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2019年11月08日 イイね!

完全に勘違い…アストンマーティンのバイク

完全に勘違い…アストンマーティンのバイク

2日連続でバイクの話題ですが、ミラノショーでアストンマーティンのバイク!が発表されました。





もちろん2輪は作っていないのでバイクメーカーとのコラボですが、「ブラフ・シューペリア」って…戦前に無くなったバイクメーカーなのでは?


スペックを見るとDOHCの997cc8バルブ88度Vツインとターボで180ps…って2輪に詳しく無い方ならびっくりかもしれませんが、ドゥカティなら自然吸気のエンジンでも出せる出力です。最新のリッターレプリカならターボ無しで全車200ps超えです。

おまけにターボエンジンって…国内4メーカーが一度は手掛けたものの種々な問題があって今では生産していないエンジンです。カワサキのH2は過給エンジンですが、こちらはレスポンスなどの事をきちんと考えてスーパーチャージャー装備です。



写真で見ると大ぶりそうなエンジンで凝縮感がありませんし(意外とロングストロークな感じです)、Vバンク角が88度って…設計的にも変です(普通なら当然のように90度です)。


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横からの写真だけですが、フロントサスペンションはダブルウィッシュボーンのようです。BMWやHONDAならともかく、訳の分からんメーカーがぱっと作ってものになるとは思えません。



ブレーキもローターは小さくて穴開きでもペータルでもなく、キャリパーはスポーツバイクなら今や常識のラジアルマウントでも無いようでどう見ても時代遅れです。こんなブレーキでサーキット専用って本気?


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コクピット周りも往年のブラフ・シューペリアの雰囲気を醸し出しているのかもしれませんが、こんなハンドルとシートではまともに走れません。サーキット専用という事ですが、尚更危ないですし、そもそもこのカウルでは防風もハンドリングも無視のデザインですね(爆)。


カーボンボディで乾燥重量180Kgという事ですが、重過ぎ(笑)。サーキット専用なら10〜20Kgは軽く出来るでしょう。


とまあ、突っ込み所満載…というか良い所が見付からない(デザインは格好良いかも)バイクですが、これで1300万円!!とか。少量生産ならこれくらいになるのかもしれませんが、それなら


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MotoGPレーサーをほとんどそのまま市販化したHONDAのRC213V-S(こちらは公道走行の装備付きで170Kgです)が2190万円なのでこちらを絶対買いますし、


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先日お知らせしたカワサキ ビモータH2が(予想価格)1000万円なら納得の価格です。


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そう考えると超絶の楕円ピストンエンジン搭載でハイテクてんこ盛りのHONDA NRが520万円って出血大サービスのバーゲン価格だったのですね(赤字だったとの噂もあります)。

いずれにしても、「アストンマーティンのブランドで一見格好良さそうなバイクを出せば高くても売れるだろう」という目論見で名前貸し?をしていたとしたら計算違いだと思います。4輪のような商売にはならないのでは。


こんなバイクはまともに走れないし、買った人の見識が疑われるし、コレクションにしても値も上がらないでしょう。


現在のアストンマーティンそもそもがAMGのエンジンをもらっているくらいなので仕方が無いのかもしれませんが、バイクを甘く見ないで欲しい、と言いたいです。
Posted at 2019/11/08 13:00:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2019年11月07日 イイね!

なぜ東京モーターショーで出さないの?…カワサキとビモータのコラボ

なぜ東京モーターショーで出さないの?…カワサキとビモータのコラボ

先日の東京モーターショーはそれほどわくわくする新車はありませんでしたが、終わってから海外でカワサキとビモータのコラボモデルが発表されたようです。



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このスタイルを見て「おおっ!!」と思った方はかなりのマニアですね(爆)。元々のモデルはカワサキのH2でスーパーチャージャー装備のハイパーバイクですが、このエンジンを使っています。


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カワサキのH2のように普通だとフロント周りはテレスコピックフォークと呼ばれるサスペンションですが、このバイクは4輪のダブルウィッシュボーンを前後に伸ばしたような構造になっています。


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フロントタイヤを左右から挟むアームの中にハブがあってそこで車輪が向きを変えるという「ハブセンター・ステアリング」という構造になっています。


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元々はビモータがドゥカティのエンジンを使用して作った「テージ1D」というモデルの構造です。


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こちらが透視図になりますが、カウルの中はこんな構造です。


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ドゥカティのL2エンジンは幅が狭いので、それを挟むフレームの前後にサスペンションアームが付いているという特異な構造です。本当ならフロントフォークと同軸に入っているダンパーがフレームにマウントされており、一見するとどちらが前だか分からないですね(爆)。

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このビモータH2も車輪をはずすとこんな感じで、普通のバイクのフレームは見当たりません。


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今回のカワサキ ビモータH2ではフロントサスペンションアームの右側の下の出っ張りからアームが出て、ステップ付近でリンクを介してシート下のダンパーを作動させているようですね。


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後ろから見るとダンパーらしきものが2つ並んでいますが、向かって左側がフロント、右側がリアのダンパーでオーリンズの電子制御ダンパーだそうです。

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カーボンのパーツとビモータお得意のアルミ削り出しのパーツでとても格好良いです。

ぱっと見では複雑で重そうですが、車両重量は207Kg!!とエンジンがベースのKawasaki H2よりほぼ30Kg軽く、1000ccのリッターレプリカバイクとほぼ同重量です。

このハブセンター・ステアリングのフロントサスペンションは操舵系とショック吸収系を分離出来るため作動性が良く、コーナリング中の外乱にも強くてブレーキングも安定していると良い事づくめなのですが、構造が複雑で精度を要するため、市販化したのはビモータだけのようです。


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同じ発想のサスペンションにはBMWのテレレバー/パラレバーや


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HONDAのゴールドウイングのダブルウィッシュボーンがありますが、やはり高価格のバイクだけに採用されているようです。


元のカワサキH2のエンジンは231psと下手な4輪以上のハイパワーで、それに加えてハブセンター・ステアリングのフロントは最強ですね。オリジナルのH2は鉄パイプのトレリスフレームであまり好みでは無いのですが、こちらは文句なく格好良いです…が、一体いくらになるのでしょうか。最低でも500諭吉は覚悟しないと。

207Kgの重量でカワサキのスーパーチャージャー装備の強力エンジンにハブセンター・ステアリング…公道最強かもしれません。

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それにしても、HONDAの「CBR1000RR-R FIREBLADE(どれだけRが付くのでしょう)」もミラノショーの発表で、東京モーターショーでお披露目しても良いのにもったいないですね。折角のバイク大国のお膝元だから一般の方が触れられる所の展示をすれば良いのに、車離れだけでなくバイク離れも助長してしまいますね。

Posted at 2019/11/07 17:21:59 | コメント(4) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2019年10月13日 イイね!

これは格好良い…ヤマハの電動自転車

これは格好良い…ヤマハの電動自転車

今年の東京モーターショーはあまり見所が無いかと思っていましたが、2輪の方を見ていたら、ヤマハではこんな展示車両がありました。





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電動自転車のMTB版ですが、2輪のモトクロッサーにも似た感じで気合いが入っていて格好良いですね。名前もYPJ-「YZ」ですし。プロトタイプのようですが、結構欲しいです。


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クランク周りやギア周りも一般の電動自転車というよりはバイクっぽいですね。しっかりリアもディスクブレーキなのですね。


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こちらは市販のモデルでこちらもスマートな感じですが、上のモデルに比べると普通ですね。でも、これでも38万5千円しますので原付スクーターより高くて125cc並みですね。


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こちらの記事でいろいろ紹介されていますが、海外のモデルを見るとハスクバーナでも似たような電動自転車を出していますね。こちらも格好良いです。63万円だそうですが、日本に来たら100万円超えでしょうか。


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ビアンキの電動自転車も格好良いです。フレームのデザインが秀逸です。


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個人的には以前ダウンヒル自転車にワークス?参加して世界選手権で1位になったHONDAのRN-01を電動自転車にして市販して欲しいですね。以前市販直前まで行ったらしいのですがお蔵入りになってしまって残念です。


先日新島に出掛けた時に、友人の車の乗り合わせで採石場の展望台まで登った際に、途中で抜いていったギャルの電動自転車が、少し時間を置いてから軽々と登ってきたのにビックリした事があり、電動自転車はあなどれないですね。こうしたMTBタイプなら登りはちょっとアシストしてもらって、下りはダウンヒルを楽しみながら回生でバッテリーチャージ出来そうで楽しそうです。
Posted at 2019/10/13 15:51:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2019年09月25日 イイね!

ゲットしました〜

ゲットしました〜

昨日発売の「RACERS」、今号は楕円ピストン8バルブのレーシングマシン、NRの特集です。発売日だったのを思い出して急いで本屋さんに行ったら綺麗な本が1冊だけあったのですかさず買いました。





以前にも書きましたが、1979年当時2ストロークエンジンが全盛だったGP500に4ストロークエンジンで参戦を決めたHONDAが取った手法は「2ストロークエンジンの倍以上回せば馬力は同等」…しかし通常の真円ピストンではバルブ面積が稼げないので考えたのが、長円形のピストンに4個ずつ吸排気バルブを並べるという空前絶後のエンジンでした。


おまけに車体の方もモノコック(今回知りましたがアルミ製でした!)に倒立フォーク、サイドラジエーターにスプロケットと同軸のスイングアームピポット(これも今回クランクケース付けだった事をしりました)etc…と全てが新機軸の塊のマシンでしたが、様々なトラブルのために真価を発揮する事なく82年に2ストロークのNS500と交代になった、ある意味悲運のマシンです。


それでも40年前に4ストローク500ccで130馬力を叩き出すのは驚異的で、これを当時のF1(500〜520馬力くらいだったようです)の3000ccに換算すると780馬力!NRがデビューした瞬間にF1のレギュレーションで「真円で無いピストンは駄目」というルールが追加されたのも当然でしょう。

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今回の記事ではもてぎに保存されていたマシンの写真撮影などあり、今まで見た事の無かったタンクやシートカウルをはずした写真は非常に貴重ですね(雑誌から拝借しました)。しかし、エンジンのセッティング変更のためにはここからエンジンを降ろさないといけないので(そうすると車体は前後真っ二つでバラバラになります)、整備性は最悪ですね。現代のインジェクションの時代なら簡単に変更出来ると思いますが、良くこんな車体を考えたものです(爆)。

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他にも、79年を走ったマシンの進化型のプロトタイプの写真など、お目にかかった事の無い写真があり、素晴らしい資料です。


今回はレーシングマシンとしての歩みに重点が置かれており、後編は技術的な詳解という事で、今から楽しみです。更に幻のNR250ターボ(こちらは153馬力出たようです)の話も出て来るようですね。


紙の本も嬉しいのですが、読んでいると折り目が付いたり汚くなったりするので、是非デジタル版も発行して欲しいですね。
Posted at 2019/09/25 17:39:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2019年07月30日 イイね!

これは楽しみです

これは楽しみです

いつも楽しみにしているこちらの雑誌ですが、次号はなんとHONDAのNRの特集です。デビューが1979年なのでもう40年たつのですね。



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当時のGP500は2ストロークのレーシングマシンの全盛期で、HONDAは4ストロークのエンジンでこれに対抗するために考えたのが、吸排気バルブを4本づつ配置して吸気効率を上げた上に高回転で回す、という手段(苦肉の策?)でした。このためピストンは(楕円ではなく)長円形になり、支えるコンロッドも2本、プラグも2本になっています。良く「レギュレーションではV8が駄目なので連結しただけ」という見方のありますが、同じ排気量でV8にするよりバルブ面積は長円ピストンの方が広いです。

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同じ排気量の通常エンジンと比較する(NR750 vs RVF750です)とピストン形状やバルブの違いが良く分かりますね。

このエンジンがデビューした瞬間に4輪のF1のレギュレーションが改定されて「楕円ピストン使用は駄目!」となりました。500ccで135馬力でしたから当時のF1の3000ccに単純換算すると810馬力!(当時フォードDFVが480馬力、フェラーリ12気筒が500馬力ちょっとだったようです)なので、これでは勝負になりません。

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実際のレーシングマシンのNRはエンジンが凄いだけでは無く、モノコック構造でサイドラジエーターのボディに世界初の倒立フロントフォークなど、新機軸の塊でしたが、実戦の場ではエンジンの簡単な整備にもフレームからエンジンを降ろさなければならなかったり、など整備性や信頼性の低さもあって目立った成績は残せませんでしたが、フレディー・スペンサーが乗ったところ一時5位を走行(お約束でエンジンを回し過ぎてリタイヤになりました)したり、全日本のレースでは1回優勝もあり、そこそこのパフォーマンスは発揮したようです。

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1982年に500ccでは撤退しましたが、その後750ccのプロトタイプマシンとしてル・マン24時間耐久に参戦しました。ジャーナリスト2名(根本健氏、ジルベール・ロイ氏)にプロライダー(マルコム・キャンベル氏)1名の運転でも、予選2位、本戦でもマイナートラブルでリタイヤするまで2位走行だったので性能も安定したようです。その後はオーストラリアのスワンシリーズに参戦しており、1000ccのマシンを相手に1回優勝しています。


このマシンも逸話があり、初めての試作車は鈴鹿の裏ストレートで当時のワークスマシンのNSR500をぶっちぎってしまったとか、リムスピン(ホイールスピンではなく、ハイパワーのためにホイールとタイヤがずれてスピンしてしまう!)のために出力を落としたとか、レース後の試乗会では6速ミッションの6速が5速ギアで実際には5速だったのに試乗のジャーナリストが誰も気付かなかったとか、色々あるようです。

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その後1992年になって市販車としてデビューしました。エンジンはもちろん特別製ですが、タンクとシートカウルが一体のカーボンの外装やプロジェクターヘッドライト、マグネシウムホイールなど、こちらも新機軸のてんこ盛りで、520万円の高価格ながら原価割れ、との噂もありました。

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透視図で見ても格好良いですね。メカ好きの心をくすぐります。

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さすがにピストンとシリンダーは長円形だと機械加工が出来ないため(レーシングマシンのパーツは手作業での加工だったようです)、「正規楕円包絡線形状」という形状でNC加工が可能な設計にしてあります。(オーナーさん経由だと)購入可能でしたので、オブジェとして持っていても良かったかも。


実際に乗せていただいた事がありますが、バイクとしては低回転の3000回転から太いトルクで、一気に15000回転までストレス無く吹け上がる感覚は正に異次元で、自然吸気エンジンとしては最高の感触でした。

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現在の技術で1000ccくらいにしてこんな感じで出してもらえれば欲しいですね。当時は750ccとしてはやや重めな乾燥重量223Kgでしたが、現在ならもっと軽く作れてとてつもない性能と味わいになると思います。エンジン製作が難しければ、普通の円ピストンでV5でもOKです(爆)。


今回の雑誌は前編、後編でレース編と技術解説編に分かれるようですが他の回でもあるような「今だから話せる…」なんて新事実の記事も載りそうで楽しみです。両方買いたいですが、残念な事に電子版では発行していないのですね。最近「1冊買ったら1冊捨ててね」との厳しいお達しがあるので(爆)、電子版なら気兼ねなくコレクション出来るのですが(涙)。4輪の「GP Car Story」は電子版もあるので是非お願いしたいです。
Posted at 2019/07/30 12:47:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記

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