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RANちゃんのブログ一覧

2019年12月26日 イイね!

やっぱり濃い内容ですね…RACERS NR500PART2

やっぱり濃い内容ですね…RACERS NR500PART2
先日もお知らせしましたが、本日発売に延期になった「RACERS」のNR500特集後編、ゲットしてきました。本屋さんに行ったら既に2冊しか無かった(元々?)のでラッキーでした。


後編は技術解説なので、デビュー時からのエンジンの変遷など、かなりマニアックです。今まで門外不出だった図や写真もあるようです。初めて見る図が多かったです。


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それにしても、吸気バルブと排気バルブがそれぞれ4本ずつ並んだシリンダーヘッドは壮観ですね。


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1個のピストン当たりコンロッドも点火プラグも2本ずつなので、4気筒の状態だとほとんどV8です。長円ピストンなのでバルブが本当に目一杯入っていますね。


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市販のNRではさすがにここまで詰めた設計は出来なかったので、ピストンは楕円形状になり、バルブもやや小さめですが、よく市販したと思います。


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普通は参戦初年は手堅い設計にするのが定石な気もしますがそこはHONDA、長円ピストンにアルミモノコックフレーム(他社のマシンは鉄のパイプフレームでした)、ピボット一体型のスイングアームに倒立フロントフォーク、と時代を先取りした装備でしたが、さすがにこれではまともに走れるまでに3年かかってしまったようです。


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でも、デビュー当時はバンク角100度で108psだったエンジンが、

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3年で137ps/19500rpmまで行ったのは凄いと思います。F1の3000ccに換算すれば822psですから。バンク角は90度になって、エンジン本体もかなりコンパクトになっていますね。


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その後も開発は続けられてカーボンフレームやブレーキのモデルも東京モーターショーに参考出品されていましたが、実際にこれが世界GPを走ったらどんな成績を残したのでしょうか。


しかし、相当苦労したであろう当時の担当者にインタビューすると、みなさん本当に楽しげに話をされているようです。元々のアイデアを考えた入交昭一郎さんでさえ「あの時エアバルブを作れていたらもっとエンジンを回せてNRは勝てた」と言っているくらいで熱いですね。


いつか勝てる―ホンダが二輪の世界チャンピオンに復帰した日」という、富樫ヨーコさんの著書でもこの辺りの悪戦苦闘の日々は書かれていますが、今の時代にはなかなか出来ない事かもしれません。


しかし、入交氏のインタビューで「ホンダってのはね、恥をかいても許される会社なんだ。もちろん反対意見はいっぱいあると思うし、NRで僕がやったことは悪い例かもしれないけど、恥をかいてでも新しいことにチャレンジする意味と大事さはきっとあると思う」という発言は印象的ですね。


これだけ色々綿密な取材で1000円というのは十分お得だと思います。興味のある方には貴重な資料でしょう。このシリーズ、是非デジタル化して欲しいのですが…。
Posted at 2019/12/26 17:22:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2019年12月23日 イイね!

明日かと思ったら…RACERS発行2日延期

明日かと思ったら…RACERS発行2日延期




9月24日に第一弾が発行された「RACERS」のNR500特集号。第二弾は明日発売の予定でしたが、2日延期になるようです。






前回はデビューから引退までの道のりでしたが、今回は楕円ピストンを始めとするエンジンの技術詳細や、その後に開発されたNR250ターボなども載るようです。ルマン24時間に出場したNR750も出て来るかもしれませんね。


明日を楽しみにしていましたが、あと2日間我慢です。紙での発行でデジタル版が無いので、忘れずに本屋さんに行かないと(爆)。
Posted at 2019/12/23 17:17:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2019年11月25日 イイね!

ちょっと大人買いしました(爆)。

ちょっと大人買いしました(爆)。
AmazonでKindle本の安売りキャンペーンをやっていました。「RIDERS CLUB」が1冊96円で売っていたので結構買ってしまいました(爆)。写真は以前乗っていたCBR600Fですが、こんなマイナーなバイクでも巻頭特集してくれます。




創刊号からデジタル化されており、昔の発行のものはさすがにデジタルデータでは無いため、実際の本からスキャンしての発行(出版社での自炊ですね)なので現在のデジタル出版よりもややクオリティは落ちますが、1978年の創刊から全部読めるのはありがたいですね。


自分の乗っていたバイクの詳解が載っている号や、昔の憧れのバイクやレーシングマシンの特集など、他のバイク誌ではお目にかかれないような詳細で読み応えがある記事が多いので、1980年代を中心に40冊ほど買ってしまいました。


もともと1983年辺りから20年ほど毎号買っていたのですが、引っ越しの度に処分したり、家庭の事情で処分したり(爆)と残りが数少なくなっていたのですが、これで一安心です(苦笑)。


1冊96円だと、40冊買っても元の5冊分くらいなので大バーゲンですね。調子に乗ってiPad miniにダウンロードしていったら残りが1GBになって焦りました(爆)。


本当は「BIKERS STATION」や「RACERS」も電子書籍化して欲しいのですが、こちらは紙の本のままなので、本当に欲しい時には本屋にダッシュしています(苦笑)。
Posted at 2019/11/25 13:03:22 | コメント(4) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2019年11月08日 イイね!

完全に勘違い…アストンマーティンのバイク

完全に勘違い…アストンマーティンのバイク

2日連続でバイクの話題ですが、ミラノショーでアストンマーティンのバイク!が発表されました。





もちろん2輪は作っていないのでバイクメーカーとのコラボですが、「ブラフ・シューペリア」って…戦前に無くなったバイクメーカーなのでは?


スペックを見るとDOHCの997cc8バルブ88度Vツインとターボで180ps…って2輪に詳しく無い方ならびっくりかもしれませんが、ドゥカティなら自然吸気のエンジンでも出せる出力です。最新のリッターレプリカならターボ無しで全車200ps超えです。

おまけにターボエンジンって…国内4メーカーが一度は手掛けたものの種々な問題があって今では生産していないエンジンです。カワサキのH2は過給エンジンですが、こちらはレスポンスなどの事をきちんと考えてスーパーチャージャー装備です。



写真で見ると大ぶりそうなエンジンで凝縮感がありませんし(意外とロングストロークな感じです)、Vバンク角が88度って…設計的にも変です(普通なら当然のように90度です)。


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横からの写真だけですが、フロントサスペンションはダブルウィッシュボーンのようです。BMWやHONDAならともかく、訳の分からんメーカーがぱっと作ってものになるとは思えません。



ブレーキもローターは小さくて穴開きでもペータルでもなく、キャリパーはスポーツバイクなら今や常識のラジアルマウントでも無いようでどう見ても時代遅れです。こんなブレーキでサーキット専用って本気?


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コクピット周りも往年のブラフ・シューペリアの雰囲気を醸し出しているのかもしれませんが、こんなハンドルとシートではまともに走れません。サーキット専用という事ですが、尚更危ないですし、そもそもこのカウルでは防風もハンドリングも無視のデザインですね(爆)。


カーボンボディで乾燥重量180Kgという事ですが、重過ぎ(笑)。サーキット専用なら10〜20Kgは軽く出来るでしょう。


とまあ、突っ込み所満載…というか良い所が見付からない(デザインは格好良いかも)バイクですが、これで1300万円!!とか。少量生産ならこれくらいになるのかもしれませんが、それなら


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MotoGPレーサーをほとんどそのまま市販化したHONDAのRC213V-S(こちらは公道走行の装備付きで170Kgです)が2190万円なのでこちらを絶対買いますし、


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先日お知らせしたカワサキ ビモータH2が(予想価格)1000万円なら納得の価格です。


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そう考えると超絶の楕円ピストンエンジン搭載でハイテクてんこ盛りのHONDA NRが520万円って出血大サービスのバーゲン価格だったのですね(赤字だったとの噂もあります)。

いずれにしても、「アストンマーティンのブランドで一見格好良さそうなバイクを出せば高くても売れるだろう」という目論見で名前貸し?をしていたとしたら計算違いだと思います。4輪のような商売にはならないのでは。


こんなバイクはまともに走れないし、買った人の見識が疑われるし、コレクションにしても値も上がらないでしょう。


現在のアストンマーティンそもそもがAMGのエンジンをもらっているくらいなので仕方が無いのかもしれませんが、バイクを甘く見ないで欲しい、と言いたいです。
Posted at 2019/11/08 13:00:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2019年11月07日 イイね!

なぜ東京モーターショーで出さないの?…カワサキとビモータのコラボ

なぜ東京モーターショーで出さないの?…カワサキとビモータのコラボ

先日の東京モーターショーはそれほどわくわくする新車はありませんでしたが、終わってから海外でカワサキとビモータのコラボモデルが発表されたようです。



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このスタイルを見て「おおっ!!」と思った方はかなりのマニアですね(爆)。元々のモデルはカワサキのH2でスーパーチャージャー装備のハイパーバイクですが、このエンジンを使っています。


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カワサキのH2のように普通だとフロント周りはテレスコピックフォークと呼ばれるサスペンションですが、このバイクは4輪のダブルウィッシュボーンを前後に伸ばしたような構造になっています。


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フロントタイヤを左右から挟むアームの中にハブがあってそこで車輪が向きを変えるという「ハブセンター・ステアリング」という構造になっています。


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元々はビモータがドゥカティのエンジンを使用して作った「テージ1D」というモデルの構造です。


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こちらが透視図になりますが、カウルの中はこんな構造です。


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ドゥカティのL2エンジンは幅が狭いので、それを挟むフレームの前後にサスペンションアームが付いているという特異な構造です。本当ならフロントフォークと同軸に入っているダンパーがフレームにマウントされており、一見するとどちらが前だか分からないですね(爆)。

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このビモータH2も車輪をはずすとこんな感じで、普通のバイクのフレームは見当たりません。


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今回のカワサキ ビモータH2ではフロントサスペンションアームの右側の下の出っ張りからアームが出て、ステップ付近でリンクを介してシート下のダンパーを作動させているようですね。


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後ろから見るとダンパーらしきものが2つ並んでいますが、向かって左側がフロント、右側がリアのダンパーでオーリンズの電子制御ダンパーだそうです。

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カーボンのパーツとビモータお得意のアルミ削り出しのパーツでとても格好良いです。

ぱっと見では複雑で重そうですが、車両重量は207Kg!!とエンジンがベースのKawasaki H2よりほぼ30Kg軽く、1000ccのリッターレプリカバイクとほぼ同重量です。

このハブセンター・ステアリングのフロントサスペンションは操舵系とショック吸収系を分離出来るため作動性が良く、コーナリング中の外乱にも強くてブレーキングも安定していると良い事づくめなのですが、構造が複雑で精度を要するため、市販化したのはビモータだけのようです。


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同じ発想のサスペンションにはBMWのテレレバー/パラレバーや


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HONDAのゴールドウイングのダブルウィッシュボーンがありますが、やはり高価格のバイクだけに採用されているようです。


元のカワサキH2のエンジンは231psと下手な4輪以上のハイパワーで、それに加えてハブセンター・ステアリングのフロントは最強ですね。オリジナルのH2は鉄パイプのトレリスフレームであまり好みでは無いのですが、こちらは文句なく格好良いです…が、一体いくらになるのでしょうか。最低でも500諭吉は覚悟しないと。

207Kgの重量でカワサキのスーパーチャージャー装備の強力エンジンにハブセンター・ステアリング…公道最強かもしれません。

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それにしても、HONDAの「CBR1000RR-R FIREBLADE(どれだけRが付くのでしょう)」もミラノショーの発表で、東京モーターショーでお披露目しても良いのにもったいないですね。折角のバイク大国のお膝元だから一般の方が触れられる所の展示をすれば良いのに、車離れだけでなくバイク離れも助長してしまいますね。

Posted at 2019/11/07 17:21:59 | コメント(4) | トラックバック(0) | バイク | 日記

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「[整備] #D3ツーリング BMCエアクリーナーエレメントの3回目の洗浄 https://minkara.carview.co.jp/userid/382708/car/3315795/8352438/note.aspx
何シテル?   09/02 12:01
最近車を新調しました。小さくて速い車が好み でしたが、色々な事情で現在の車に乗り換え ました。速さ、楽しさ、便利さを両立させるのは なかなか難しいですが、...
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