先日発表のBMWの3シリーズのLCIでメーター周りが大変化して運転席側とセンターが一体化した巨大メーターになりましたが、皆さんどう思われますか。
この巨大メーターはBMWの新世代のインフォティメントシステムに対応したもののようで、新型7シリーズやEVのiXから採用されていますね。
ただ、表示領域や情報量は多そうですが平板な液晶パネルを立て掛けただけの印象があって個人的には安っぽく見えるのと、画面が上向きになっているので光の映り込みが多そうで条件によっては見にくいのでは、と思います。
メルセデスベンツも新型Sクラスからセンターの巨大パネルを採用し、Cクラスにも装備されていますが、まるでタブレット端末をそのまま立て掛けた感じがあって高級感に乏しいように思えます。実際に試乗してみても画面の映り込みは結構あるように感じましたし、タッチパネルなので使っていると手垢で画面が曇ってきます(自分のせい?)。
それに比べるとEクラスのメーターは運転席側にはナセルがあってやや視認性が良いと思いますし、ダッシュボードと連続していて高級感があります。フルモデルチェンジの次期型ではSクラスやCクラスと同様のメーターパネルになってしまうのでしょうか。
メルセデスの純EV系のEQSやEQEでは前面パネル全体を覆うゴージャスで未来的なメーターと表示ですが、運転席側にはメーターナセルがあるのは好感が持てますね。でも、センターと助手席側は映り込みが大きいようです。
プロトタイプのEQXXも全面的に横長のパネルでこれも未来的ですが、超横長のタブレットと言う感じでちょっと味気ないですね。映り込みも大きそうですし。物理スイッチは皆無な感じですが、どんな操作系になるのでしょうか。さすがに市販時は色々追加されそうですね。
それに比べるとアウディのe-TronGTはメーターの数は多いですがやや保守的なレイアウトですね。物理スイッチが多いのも好印象です。
基本的に同じプラットフォームのポルシェのタイカンの方が未来的レイアウトで物理スイッチも少なそうです。助手席前のパネルなんて一人で運転していたら操作出来ないですし、見るのも辛そうです(爆)。
運転席側のメーターは911系のスポーティな感じかと思ったらパネルはフラットでこれまた取ってつけた感じです。高級車なのでしっかりダッシュボードからメーターナセルを続けて欲しかったです。そうでないとこのような意匠の運転席メーターってあまり意味が無い気がします。
これらの新世代?の巨大インフォティメントシステム画面のコクピットは物理スイッチが極端に少なく、タッチパネルの操作になりますが、センターパネルに手を伸ばさなければいけないのと、目線も移動してしまう点で懸念があります。運転中のスマホの操作と大差無い気がします。かと言って音声入力システムもまだ万全とは思えないですし。単に物理スイッチを減らしてコストダウンしようというメーカー(かサプライヤー)の陰謀だと思ってしまいますね。
メルセデスベンツではステアリングにマイクロスイッチがあってメニューのスクロールや選択が出来るのが救いですが、SクラスやCクラスでは従来あったポインティングデバイスは廃止されているのが残念です。ただ、ヘッドアップディスプレイにARナビが投影されるので、ナビ表示に関しては運転席メーターが要らないくらいに進歩していると思います。
BMWの場合はiDriveコントローラーが残されているためブラインド操作の余地があるのが救いですが、これが無くなったらかなり不便な操作系になる気がします。シフトレバーが極小になっているのもアウトだと思います。これならメルセデスベンツのように違う場所に置いてスイッチ類をもっと使い易いレイアウトにした方が良さそうですが、きっとコストの問題ですね(爆)。
そういう意味では、大画面ではないけれどもコントローラーが残されてメーターナセルもある現行Eクラスや、物理スイッチが多く残されているアウディのe-Tronのコクピットに好感が持てますね。
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くるま | 日記
Posted at
2022/05/24 07:21:13