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2014年07月28日

我が意を得たり…ALPINAとMの違いについて

我が意を得たり…ALPINAとMの違いについて 最近は自動車雑誌のアルピナ関係の記事が微妙に物足りなかったり、CG TVでのB3Biturbo/D3Biturboの紹介も今一つの印象だったのですが、先日手に取ったこちらの雑誌はなかなかいい所を突いていました。




詳しくは実際にお読みになった方がわかりやすいかと思いますが、沢村慎太郎氏によるALPINA D3 Biturboのインプレッションでは、ディーゼルエンジン特有のアクセル操作に対するトルク反応の忠実さと大きさをきちんと美点として表現していました。「トルクの太さをドライバビリティに利用しているようだ」というコメントはディーゼル好きな方は激しく同感されると思います。


M3が4速以下のギアでは回転上昇で加速に持って行くのに対して、D3 Biturboではエンジン回転が上がるのを待たずに加速Gが立ち上がる、といった違いを示しているところもさすがだと思います。以前の試乗で感じたALPINA B3 BiturboとD3Biturboの違いそのままですね。


そしてM5とD5Turboとの比較でも、動力性能では及ばないもののアルピナのハンドリングや振る舞いの違いを指摘していて興味深いです。ALPINA同士の D3 BiturboとD5Turboの比較でも、馬力で一歩譲ってもハンドリングに優雅さがあるD5Turboに魅力を感じているようで、これは新型のALPINA D3 Biturboが発売されてもD5Turboの売れ行きが落ちない実際の現象を見ても納得出来そうです。D5Truboのオーナーの方は胸を張って良いと思います。


そして、MとALPINA全体の比較においても「Mは機械工学だがアルピナは文学である」という言葉に始まり…後は購入されるか立ち読みでお願いします(爆)。


それにしても、「アルピナの味はそれ自身に完結はせず、ドライバー情緒に世界観という抽象を描き出す。ドライバーの運転操作の強調によって作り出されたそれは、そのドライバーを虜にして、アルピナの忠実なリピーターにしてしまう」といった下りもオーナーさんならかなり実感出来るのではないでしょうか。


まるで「かつてオスカー・ワイルドは…」で始まるアルピナの取り説にも似た文脈で面白いですが、この沢村さん、分析力は物凄いですが車はあまり褒めないのでやや読後感が味気ないのが難点ですね(笑)。御本人はどんな車に乗っておられるのか、ちょっと興味があります(爆)。


実際にはMモデルの方が物理的な速さや正確さを目指して造られている気がしますので、その時の状況によってはAUDIのRSやメルセデスのAMGが共通の購入対象になりそうですが、ALPINAはちょっと違った立ち位置だと思いますし、ずっとそうであって欲しい気もします。





普段はM3のライバルと言えば同じガソリンツインターボのB3Biturboになるはずですが、こんな比較映像もありました。D3Biturboでも意外と負けていないのがちょっと嬉しいです。こちらに日本語訳も載っているので、興味のある方は参考になさってください。


ところで、こんな記事を見ていたら「4のグランクーペと3-GTはホイールベースが同じ」だとか、「435iはパラレルターボ」とか、嘘ばっかり書いてありました。著者の肩書きを見ると「日本自動車ジャーナリスト協会)会長/12~13年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員」とあり、普通だったら重鎮で大御所の方のはずですが、何の勉強もしていないのですね。本当にジャーナリストを選んで記事を読まないと参考にならないですね(爆)。
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Posted at 2014/07/28 13:57:34

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この記事へのコメント

2014年7月28日 16:54
確か彼はフェラーリ328GTBかGTSのエンジンを縦置きにしちゃった変なモデルに乗っていたと思います。そして、褒めちぎるのは現代のマセラティより、むしろデトマソ時代のマセラティであったり、相当に好みが変重していますが、まぁそれはそれで良いですよね。

問題は、好みを別としてその個体がどういうモノなの冷静に、きちっとした尺度でみられているか、だと思います。現在活躍されているライターさんでそれが欠損している人が多いのは問題です。まぁ出来ない事情があるのかもしれませんが・・・。
コメントへの返答
2014年7月28日 17:53
コメントいつもありがとうございます。

へー、そんなモデルに乗っていたのですか。何とも評価のし難い車ですね。でも、私もマセラティはデトマソ時代の方が好きだったりしますが(爆)。

車の運動性能や過渡特性をきちんと評価出来るライターさんはなかなか少ないようですね。まあ、正直に書いてしまうと支障がある事情も確かにありそうですが。でも、その結果としてメーカーの広報資料のコピペみたいな記事が氾濫しているのはちょっといただけないですね。難点を微妙に行間に匂わせつつ、新車を褒めるようなテクニックを磨ければよいのでしょうが、難しそうですね。
2014年7月28日 20:12
ふふふ。YouTube動画アップしようか迷っていました。
スティーブ・サトクリフの評価はけっこう信用しています。
ALPINAでしかもD3乗りとしては嬉しいですよね。
あとでトラックバックさせていただくかもしれません。
コメントへの返答
2014年7月28日 20:36
おお、やっぱりチェックされていましたか。スティーブ・サトクリフ氏の評価は信用出来るのですね。AUTOCAR誌はなかなか興味深い記事が多くて、日本語版の雑誌も面白いですね。ALPINA乗りには結構楽しい号でした。
2014年7月28日 20:15
沢村さん(といっても勿論会ったことはないですが)は、良い意味で孤高の評論家という印象があります。早稲田の文学部の出身とあって、なのに機械に詳しくてやるなぁと。加えて執筆している先も、もっと多くてもいいのに、と思います。もしかすると、メーカー紐付きみたいなことは好まれない、TVバラエティ化する車雑誌と距離を置いているのかな(いま何に乗ってますの情報はかなり出て来ますね^^;)、しかし逆に食い扶持はどこで得てるんだろうか、などと色々考えてしまいます笑
コメントへの返答
2014年7月28日 20:45
どの記事を読んでも本当に車の挙動やダイナミクスを的確に把握しているなぁ、と感心する事しきりなのですが、一般受けはしなそうですね(笑)。文学部の出身であれだけの記事を書けるとは、普段からかなり勉強されているのでしょうね。

でも、歯に衣着せぬ評論記事なので、手広いお仕事は出来ないのかもしれませんね。確かに食い扶持の心配してしまいますね(爆)。
2014年7月28日 22:37
こんばんは、マル運です。

情報有り難う御座います~
これから、コンビニと併設の本屋さんに行ってきます(^O^)

胸を張って良いのですね~(^^ゞ
コメントへの返答
2014年7月28日 22:56
こんばんは、コメントどうもです。

ページ数は少ないですが、読みではありますね(爆)。

D5Turboはアクティブステアリングを敢えて採用していない分、ハンドリングが上質で磨き抜かれているようですね。3と5の違いが出ているようです。羨ましいですね。
2014年7月29日 0:26
こんにちは。

>ドライバー情緒に世界観という抽象を描き出す。
この表現好きです。

ALPINAは少しだけ試乗したことがあるくらいで、ほぼ未体験です。

文学ですか、、本屋に行ってみます。
コメントへの返答
2014年7月29日 8:06
こんにちは、コメントありがとうございます。

普通のインプレッション記事だとどこかで聞いたような文句ばかり並んでいますが、沢村さんの記事は一種独特ですね。もしかすると、ある程度車を乗り込んだ方でないと分かりにくい表現なのかもしれないですが。

ALPINAは街中のちょっとの試乗よりは乗れば乗る程味が出てくるような気がします。そういう意味ではちょっと敷居が高い車かもしれませんね。

他の記事も楽しいので、是非お読みになるとよさそうです。
2014年7月29日 10:33
ディーゼル好きな方って何でなんろう?といつも思ってたんですが

「ディーゼルエンジン特有のアクセル操作に対するトルク反応の忠実さ」

がポイントなんですね。
トルクはあるけど全然エンジンが回らない、アクセルに対して回転がきちんと上がっていかないとダメな人な私などとは相容れないわけです。
ディーゼルって補正しててもどうしても回転もバラツキますしね。

因みに昨日の朝、会社の前でブルーのアルピナD5見ました。
日本には何台入っているのかな?
RANちゃんのお知り合いだったり(^^;
コメントへの返答
2014年7月29日 13:15
ディーゼル嫌いな方には特におすすめしませんし、説得もしませんので大丈夫です(爆)。車には色々な楽しみがあっていいと思います。

自然吸気のスポーツエンジンは今や絶滅危惧種なので、新車で手に入れるならランボルギーニかバイクくらいでしょうか。フェラーリもカリフォルニアはターボになってしまいましたし。次期AUDI R8はどうでしょうか。

アルピナD5はそろそろ200台くらい日本に入ってきたはずですから、限定生産の4気筒ALPINA D3 Biturboより多くなってますね。最近遠出していないので、D5のお知り合いは多くないのが残念です(爆)。
2014年7月29日 14:19
こんばんは.

的を得たコメントですねー.
先日もちょっと書いたのですが,アルピナのディーゼルって,たとえばEVのスポーツカーなんかもそうなんでしょうが,「新しいスポーツドライビングのあり方」を作りだしかけていますよね.旧来の多気筒大排気量が縮小しながらも,別のクルマの楽しさが一つまた一つ増えていく時代ですね.今後もどんどんブラッシュアップされるでしょうし,楽しみです.

kindleで買ってみたので帰ったら読んでみます.

あと動画ですが,僕も先日ちょっと「なにしてる」でリンク張ったことからもお分かりのように,驚きました.コースによってはD3のタイムが速いのはまだ予想の範囲内としても,ブレーキの性能まですぐれているとは驚きでした.F30世代になって,キャリパーに色が付いただけでなく(笑),大径化されたりしてましたからね.

あーこんなことを書いていたら,「足(無給油走行距離)の長いスポーツサルーン」という,完全にライバル不在のジャンルを切り開いたD3が一層欲しくなりました.
コメントへの返答
2014年7月29日 18:05
こんばんは、いつもコメントありがとうございます。

今までここまでディーゼルエンジンのトルク特性のメリットをはっきり指摘したインプレ記事は少なかったので、卓見と言っていいと思います。これからも進化はすると思うので、先が楽しみですね。

↓の方の指摘にあるようにセラミックカーボンブレーキの特性が微妙に差になったのかもしれませんが、それにしても「先の見通しが付かず、フルブレーキや全開が出来ない」状態での(現実に近い)ワインディングではディーゼルエンジンでもかなり楽しめて走れると思います。実際、以前に手練れの友人に乗ってもらった2人乗りのミドリーヌ号が1人乗りの(150Kg軽い)135iをぶっちぎってしまった事もありますから。

4気筒ALPINA D3 Biturboでも300Kmくらい遠出した現地で走り回ってから無給油で帰れたりしますので、新型もライバル不在のスポーツサルーンかもしれないですね。是非お一つ(爆)。
2014年7月29日 14:43
時代はNA→ターボ→NA→ターボと変わってきてますので、また技術的に進化してNAの時代が来ないかな~と期待してます。
あとストレート6の復活も(切実)


Mのカーボンブレーキがどういう仕様なのか分かりませんが、普通はある程度温度があがらないと効かないのでいきなりのゴーストップではベースのブレーキの方がきくのかと。
アルピナD3 Biturboは素のキャリパーで車重が25キロ重たいため、他に理由はない気がします。
もしくはタイヤが坊主なのかドライバーが下手なのか(爆)
コメントへの返答
2014年7月29日 18:03
NAが技術的に進化してもターボに応用されますから、両車の差は埋まらないと思います。

VWグループのようにダウンサイジングターボでCO2排出量が稼げるところで超高級ハイパワーNAに余力を回したり、途上国向けにシンプルな機構の普及版NAを提供したりといった選択肢は当然あると思いますが、企業論理から考えると直6NAの復活は残念ながらあり得ないでしょうね。

おっしゃる通りにセラミックカーボンブレーキの特性もありそうなので、もっと高速度からのフルブレーキ勝負ならM3の勝ちだった可能性は大ですね。

プロフィール

「岡崎五朗さん、アルピナB3GTはべた褒めでしたが、やはり極太ステアリングはバツなのですね。」
何シテル?   04/08 07:10
最近車を新調しました。小さくて速い車が好み でしたが、色々な事情で現在の車に乗り換え ました。速さ、楽しさ、便利さを両立させるのは なかなか難しいですが、...
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