ちょっと買い物に出掛けたところ、出先で非常に珍しい乗り物に遭遇しました。名前は「クラウザー ドマニ」といい、サイドカーなのですが、一般的なバイクにサイドカーが付いたものではなく、始めから一体成型で設計されたものです。

正面から見るとこんな感じで、流線型のボディにサイドカーが一体化されています。エンジンはBMWのK1200のもので、元々縦置きクランクの上に90度左に傾けてシャフトドライブする、という独特な構造なので、そのままこのマシンに流用されました。

カウルを取り外すとパイプフレームになっており、フロントサスペンションはダブルウイッシュボーンですね。

コックピット回りはハンドルとメーター回りはBMW K1200のものをそのまま使っているようです。
車重は400Kgをちょっと下回るくらいだと思いますが、100psくらいあるはずなので十分速いです。ちょうどオーナーさんがお帰りのところに出くわしたので色々伺いましたが、コーナリングも普通のサイドカーとは別物で良く曲がり、楽しいそうです。

バックギアは装備されていないそうですが、倒れる心配はなくてハーレーダビッドソンやゴールドウイングより取り回しは軽いらしく、実際軽々とバックされていました。

またがると車体が低いのが良く分かりますね。非常に格好良いです。キカイダーやスーパー戦隊のヒーローが乗っても似合いそうです(爆)。
個人的に非常に欲しいサイドカーでしたが、新車当時から700万くらいしたので、その当時は手が出ませんでした。生産中止後の現在もファンが多いようで、取り扱っているお店にはバックオーダーがたまっており、年に1,2台中古で回ってきても即座に売れてしまうようです。このお車はオーナーさんが新車で購入されたのですが、ピカピカで新車同様でした。良い目の保養になりました。
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バイク | 日記
Posted at
2020/09/28 12:58:59