SCCC　リトルカブ　EV化への道　その3（バッテリー編）

今回は動力バッテリーについてです。
EVモーターは直流48Vの電源を要求しております。
問題はバッテリー容量をどうするか！
これは満充電で走ることのできる航続距離に関わってきます。
つまりは航続距離を何キロと想定するかで選定するバッテリーを選ぶ必要があります。

このカブの使用目的を通勤とし、通勤距離は約10㎞、往復20㎞です。少し寄り道をすることも計算すると25㎞以上でしょうか！
電欠付近を使うのは精神的にも苦痛ですので最低限この距離に10㎞の余裕は欲しいところ。
そして、外気温によるバッテリー性能低下も考慮すると40㎞以上の航続距離を目標に立てました。
その上で選定したのがこのバッテリーです。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー　24V　40Ahを2個直列で繋ぎます。

バッテリーはホンダ純正の金属製リアボックスに搭載することにしました。
金属製で安心である点、サイズが丁度良かった点が選定の決め手です。充電器も含めこのケースの中にピッタリ収まります。
（荷物は入りませんが（苦笑））

この金属製リアボックスを搭載するにあたり、リトルカブの小さなキャリアでは無理ですので大型キャリアを取り付けました。

ボックス底面をアルミ板で補強し、バッテリーの搭載です。バッテリー重量は9.5㎏が2個ですのでまぁまぁ重たいです。飛び跳ねないよう荷締めベルトでしっかり固定し緩衝材で隙間を埋めました。

搭載のイメージを膨らますための仮合わせします。本来は縦に設置するタイプですが、重たいバッテリーを少しでも中心部に配置したい為に横向きに設置しました。
銀行員のようなスタイルが似合うのもカブならではの良い点ですね！

バッテリーの直列接続の間にコンタクターを設置しました。モーターのスペック１０００W、電圧４８Vですのでそれの対応する接点のスペックで尚且つ制御コイル電圧１２Vの物を選定しております。
キーONでこのコンタクタが動作し、４８Vをコントローラーへ供給する仕組みです。

Sanuki Classic Convert EV Club（通称：SCCC）では『誰もがクラシックカーを楽しめるような新しい時代の創生』はもちろんのこと、『メンバーや関係者皆が楽しめる活動』をモットーにうどん県にて非営利プライベートグループとして活動しております。
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