一昨年からF3、F2と順調に昇格していよいよ今年はアルファタウリからF1デビューの角田裕毅選手、事前の予想でもそこそこ良い走りをするとは思われていましたが、いきなりバーレーンのテストで2番のタイムを叩きだしました!
いままで順調にステップアップしてもF1に慣れるにはさすがに時間がかかるのでは、という一般的な予想?を覆して、テスト最終日にはトップのマックス・フェルスタッペン選手からたった0.093秒差という僅差で2位のタイムでした。
初日からマイナートラブルで周回数は微妙に少なかったのが最終日には午後だけで91周と十分な走り込みが出来た上にこのタイムですから充分以上の成果ですね。
テストなのでまだ全力は出していないかもしれませんし、一番柔らかいC5タイヤのタイムなのでC4タイヤのフェルスタッペン選手に比べると一段遅い気もしますが、同じタイヤを履いて同時期にアタックしたキミ・ライコネン選手やルイス・ハイミルトン選手といったチャンプ経験者より速く走ったのにもびっくりです。
本番のレースではまた事情が違ってくるかもしれませんが、再来週の開幕戦は同じサーキットで開催されるので走り込めた分ルーキーの不利はあまり無さそうです。
事前の予想としては「ルーキーシーズンなのでポイントが取れれば上出来」という観測が多かったかもしれませんが、以外と序盤戦から大暴れしてくれるかもしれませんね。
それにしても、まるで漫画のようにF1の部隊まで駆け上がってきた角田選手、レース漫画の「カペタ」の主人公のようですが、何と原作者の曽田正人先生も角田選手の大ファンな上に、角田選手も「カペタ」の熱烈なファンで大いに参考にしていた、という話にも二度びっくりです。
最新号のAUTO SPORT誌には対談も載っています。
例えるなら「エースをねらえ!」(ちょっと古い?)の愛読者の少女がウインブルドンに出場したり、「がんばれ元気」(これも古い?)の愛読者がボクシングのチャンピオンになったり、という夢物語が実現しかけている感じです。
今シーズン角田選手が好成績を収めたら(きっと予想以上に活躍するのでは)作者冥利につきますね。再来週からのシーズン開幕が楽しみです。
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F1レース | 日記
Posted at
2021/03/15 17:14:01