タイヤ交換とカーナビ調整のために入庫したALPINA D3 Biturboの代車に来たのは、いつもの116i…かと思ったら、オドメーターが800Kmの新車でした。
「これはもしかして直噴になった新型かな?」と思いつつ乗ってみます。車検証を見ると、やはりN43B16Aの新型エンジンでした。シート調節は相変わらずしっかり決まって(実は、1シリーズの方がシートバックはほとんど直立に近くなるので、この点だけはD3より良いです)、エンジンをかけたら結構静かです。ALPINA D3 Biturboより静かなのに、ちょっとびっくり。
更に、走り始めから違います。エンジン始動直後でアイドリング回転が高めな事もあったかと思いますが、スタートの出足からして予想より力強くなっています。
本格的に走り始めてもその印象は変わらず、街中では非力な印象はありません。代車なのに、マニュアルシフトで慣らし運転をしていますが(笑)、3500回転も回せば、山道でもほとんど不満のないレベルです。まるで(直噴でない)120iになったくらいの変化です。コーナリングも素直で、細いタイヤの割には楽しいです。でも、重量配分は710/680Kgで、116iでもほんのちょっとトップヘビーなのですね。
ATを普通の「D」モードのままで運転すると、2000回転以下でどんどんシフトアップしてしまいますが、それでも加速に何の問題もありません。かなりトルクアップしている印象です。
電動になったパワステも、適度な軽さで違和感もなく、非常に好印象です。これで疲れなくずっと走り続けられる感じになりました。
まだ4000回転までしか使っていないのと(笑)、慣らし運転のためアクセル開度は1/2以下ですが、この状態でもOKです。以前は「やはり116iはちょっと我慢の車だなぁ」と思っていましたが、新型のモデルであれば、以前レンタカーで借りた3Lのクラウンロイヤルと比べても、こちらを取ります。運転の楽しさ、しっかり感が段違いです。
高速道路に乗ると非力な面が見えてくるのかもしれませんが、排気量から予想するよりパワフルで、運転も従来以上に楽しい車になっていました。35 GT-Rではありませんが、モデルチェンジに等しいくらいの変化です。
こんな感じで、2000回転以下は使わずに走っているのに、燃費も10Km/L以上走っていますから、普通に運転していればもっと良いはず。前のように、1.6Lの割には燃費が…という事もありません。
この出来なら自分で乗ってもいいかと思いますし、友人に聞かれても「気に入ったら乗ってもいいと思うよ〜」と素直に答えられます。こんなに進歩するとは思ってもみませんでした。
1.6Lがこんなに良くなっているのなら、120iや320iも是非試してみたいですね。
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試乗インプレ | クルマ
Posted at
2010/12/02 12:53:43