
数年前からコンセプトカーの発表をしていた、SONYとHONDAの協業の「AFEELA」いよいよ発売のようで今回はほぼ市販モデルに近いもののようです。
とは言え、
ちょうど2年前に発表したプロトタイプとあまり変わり映えしない感じですね。発表当時からあまり新規性を感じなかったので、いまや普通の車の印象です。
ステアリングはプロトタイプと同じタイプの形状ですが、これを見ただけでこの車を運転する気は失せてしまいます(爆)。どこを握れば良いのか迷うほどなので違和感ありありです。メーターが見やすいのはメリットでしょうけれど。
ソニー・ホンダモビリティの川西社長は「aibo」(2018年復活の現行モデル)やドローンの「Airpeak」の開発に携わっており、PSPやPlayStation 3などの開発も指揮していた方のようですが車内のエンターテイメントに関してはともかく、自動車としての魅力には欠ける印象です。
米国向けの価格は約9万ドルからで今回発表のSignatureは10万3千ドルと更に高価ですね。日本円で1600万円程度でしょうか。私なら素直にEQSやテスラにするところです。
こちらのサルーンの方はさすがにこのまま市販はされないと思いますが、どこまでこの斬新なスタイルのままで出てくるか楽しみです。
車載システムもホンダの自律2足歩行ロボットとして世界中で親しまれてきた「ASIMO(アシモ)」にちなんで「ASIMO OS(アシモOS)」と名付けていて、気合が入っている感じですね。レジェンドで世界初の実現をしたレベル3の自動運転を更に進化させた上に、SDVとして様々な発展性を提供するようです。
HONDAはゼロシリーズの目指すSDVを実現するために、ルネサスエレクトロニクスと、コアECU向け高性能SoC(System On a Chip)の開発契約を締結する事を発表しており、複数のECUをコアECUに集約するセントラルアーキテクチャ型を採用する事でADASの性能の飛躍的向上を図っているようです。まさに次世代といった感じですね。
それに比べるとソニー・ホンダモビリティの方では「ホンダとの関係も、単にSDVをやるのなら、ホンダさんの中でもできることです。ホンダ側でのSDV開発と、ソニーホンダでのSDV開発は別のもので、開発基盤なども違います」といったスタンスでプロセッサーはQualcomm製でAndroidをベースにしたOSで制御されているようですが、先進性ではASIMO OSに一歩も二歩も劣る感じです。
どちらの車も2026年にはデビューするようですが、果たしてどんな事になるのか…勝負は明らかな気もしますが、どうでしょうか。
Posted at 2025/01/13 06:17:13 | |
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くるま | 日記