年明けになると始まるダカールラリー、最初は名前の通りフランスのパリからセネガルのダカールを目指すラリーでしたが、コースの開催国は色々変わり、昨年までは中南米だったのが今年はサウジアラビアでの開催のようです。
今年の開催コースはサウジアラビア国内を12日間で回りますが、この地図の左下のスケールを見ても分かる通り、毎日スペシャルステージが300Km〜500Km、移動区間も400Km〜800Kmと半端ないです。高速道路でひとっ走りならともかくとんでもない走行距離です。
コースも全く見通しの効かない砂漠の砂丘だったり、山岳地帯のガレ場だったりと過酷です。おまけに、コースの詳細はスタート前に分かるようです。
4輪でしたらナビゲーターが同乗していますが、2輪だとコースはなんと!!手巻きの地図!!バイクにセットして見ながら手動?で巻き取って表示させるようです。2輪で走ると4輪が作った轍に乗ると振られるので大変です。良くこれで100Km/h前後のスピードで走れると思います。正に命懸けの感じですが、実際にStage7では昨年までHONDAに所属していたパウロ・ゴンサルヴェス選手が転倒して亡くなってしまいました(合掌)。
4輪ではF1チャンプのフェルナンド・アロンソ選手が参加していますが、ナビゲーターには2輪部門で何度も優勝しているマルク・コマ選手が同乗しているにも関わらず、アクシデントで修理にかなりの時間をさかれたので、かなり難しいコースなのでしょうね。
これだけ過酷な走行状況だと、転倒やトラブルで止まっている選手がいると、他の選手が(メーカーやチームに関係なく)救援に向かったり、牽引してあげたり、と普通に助け合うようです。他のモータースポーツではあまり見られない光景ですね。
そのHONDAですが、毎年優勝は争っていますがずっとKTMに惜敗しているので、今年は頑張って欲しいですね。
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バイク | 日記
Posted at
2020/01/14 12:07:11