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2023年01月24日

微妙に進化してますね…BIMOTAの新型センターハブステアリング

微妙に進化してますね…BIMOTAの新型センターハブステアリング

3年前にカワサキとコラボして復活し、TESI H2やKB4などを市販化したBIMOTAですが、昨年のモーターショーで新型のハブセンターステアリングシステムのコンセプトモデルを発表していたのですね。




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ハブセンターステアリングシステムは操舵部分とショック吸収部分を分離する事でブレーキング時の安定性やショックの吸収性を向上させるシステムです。通常のバイクのようにテレスコピックフォークが無いのが分かりますね。写真はTESI H2のカウルを外した状態です。


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これに比べると今回の新型TESI TERAコンセプトモデルではフロントの操舵系がシンプルになってハンドルから直結しているように見えます。


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ハンドルの切れ角も35度を確保しており、実用的な感じです。


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ホイールトラベルも前120mm、後ろは150mmで十分ですね。


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これと似たような操舵とショック吸収を切り離すフロントのサスペンションシステムとしてはBMWのパラレバー/テレレバーや


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HONDAがゴールドウィングに採用しているダブルウィッシュボーンがありますが、これらはフロントフォークに類似した部品を上下のアームで支えてダンパーと連結しています。フロントタイヤのハブは通常の構造のフロントフォークと同様の連結です。


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以前にもちょっと触れたワンオフのVツインマシンのブリッテンV1000もダブルウィッシュボーンのフロントサスでした。




これらのシステムに比べるとTESIのハブセンターステアリングシステムは操舵機能はフロントアクセル部分のハブが受け持っており、ハンドルからの操舵はリンクをいくつも(映像では六ヶ所に見えます)介しているために精度が要求され、きちんとメンテ、調整しないとステアリングフィールや操縦性に影響を及ぼしそうです。BMWやゴールドウィングはツーリングモデルなのと操舵系の軸周りが単純でリンクも少ないのでそこまでシビアでは無いのかもしれませんが、BIMOTAはスポーツモデルなのでちょっと不安ですね。


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今回のシステムはハンドルからアッパーアームへはリンクを介さずにステアリングヘッドの軸から直接に繋がっているので精度などは良いかと思いましたが、写真を良く見るとステアリングヘッド直下のリンクは軸の回転方向には影響なさそうですがちょっと不思議な構造をしていますね。市販時にはもっとシンプルになるのでしょうか。従来のシステムよりはかなり単純になりリンクも減ったので精度やフィーリングの向上が期待出来ますね。


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フロントのダンパーそのものは従来と同様にロワーアームからのリンクを介して車体後部に繋がっているようですが、こちらは作動性などに問題は無いのでしょうね。


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フレームのレイアウトからはステアリングヘッドがシートレールに比べて高い位置にあるので同じモーターショーで発表されたツアラーコンセプトのようなややマイルドなモデル用かもしれませんし、なぜかパイプハンドルなのでオフローダー用なのかもしれませんが、採用が楽しみですね。出来ればKB4のような軽量なモデルだと良いですね。
ブログ一覧 | バイク | 日記
Posted at 2023/01/24 07:11:46

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この記事へのコメント

2023年1月24日 9:33
ビモータ、、、昔のテージのイメージ(見た目と価格に)と、あと自社エンジンでしくじったデュエ?が鮮烈で、最近何してるんだろうと思ったらリブランドしていてびっくりしましたが、依然として頑張ってますね。

バイクの場合、車以上にこの部分の設計は操舵感に直結しそうなので、微差こそ勝負どこな気がしますね。
コメントへの返答
2023年1月24日 12:04
いつもコメントどうもです。最近までビモータは青息吐息でしたが、カワサキとのコラボで復活した感じですね。今後も頑張って欲しいです。

バイクの場合はおっしゃる通りにメカがダイレクトに操舵系に直結しているのでこの部分の改善はかなりフィーリングなどに影響しそうですね。
2023年1月24日 12:40
日本にはヤマハのGTS1000もあります(^^;
片持ちだったので左右でハンドリングが異なる違和感バリバリな構造でしたけど。
どれもキャスターの変化によるディメンションの変異を嫌った技術だと思うんですけど、モテギでZX10-Rで300キロからのフルブレーキングでも気になったことはないので、普通の人にはそれほどメリットない気がします。
メカ的には面白いと思いますけど。
コメントへの返答
2023年1月24日 12:51
いつもコメントどうもです。

そう言えばありましたね、GTS1000。片持ちだったのはハンドルの切れ角を稼ぐためだったんではないでしょうか。

ブレーキング自体はMotoGpでもテレスコピックフォークなので普通のレベルだと大差ないのでしょうが、BIMOTA TESIはいっぺんは経験してみたいバイクですね。
2023年1月24日 21:53
これすごいですね。
ビモーターコツコツ技術を積み上げてるところに共感します。
コメントへの返答
2023年1月24日 22:37
地道に進化してますね。

この新フレームを使ったニューモデルの登場が今から楽しみですね。
2023年1月25日 12:55
GTSは今や部品取含めて3台持っている友人がいるので何度か乗ったことがありますけど、フルブレーキでフロントがほとんど沈まないのは確かにいい感じです。
ただそれ程アドバンテージは感じられなかったですね。
コメントへの返答
2023年1月25日 17:02
GTSはBIMOTA TESIよりもキャスターアクションがある設定だったらしいですが、それでもフルブレーキでフロントがほとんど沈まなかったのですね。

コーナリング中にギャップを拾ってもフロント周りが暴れないのもこうしたシステムの利点らしいですが、Nakagawaさんの腕なら関係ないでしょうか。
2023年1月27日 12:32
本人がF純正サスでは不満でオーリンズに変えていたため、その特性かもしれません。
大観山からの椿の下りみたいな場所でだけアドバンテージあるかと思います。
コメントへの返答
2023年1月27日 13:05
なるほど、ヤマハ純正よりはオーリンズの方が追従性は段違いかもしれませんね。

椿の下りでアドバンテージがあるようでしたら、他のコーナーでももっと開けられて速いのでは(爆)。
2023年1月27日 15:03
解説有難う御座います。
ブリッテンまで比較されて凄いです。
変則のダブルウィッシュボーン、入力のさせ方の工夫が有りのですね。
カワサキが資本参加した新生ビモータ、新型車が発表されて楽しみです。

コメントへの返答
2023年1月27日 17:05
通常のテレスコピックフォークでは無いフロントのサスペンションもいくつか形式がありますが、その中でもビモータのハブセンターステアリングはかなり特殊ですね。他の形式はステアリング軸が通常のステアリングヘッド近くにあるのに対してビモータは転舵軸がかなり低いので色々メリットがあるらしいですが、それと引き換えのリンク類の多さがデメリットだったのが今回のコンセプトではかなり解消されているのではないでしょうか。

カワサキとのコラボで息を吹き返した感じのビモータ、今後も頑張って欲しいですが、なかなか買える値段にならないところは玉に瑕ですね(爆)。

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