
先日発表されたメルセデスベンツの新型Eクラス、更に大型化されてとうとう全幅は1880mmになりました。他社の車も軒並み巨大化しているので当然なのでしょうが、現行Eクラスは全幅が1850mmで立体駐車場も利用可能な場合があっただけにちょっと残念です。と思ったら今度のBMW5シリーズも全幅は1900mmで全長はとうとう5mを超えましたね。
世界的に見て自動車はどんどん大型化しており、特にSUVの流行もあって全幅が1850mm以下の高級車はほとんどなくなりました。
セダンのDセグメントだとドイツ御三家のBMW3シリーズ、メルセデスベンツCクラス、アウディA4がかろうじて全幅1850mm未満ですが、これ以上のクラスだと全幅は1900mm前後になってしまいますね。
BMWでもE90の頃の3シリーズは全幅が1815mmで日本仕様だけドアハンドルを薄くして1800mmにしていたのが隔世の感がありますね。E60の5シリーズも全長は4841mmと長めですが全幅は1845mmで実際に運転してみると事前の予想より扱い易かったのが遠い昔のようです。
それでは全幅が1800mm以下の車を探してみると、小型SUVではトヨタのヤリスクロスが1765mm、C-HRが1795mm、ホンダだとヴェセルが1770mm、マツダだとCX-3が1765mm、日産だとキックスが1760mmというところです。
これがミドルクラスになるとトヨタのハリアーは1865mm、ホンダのCR-Vが1855mm、マツダのCX-5がかろうじて1845mm、日産のエクストレイルも1820mmとやや小柄ですが三菱のアウトランダーは1860mmです。
外車では1850mm以下を探してもアウディのQ3かMINIのクロスオーバー、VWのティグアンくらいでそれ以上のクラスだと1900mm前後になってしまいます。
動力性能も質感も満足出来るような車を探そうとしても、SUVに関しては幅1850mmをクリアーする車種は存在しない感じですね。
また、パレットのような立体駐車場に限らず、老舗のホテルでも建築年数が経っていると古い基準?に合わせているので平駐めの駐車場ではレーンの幅が狭くて端の場所を慎重に選ばないとドアが開かなかったり、ドアパンチの危険大なところも多いです。
こないだ帝○ホテルの駐車場に行った時には3レーンある内のど真ん中にパナメーラが鎮座しており、「これだとこの左右に駐めたらドアが開かないなぁ」と思いました。上の方の空いている階まで登って端っこの安全な場所を探しました(爆)。
しかし、銀座の中央通りの裏のタワーパーキングに入ってみると「全長は5100mmまで、全幅は1950mmまで、車重は2300Kgまで」と大幅にサイズや許容重量が拡大されていました。これなら超大型車種や超大型EV以外は入れそうですね。さすがに超高級車が闊歩する区域らしく、需要のあるところには供給もあるのですね。でも駐車料金は10分で550円でしたが(涙)。
でも、こうした一部のリッチな区域を除けば車幅1850mm以上で楽々駐められる立体パーキングはそれほど普及していないと思います。
そうすると、ちょっとリッチな車では地方だと平駐めしか選択肢が無いのはちょっと困り物ですね。立体駐車場などは車幅1900mmくらいの設定で作らないと、これから駐車場難民がもっと増える気がします(涙)。
ブログ一覧 |
くるま | 日記
Posted at
2023/06/13 06:33:25