
初代ミドリーヌ号から愛用しているBMCのフィルター、毎年1回の掃除で性能回復して快適に使えていますが、今年もその時期になりました。前回の戦場は9月だったので1年経ちませんが走行距離は1万6千Kmで一緒ですね。
まずはエアクリーナーボックスの蓋を外しますが、毎回留め具の金具のテンションが強いので、ドライバーでこじって外します。
取り出したフィルター上面は綺麗で、揺すってゴミを落としますが昨年よりも少ない感じでした。
次はK&Nのクリーニングキットを使って、まずはクリーナーを噴射してから20分ほど置いてから水洗いです。3回繰り返した後で陰干しですが、今回も電車で出掛ける週末の間に作業したのでしっかり乾きました。
乾いたフィルターにオイルを塗布しますが、今回はスプレータイプのオイルを入手したので楽でした。
少しオイルを馴染ませて均一に塗布されたのを確認してからエアクリーナーボックスに戻します。塗布型のオイルよりスプレータイプの方がオイルの色が暗いですが、なぜでしょうか。
蓋を閉める時にも金具のバネが結構強いのと指が入り辛いので、写真左上と右端の金具はドライバーかペンチで押し込んだ方が留めやすいと思います。
交換して初めてエンジンをかけましたが、吹け上がりの軽さは良く分かりませんでした。しかし走り出してみるとエンジン音は静かになっており、パワーメーターを見ていると同じアクセル開度でもトルクの立ち上がりが速い感じです。やはり洗浄による吸入効率の復活が効いているようですね。
昨年の洗浄後の印象に比べると今回の方がエンジンの吹け上がりが速いように思えますが、前回洗浄、乾燥後に塗布したオイルはボトルからのもので今回のスプレータイプのものより粘度が高い気がするのは気のせいでしょうか。来年の洗浄時にもう一度確認しようと思います。
それにしてもG20は同じエアクリーナーエレメントでパワーは156ps〜387ps、トルクに至っては250Nm〜730Nmとほぼ3倍の開きがあるのに共通という事は340iや340dでは吸入抵抗が厳しいのでは、と思います。
BMCの洗浄前後でエンジンの回り方が分かるほど変化するという事は、純正の分厚いエレメントでは結構吸気抵抗が大きい気もしますし、乾式なので洗浄による復活も出来ないのでBMCへの交換はお手軽なパワーアップ、フィーリングアップではないでしょうか。
取説では20000Km毎の洗浄を推奨しているので年1回の洗浄でちょうど良いペースの感じですが、一度10000Kmくらいで洗浄してフィーリングが変わるか試してみても良いのかもしれませんね。
Posted at 2025/09/02 06:16:43 | |
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ALPINA D3S | 日記