時々記事にしているユーグレナ由来のバイオ燃料であるサステオ、先日は都バスへの供給をしていましたが、今回は期間限定なものの
一般ステーションでも給油開始だそうです。
今回のバイオ燃料はB20…つまり全体の20%がバイオ成分の軽油という事で、一般車両の使用に何ら問題がないそうですが、アルピナに入れるとどうでしょうか。
こちらはまだ期間限定で1ヶ月間の販売ですが、通常の軽油と同価格です。
バイオ燃料の低コスト化の見通しについてユーグレナの出雲社長は「300円で買っていただけるのであればもうできます」と発言していますが、まだちょっと高いですね。個人的にはリッター200円でバイオ燃料の配分がもっと(出来れば50%以上)高かったらいますぐにも使いたいところですが。それでも、リッター300円ならいつでも市販出来るというコストの具体的目処が立ったのは進歩ではないでしょうか。
アルピナの取説には「バイオ燃料などは使用禁止!」としっかり明記されていますので使うとすると自己責任の人柱ですが、どなたか都内の方で御自分の車に給油してインプレしていただけるとありがたいですね。
ちなみに昨今はレース関係でもカーボンニュートラル燃料を使用する事がトレンドになっていますが、
全日本の2輪ロードレースでも使用を開始しており、トップの中須賀選手は鈴鹿サーキットを2分5秒台のタイムで走っていますが「無鉛ハイオクに比べるとパワーは落ちるし、領域によっても特性が変わる」らしいです。他の選手も「吹け上がり方がバラバラで、やっぱり燃えにくい感じがします」といったコメントをされています。
さすがにレーシングエンジンはシビアなのでカーボンニュートラル燃料だと既存のガソリンとは微妙に特性が違うのでしょうね。改良の余地はありそうですが、一般の市販車でどのようなフィーリングになるのか興味がありますね。
それほどドライバビリティに違いが無ければ使用するだけで即座にカーボンニュートラルになってEVよりエコになるので大歓迎ですが、今後の進展に期待ですね。乗用車のEV化はともかくとして、公共交通機関のバスや流通のトラックのEV化はすぐには困難でしょうから、政府は補助金を出してでもこうしたバイオ燃料への置き換えでカーボンニュートラルの比率を増やすべきだと思います。
ブログ一覧 |
くるま | 日記
Posted at
2023/03/09 06:22:55