S13シルビアでさえ旧車扱いされている昨今、そのさらに前の型のS12シルビアは現存台数はもうかなり少ないと思います。
S13が売れた事は今でも多くの方の記憶にあると思いますが、そのさらに前の前のモデルにあたる、S110も大人気でした。
ヒットした後のモデルは売れないなんてジンクスがありますが、S12はその喩えそのものだったかと思います。
そのS12シルビアは↓こんな車です。
前期3ドアハッチバック
後期2ドアハードトップ
画像では前期に3ドアハッチバック、後期に2ドアハードトップを用意しましたが、前期 後期共に2ドアも3ドアもあります。
トップグレードは共にRS-Xですが、前期のパワーユニットはDR30鉄仮面でお馴染みのFJ20ET、
後期のパワーユニットはS13シルビア前期にも搭載されたCA18DETですが、共にインタークーラーはありません。
ちなみに前期のRS-Xにインタークーラーを付けなかった理由は車両価格を抑える為のようです。
また前期にはがゼールという兄弟車もあったのですが。、こちらはマイチェンされる事無く ひっそりとその名を消しました。
(ー_ー;)
またこのシルビアのマイチェンでは先も触れましたが、珍しい事にマイチェンを機にエンジンが変わった事でパワーダウンしています。
数字で表すと前期のFJ20ET は190psで、後期のCA18DET 145psとなります。
単純に数字だけを見ると45psものダウンとなりますが、盲点なのがこの頃のパワー表記。
S12の前期やZ31の前期が販売していた頃、エンジンパワーは まだグロスで表記されていましたが、上記のモデルがマイナーチェンジを迎える頃はネット表記されていました。
グロスやネットってなんぞね?
という若い方に説明させていただくと、グロスとはエンジン単体でパワーを計測した数値で、ネットとは車体に乗せた状態でのパワーを計測した数値だそうです。
(ネット)≒(グロス)×0.85らしいので、それを当てはめるとFJ20ETはおよそ160psなので、実質は15psのダウンでした。
当時はまだ燃費よりもパワーが重視されていた時代。
FJ20ETの荒々しいエンジンフィールはシルビアの車格に合わないと判断されたのか、
はたまたただ単にスカイラインがR30から31に変わった事で、さほど売れていないシルビアのためだけにFJ20ETを 作り続ける必要が無いと判断されたのかは分かりませんが、S12シルビアがおとなしくなってしまった印象が当時ありました。
まぁたしかにマイチェンでスッキリした外観になったのですが、結果的に販売につながる事にはなりませんでした。
僕もS12の前期RS-Xを探した時期があったのですが、2ドアはあったものの、3ドアが無くて諦めた事があります。
個人的な意見を言うと2ドアハードトップのリアウインドウの傾斜が、当時あったオースターやスタンザのリアウインドウの傾斜とさほど変わらないように見えたのも販売不振の要因だったのではと思います。
え?
オースターやスタンザを知らない?
( ̄▽ ̄;)
これが↓オースターで、
こちらが↓スタンザです。

どちらも日産の名車ですよ♪
("⌒∇⌒")b
おまけのブログ
今回取り上げたS12の前の型にあたるS110シルビアですが、僕の初めての………というか、その前の●免許時代の愛車がS110シルビアのハッチバックでした。
勤め先の事務員さんのお父さんが車を変えるからと譲っていただいた車で、当初はこのシルビアで八六キラーを作ろうとしていましたが、とある事情でシルビアは廃車。
以来スポーツカー禁止令がしかれてしまったという黒歴史があります。
もう30年近く前の話しなので堪忍してください。
m(__)m
もちろん反省はしております。
Posted at 2017/10/18 18:02:30 | |
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