
シーズン序盤のレッドブルの快進撃でもう今シーズンは終わったかと思ったF1グランプリですが、マクラーレンの怒涛の巻き返しでコンストラクターでは3位に転落し、ドライバーのチャンピオン獲得にも黄色信号が灯ったかと思ったフェルスタッペン選手ですが、見事な逆転優勝でしたね。
ブラジルGP前には47点差まで詰め寄られており、スプリントレースでは追いかけるランド・ノリス選手が優勝したのに対して4位に留まって更に差が縮まった上に予選でも赤旗がらみで12位になったのに加えてエンジン交換で5グリッド下降の17番目からのスタートで「ああ、更に差が縮まるなぁ」と誰もが思ったに違いない感じでした。
それがいざレースがスタートすると1周目で11位までにポジションを上げたばかりかその後もどんどんオーバーテイクを重ね、絶妙なタイミングでのステイアウトと赤旗でのタイヤ交換も功を奏して優勝してしまいましたね。
これで戦前の47ポイントから62ポイントに差を広げる結果になったので、ランド・ノリス選手が残り3戦で優勝し、ファステストラップポイントも取ってスプリントを優勝しても合計86ポイントなため、残り3戦で24ポイント(6位が3回)でチャンピオンが取れる条件のフェルスタッペン選手が圧倒的有利になった感じです。
これがアラン・プロスト選手やニキ・ラウダ選手のように沈着冷静なドライバーでしたら、優勝はマクラーレンとフェラーリに譲って自分は淡々と5位に入賞して年間チャンピオンを獲得するところでしょうが(爆)、フェルスタッペン選手は毎回優勝を狙いに行くかもしれませんね。
それにしてもフェルスタッペン選手、2015年に史上最年少でトロ・ロッソでのデビューを果たすと、翌シーズン途中のレッドブル移籍初レースで優勝したり、2021年シーズンも(ややいわく付きですが)最終戦を同ポイントで迎えて最終ラップで1位に躍り出てチャンピオンを獲得するなど、記録と印象づくめのレースが多いですね。
来シーズンは他チームが実力を付けているのでレッドブルでのチャンピオン獲得は難しそうな気がしますが(タイトル防衛出来たら快挙の気がします)、2026年シーズンはアストン・マーティンに移籍してチームメイトのアロンソ選手を破ってエイドリアン・ニューウエイとHONDAエンジンコンビでまたまたチャンピオン獲得…なんて妄想するのは私だけでしょうか。
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F1レース | 日記
Posted at
2024/11/06 06:13:45