日本で企画したものを海外で作らせた商品です。
もしくは海外製品に、日本メーカーの名前を冠したもの。
実際には海外製品と呼んでも差し支えない物かと。
カタログでは100wだと大きく謳っていますが、実際には半分以下の47.5w出力でした。
この100wを謳うバルブのみ、温度も計測しました。

【気温24°】
・点灯前 24.8°

・点灯1分後 70°


・最高温度 91°


【ブロアファンを使用して送風】
フロントグリルにダクトホースを装着。


ブロアファンで冷却すると71°に下げられる。
冷却を止めるとすぐさま80°を超える。
ヘッドライトを消した後、風で30秒冷却すると54°まで下がる。


ヘッドライトを点灯した直後は75wという強烈な明るさだが、点灯してからものの1〜2分で70°まで上がると明るさを維持することができない。
最終的には90°以上まで熱くなり、出力は47wまで下がる。これがこのバルブの本当の性能です。
結局はカタログ数値に近い明るさを維持出来なければ、どれだけ大きな数値でも意味がないということですね。

今回は安かろうまあまあだろうというメーカーと価格でした。
これが大手国内メーカーのPIAA、IPF、日本ライティングなど作りと排熱までキチンと考えられた製品なら、カタログ値との剥離も少ないのかもしれないですね。
もしアレもコレも切れたら、日本ライティングやIPFなどの大手のしっかりしたメーカーから選択してみようかな、なんて考えています。
Posted at 2024/10/31 08:05:13 | コメント(3) | トラックバック(0)
2024年10月20日 イイね!

986ボクスターの感想

986ボクスターの感想いつも遊ぶ後輩が、986ボクスターを買いました。
E46 M3からの乗り換えです。

クルマ好きの諸兄はご存知かと思いますが、90年代にポルシェが傾いた会社を立て直すために発売した起死回生のクルマです。



このボクスターは、最初は2.5リッターの6気筒でした。
次に2.5が2.7リッターに排気量があがり、スロットルが直接のワイヤー式からフライバイワイヤになりました。
今回後輩が購入したのは2.7リッター。左ハンドルMT。
幌がレッドで張り替えられて、18インチを履いていました。
サスペンションはビルシュタインの純正形状ダンパーでリフレッシュ。
その他はブッシュ類も打ち替え済み。
オイル交換は5,000kmでされてきたポルシェディーラーのステッカーがたくさん貼られています。
そしてサクラムのマフラーが取り付けられており、まだピカピカでした。
前オーナーさんは美容関連の仕事で全国を飛び回っており、空冷ポルシェも複数台所有している方とのこと。

ぱっと見、車体はピカピカというわけではなく、少し年数なりの疲れは見える。しかし、クルマから漂う『多少は年数なりの劣化はあっても、手をかけられていた』ことが分かる。

試乗してみると、E46M3のような特別でパワフルさを感じさせるエンジンが搭載されているわけではない。
6気筒ならではの緻密さと、程よいトルク。回転が上がるにつれて艶やかな音色に変わる。
サクラムのマフラーもまた、純正の良さを殺してしまわない非常にジェントルな音色だった。
2〜3千回転での踏み込みで聴こえてくる低音。回るにつれて乾いた高音に変わる。

ハンドリングはやはりポルシェはどこまでもポルシェ。
どこを踏んでいるのか。どちらを向いているのか。それが分かりやすい。
ステアリングを切ると一瞬の間があって、そこから反応しだす。その一瞬の間の置き方がドライバーに対してすごく自然。こういうステアリングフィールは設計だけでは作れない、メーカーやテストドライバーが味付けを分かっている。

986ボクスターが当時よく売れた理由が分かる。
全てにおいてスペシャルさはない。動力性能やエンジンの味。シャシー剛性。
そう言ったものがバランスよく調律されて出来上がっている。その上でさらにオープンエアを感じられる。
中古車価格が安かろうが、古くなろうが初代ボクスターはやはり運転していて楽しい。
新しいモデルからは感じられない『生っぽい』操縦感覚だけは負けない。



こういうクルマに毎日乗れるというのは、それはまた贅沢なものだなと思う。
Posted at 2024/10/20 16:16:09 | コメント(1) | トラックバック(0)

プロフィール

「@係長レーシング さん
仕事紹介してください!(笑)
神戸行きますので(   ◜ω◝ )」
何シテル?   04/13 18:21
僕が産まれる前に、父親がナローポルシェに乗っていたらしい。子どもの頃、ポルシェの模型を見ながら育ちました。4歳くらいの頃、父親がスカイラインに乗っていました...

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