
自動車のコントロール系は(コストダウンのため?)センターの巨大メーターに集約されてほとんどタッチ操作になってきておりテスラやBYD、既存のメーカーではボルボなどが典型的ですが、異を唱えるメーカーもあるようですね。
メルセデスベンツは車内のコントロール系に
物理ボタンを再導入する方針になったようです。ソフトウェア部門責任者のマグナス・オストベルグ氏よると、「物理ボタンの優位性を示すデータがある」そうです。
新型のGLCのステアリングホイールには左右2列のスイッチ類があり、上段のものはクリックボタンやローラーでメニューの移動やスクロールが出来るようです。このスイッチ類だとメニューの選択や移動などは楽で、タッチパネルの操作は最小限で済みそうです。
これに比べるとBMWのiX3はレーンキープのスイッチやオーディオの音量、ハンズフリー電話のスイッチくらいしかなく、残りの操作は音声入力かタッチパネル頼みのようです。
個人的にはG20のLCIが代車に来た時にiDriveの操作性も退化しており、助手席の姫の言葉に勝手に反応して助手席側のエアコンが勝手に1度下げられたり、と使い勝手には不満があったのでノイエクラッセのようなタッチパネルオンリーの操作システムには否定的です。
物理ボタンを再導入する方向に向かったメルセデスベンツや従来の操作系と大きく変わらないアウディに対してBMWだけがEVメーカーと同様のタッチパネルオンリーの操作系に走っていますが、走行中にどちらが安全で操作しやすいかは正に「一目瞭然」のような気がします。
これはドイツだけの問題かもしれませんが、超高速で走るアウトバーンではちょっと視線を外した隙に何百mも走ってしまう危険もあるので、やはり従来方式の操作系の方が安心出来ますね。
メルセデスベンツは色々検証の結果物理ボタンの再導入に踏み切った訳ですから、コストの問題を気にしなければ従来のような操作系の方がやはり人間に馴染むシステムのような気がします。
BMWがノイエクラッセのようなやや一般的なグレードのみにこのタッチパネルシステムを採用するのか、今後の5シリーズや7シリーズ、アルピナにもこのタッチパネルを採用するのか興味がありますが、もしアルピナの車内がこんな感じになったら、従来のオーナーは買わない気がします(爆)。アルピナは7シリーズ以上のクオリティを目指しているようなので、ロールスロイスやベントレー、アストンマーティンレベルの内装にして欲しいですね。
Posted at 2025/09/26 00:50:36 | |
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