2輪のレーシングマシンを特集する「RACERS」誌、いつも楽しみに読んでいるのですが、電子書籍ではないので毎号は買えないのが残念です(爆)。今回は以前乗っていて大好きなV4マシンだったので久し振りに買いました。
市販車をベースにしたレーシングマシンなので最初はVF750Fに始まり、
次はVFR750Fがベースになったのに続いて
今度はレーシングマシン転用を考慮したVFR750R(RC30)がベースになりました。BIMOTAのような限定車とは違って国産のバイクでシングルシートは初でしょうか。この当時としては破格の148万円でしたが、限定1000台に注文が殺到して抽選販売になりました。結構な割合でプライベーターの参加レーサーになったようです。
最終的にはRVF/RC45と変遷していきましたが、レギュレーションが段々厳しくなって改造範囲が狭まったきたのでベースマシンの進化もしていますね。当時としては珍しいインジェクション仕様です。
HONDAのV4耐久マシンといえばプロアームと呼ばれた片持ちスイングアームに1本出しマフラーが典型的でしたが、マフラーは2本出しになり、最後の2年は通常のバイクと同じ両持ち式のスイングアームに変更されました。プロアームは鋳造部品なので剛性コントロールが難しく、片持ちなので左右のコーナリングフィールの違いを払拭出来なかったようです。
エンジンでは最初の1984年型RS750Rは127ps/7.7Kgmのパワー/トルクだったのが1999年のRVFでは191ps/9.38Kgmにまでパワーアップしたのは凄いですね。1000cc換算なら254psですから、後のMotoGPマシンにも匹敵しています。当時の500ccGPマシンのNSR500より馬力が出ていたようです。自然吸気なのにリッター当たり12.5Kgmのトルクが出ているのもビックリな気がします。2Lのエンジンで25Kgmのトルクならちょっとしたターボエンジンの数値ですね。
そして次回号の予告を見たら、これがまたビックリの
ブリッテン!!…と言ってもマニアの方しか御存知ないかもしれませんんが(爆)。ニュージーランドのエンジニアが一から作り上げた完全オリジナルのマシンでデイトナで2位に入った事もある驚愕のバイクです。以前特集した長円ピストンのNRより更にレアなマシンです。こんな特集をしてくれるとはさすがRACERS誌…というか、ネタ切れなのでしょうか(爆)。今までは日本のメーカーばかりだったので取材もし易かった気もしますが、どこまで突っ込んだ記事になるのか、12月の発売が楽しみです。
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バイク | 日記
Posted at
2022/11/07 07:25:50