先日フルモデルチェンジが発表されたBMWの2シリーズアクティブツアラーはX1/iX1と同様にシフトレバーもiDriveも装備されていませんが、運転席メーターを眺めていてちょっと気になりました。
LCI前と同様に速度計は右回り、回転計は左回りという違和感のある表示はそのままですが、カーブを描いていたのが直線的になって途中から角が付いていて、上に達した部分で表示は終了して以前のように中央には回り込んでいません。おまけに、速度計は120Km/hまでは直線的に目盛りの幅に比例していますがそこから上は端折る感じで速度目盛りの間隔は一緒でも30Km/h、50Km/h、60Km/hと表示が変わっています。
確かに日本では法定速度の上限が120Km/hなのでそこから上は関係無いとも言えますが、右側の回転計が(写真ではパワー表示ですが)等間隔なのに比べると違和感がありますね。そもそもアクティブツアラーは260Km/hなんて出るはずないので(爆)、速度表示は200Km/hまででも良いくらいです(爆)。
これが7シリーズだとメーター表示が大きいのか、速度表示の間隔はまだマシです(爆)。ちゃんと10Km/h毎に細かい目盛りも付いてますし。回転計の方は等間隔で、やや直線的になって上下移動に近いのでLCI前より見易いかもしれません(苦笑)。
それではアルピナだったらどうかと思ったら、LCI前のB3は150Km/hまでは等間隔でそこから上が狭まっていました。
速度上限設定をすると80Km/hまでは等間隔、そこから上もそれほど違和感が無い表示になりますね。速度計も回転計も中央近くまで続いていて表示部分も多いです。回転計の方はきちんと等間隔で1000回転刻みです。日本で普通に使う分にはこの速度表示でも良いかもしれませんね。
ところがLCI後のモデルになるとBMWの標準のLCIモデルに即しているのでしょうか、90Km/hまでは均等な間隔ですがそこから上はいきなり60Km/h刻みになってしまっていますね。実測で300Km/h出るアルピナなので表示領域としてはかなり狭くなっています。それなら数字での速度表示をもっと大きくすれば良さそうなものですが以前と同じポジションで小さいままです。もちろん上限速度の設定でもっと低くすれば見やすくなるのかもしれませんが残念です。
アルピナでしたら速度計も回転計もしっかり見る方もいるかと思いますが、確かに2シリーズアクティブツアラーなら回転計など見ないでしょうし(爆)、速度計もアバウトで良いのかもしれませんが、これだったら表示はヘッドアップディスプレイに任せて運転席メーターは無くても良さそうです。
車体の外観では巨大化したグリルなどは個人の好みもあるかと思うので一概に甲乙は付けられませんが、機能部品に関してはきちんとした視認性や表示性を考慮するのが前提だと個人的には考えているので、新世代のBMWの運転席メーター表示に関してははっきり改悪だと思います。ぱっと見は未来的で格好良いのかもしれませんが速度表示の機能としてはダメダメではないでしょうか。
先日開発発表されたM2も同じ意匠のメーターですね。M2なら300Km/hの表示は欲しいところですが、この速度計では使い物にならない気がします。まあ、サーキットを走るなら速度計は不要なので関係無いかもしれませんが(爆)。逆にタコメーターや水温計はもっと見やすくして、油温計も表示して欲しいですね。
こういう適当な表示は完全にデザイナーの奢り(実際に運転してデザインしているとは思えません)だと思っているので、ソフトウェア表示で自分の好みで以前のような画面デザインに変えられる方が良いですね(爆)。どこかのショップさんで作ってもらえないでしょうか。
もちろん将来のEV時代になれば回転計は不要ですし、自動運転で速度の上限設定などすれば速度計の確認も要らなくなるかもしれませんが、まだまだ過渡期ですからメーターにはきちんと役目を果たして欲しいです。メーターナセルの問題もそうですが、あまりメーカーの良心が感じられないですね。
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BMW | 日記
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2022/06/21 00:03:38