車が題材のミュージカル?というとなかなか思い付かないかもしれませんが、先日観劇してきました。題名を聞けばすぐ分かるかもしれませんが。
お察しの通り?正解は「チキチキバンバン」です。
元々は1968年製作のミュージカル映画ですが、主題歌の「チキチキバンバン」はメロディを聞けば「ああ、あれね〜」と思い出す曲だと思います。
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なんと原作は「007」シリーズのイアン・フレミングで「メリー・ポピンズ」の製作スタッフや俳優が出演しています。おまけに脚本はロアルド・ダール!!(御存知の方はマニアかもしれませんが「チャーリーとチョコレート工場」の原作者です)なのでちょっと不思議なおとぎ話です。
劇中ではチキチキバンバン号が空を飛んだり、海の上を走ったりという凄い車でまるでボンドカーのようですが(水中を進むロータス・エリーゼのボンドカーはありましたが、水陸両用の上に飛べるボンドカーはまだ登場してないですね)、さすがに舞台ではそこまで活躍しませんでしたが、主演の長野博さんをはじめ脇役もミュージカルスターが固めており、とても楽しめました。
ちなみに映画のチキチキバンバン号のベースになったのはパラゴン・パンサーというイギリスの自動車という設定で、スペックは12気筒、8,000cc、MT4速、最高出力225馬力と結構ハイパワーです。映画の中でも山道を軽々と登っていくのも納得ですね。
さらにちなみに、車名の元になったのは1920年代初頭の英国で大富豪で洒落者のレーサーとして知られたルイ・ズボロウスキー伯爵が乗っていた「Chitty Bang Bang号」で、こちらは旧型メルセデスのシャーシーにツェッペリン飛行船に使われたマイバッハの6気筒23リッター・エンジンをチューンアップして搭載していたそうです。当時としてはかなり速かったでしょうね。
空飛ぶ車はそろそろ実現しそうですが、さすがに水陸両用までは行かないでしょうから、チキチキバンバン号は当分夢の車ですね。
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くるま | 日記
Posted at
2025/01/28 00:06:21