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RANちゃんのブログ一覧

2025年08月05日 イイね!

現行型もかなり良いです…メルセデスベンツのCLAシューティングブレーク

現行型もかなり良いです…メルセデスベンツのCLAシューティングブレーク
先日EVの新型が発表されたメルセデスベンツのCLAシューティングブレークですが、現行のモデルをセカンドカーの点検の代車でお借り出来ました。FFのディーゼルモデルです。


乗り込んでまずシートを合わせようとすると設定レバーがドア側にあるのでちょっと面食らいます。発進する時もシフトレバーは日本車のウインカーの位置にあり、BMWとは逆の操作が多いですね。


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ステアリングはBMWよりちょっと細身でこれくらいが好みです。下辺がフラットになっているのは微妙ですが。


エンジンはちょっとカラカラするのはディーゼルモデルだからでしょうが、特に嫌な振動はありません。走り出してちょっとビックリしたのは…乗り心地が良いです。


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サイズは225/45-18と先日代車に来た320dと奇しくも一緒でしかもブリジストンのトゥーランザ!唯一の違いはCLAは非ランフラットなところで、この違いでこれだけ乗り心地が違うとランフラット車に乗る気が失せますね。サスペンションのセッティングも違うのかもしれませんが、同一サイズ、同一ブランドでランフラットの有無でこれだけ違いが出たのはちょっと興味深いです。


エンジンそのものは320dの190ps/400Nmに対して150ps/320Nmとやや非力ですが普通に乗っている分には320dより若干高回転かな、というくらいでそれほど違いはありません。


コーナリングも素直ですがエンジンがBMWの320dに比べると若干非力ですね。FFな分もあって脱出加速はやや穏やかですが全然問題ありません。


もう一つの嬉しい驚きが結構小回り出来る事で、最小回転半径は5.1mでした!FFなのにずっと小さいヒョンデのインスターやボルボのEX30より小回りでトヨタヤリスの大径ホイール版と一緒なのは非常に優秀ですね。AMG版ではタイヤも太くなって4駆になるので少し大回りになりますがそれでも5.4mなので立派です。他社も見習って欲しいです。


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リアシートは足元がやや狭目ですが頭上空間はあり、CLAクーペのようにきちんと座ると天井に頭が触ったりという事もありません。ドアもそこそこ大きくて屈まなければ乗り込めないクーペに比べると充分快適です。


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運転席メーターはスピードメーターもタコメーターも読み易くて問題ないですし、設定によって左右独立で色々な情報が表示出来るので便利です。BMWとは大違いです。


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センターコンソールにはポインティングデバイスがありそこそこ便利です。マイナーチェンジでBMWの1シリーズやX1のようにこの部分は無くなってしまいましたが、ステアリングのボタンでかなりの操作がiDriveと同様に出来るので文句なしです。


Bluetooth接続でiPhoneともあっという間に連携出来、ワイヤレスで充電も出来るのはとても便利ですね。まあ、この点に関してはBMWも同様で、135iの時にガラケーを接続しようと思ったら失敗ばかりで結局3時間かかったのに比べると隔世の感がありますね。


唯一の玉に瑕は燃料タンク容量が43Lと小さいところですが、結構燃費が良さそうなので満タンなら700Km程度走れそうです。ガソリン版のAMGなら60Lになるのでそこそこですね。


個人的には1シリーズよりこちらの方がスタイルも操作性も好みですし、3シリーズよりも乗り心地も良いのでリアシートの狭さが許容範囲ならアリだと思います。


ガソリン車のAMGにすればもっとパワフルで4駆になるので更に魅力的かもしれません。現時点でこの出来でしたら、新型でEVになったら更に良さそうです。新型CLAはガラスルーフになってヘッドルームが改善されたらしいですが、シューティングブレークの方がさらに余裕もあるでしょうしトランクルームも広いので使い勝手は良さそうですね。
Posted at 2025/08/05 04:39:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2025年07月22日 イイね!

結構違う…代車で320d乗りました

結構違う…代車で320d乗りました新ミドリーヌ号の車検のついでにボディやシートの再コーティングをお願いするので1週間ほど預ける事になり、代車に320dがやってきました。LCI後のモデルで、デビュー当初は違和感がありましたが、他のモデルがどんどんアレになってきているので今では好感が持てます(爆)。


同じG20/21モデルなので乗り込むとシートはすぐにポジションも合って問題なしです。エンジンをかけるとちょっとカラカラ音がしますが、許容範囲でしょうか。ALPINA D3Sのアイドリングはもっと静かで振動も無く、ガソリン車と遜色無い事が判明しました。


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走り出すと…乗り心地が良くないです。タイヤは225/45-18サイズのブリヂストンのトゥーランザ(もちろんランフラット)ですが、結構路面の凹凸を拾ってギクシャクします。西湘バイバスの路面の継ぎ目も拾って揺すられますが、新ミドリーヌ号では認証ピレリの時もそんな事は無く、ミシュランPS4Sにしてからは更に乗り心地が良くなったので雲泥の差です。


トゥーランザは以前オデッセイに履いていた時には好印象でしたが、ランフラットではまた違うのでしょうか。タイヤの硬さを感じますね。ALPINA D3Sの255/30-20のPS4Sの方がずっと扁平なのに当たりが柔らかいのはちょっと不思議です。


代車はノーマルのスポーツサスペンションだったので、オプションのアダプティブMサスペンションだったらもっと乗り心地が良いのかもしれませんね。


それと、ランフラット用のホイールはかなり重いので、タイヤと併せて結構な重量になっているのかもしれませんね。新ミドリーヌ号のオプションの20インチクラシックホイールは標準の19インチホイールより3.5Kgほど軽いらしく、ミシュランとのペアだと320dのランフラットのホイール/タイヤより5Kg以上は軽いのかもしれません。バネ上も新ミドリーヌ号の方が200Kg以上重いでしょうから、バネ上/バネ下比を考えるとこの乗り心地の差も納得です。


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センターディスプレーはかなり大きくなって地図も見やすいですし、エアコンの温度設定だけは直接タッチで残されていますが、運転席メーターは最悪で見る気になりません。ヘッドアップディスプレーがあって良かったですが、標準装備のようですね。これは必須ですね(爆)。


センターディスプレーの地図スクロールはiDriveでの操作が出来ないようでタッチパネル操作になりますが、やりにくくて運転中は無理ですね。こういう部分でも操作性は改悪されてますね。


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iDriveが残されているのは良いですが、シフトレバーが小さなスイッチになっていてすぐに操作出来ず手探りになるのは個人的には不満です。スペースは一緒なのでシフトレバーを無くす理由は無さそうな気がします。パーキングのスイッチが2系統あるのも意味不明です。ボタンの無いスペースがあったり盲蓋があったりするのは廉価版だからでしょうか。


ヘッドアップディスプレーは乗り始めはなぜかオフになっていました(爆)。表示領域はLCI前よりやや広いようでカラー化されており、これに関しては歓迎ですね。表示エリアもやや車体の中心寄りになっているようで、新ミドリーヌ号では少し中心寄りに乗るとヘッドアップディスプレーの画面左端がケラれる事がなくなっているのも地道な改良ですね。


バイパスを降りてからの一般国道でも乗り心地の悪さは一緒で、山道のシマシマ舗装でも結構揺すられて気分が良くないです。デビュー当初のG20がこれくらいの硬さだったかもしれませんが、個人的にはアダプティブMサスペンションは必須ですね。


コーナリングは車重1670Kgが前840Kg/後830Kgとほぼ50:50なので素直に曲がりますが、路面の凹凸をかなり拾ってグリップ感はやや薄いです。


ステアリングの手応えもそこそこですが、コーナー脱出時にステアリングを戻していくと、最後の直進状態に戻る辺りで手応えが薄くなります。アルピナだとこのステアリングを戻す動作は最後まで滑らかなので違いますね。新ミドリーヌ号は4駆になったためFRのミドリーヌ号よりも滑らかさが減った感触ですが、それでも標準BMWよりは良かったです。


エンジンについては190ps/400Nmのパワーとトルクは十分ですが、以前感じたような吹け上がりの良さはあまり感じず、回り方もやや雑味を感じました。と言うか、アルピナの6気筒ディーゼルが滑らかでパワフルなので全然比較になりません。初代ミドリーヌ号なら4気筒同士なので以前の試乗で感じたように気持ち良いディーゼルなのですが。


そして以前のCG動画で山野哲也さんが指摘したようにアルピナD3Sではアクセルオフでエンジンブレーキがかかるのでコーナリングのリズムが取り易いのですが、320dではエンジンブレーキがあまり効かずに空走感があるのでちょっと不便です。


ブレーキに関してはそれほど効きは強力ではないですが、リニアな感じでカックンではないので好印象です。アルピナB3/D3Sがこの標準のブレーキのマスターシリンダーを使用する訳が納得ですね。


いつものミステリーゾーン(笑)を通りましたが、50Km/h制限の道で30Km/h表示となり、その後80Km/hになってしまう現象は一緒です。同じG20なのでLCIでも改善されていないようです。他のBMWでも試してみたいです(笑)。


オーディオは10スピーカーのようですが、最初聴いていた時はドンシャリ気味で、設定を開いたら低音がかなり増強されていたので普通のバランスにしたらちょっと聞きやすくなりましたが、新ミドリーヌ号のharman/kardonのサラウンドに比べると輪郭がちょっとぼやけてAMラジオチックです。まあ、許容範囲でしょうか。


以前に試乗した320dの方が好印象でしたが、デビュー1年後でサスペンションがソフトになった時期のMアダプティブサスペンション装着車だったかもしれません。LCI後はサスペンション結合部の剛性が上がって作動性が良くなった、という話ですが標準のスポーツサスペンションはそうでもないのでしょうか。


あくまで個人的感想ですが、3シリーズを購入するならMアダプティブサスペンションの装着は必須だと思いました。タイヤなら後で非ランフラットに交換出来ますがサスペンションはそうもいかないでしょう。1人で乗るなら我慢の範囲かもしれませんが、装備をケチって乗り心地を我慢するくらいなら他の車種にした方が良さそうです。


カーナビを含めたインフォティメント系の操作性も最悪ですしライトも他社に比べて進歩していないですし、敢えて今3シリーズを購入する意味はそれほど無いかもしれませんね。
Posted at 2025/07/22 06:13:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2024年12月17日 イイね!

久々にスマートに乗りました。

久々にスマートに乗りました。

久々にスマートを借り出して1日乗る機会がありました。4ドアのスマートフォーフォーです。900ccターボの普通のグレードです。





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乗り込んでみるとシートはちょっと小振りですが外観から予想されるより普通です。ポジションはややアップライトでちょっとミニバンやSUVに近い感覚です。ボンネットはほとんど見えませんが、元々フロントオーバーハングが極端に短いのでフロントウインドウの前端から50cm向こうが前端という感じです。


走り出してみると、ずっと以前に試乗したブラバスよりは力がないものの、90ps/135Nmのパワーは1tちょっとの車体には十分です。基本的に同じDCTですが、ブラバスよりも変速スピードは緩やかな感じで、ギア比もやや高い印象です。


それよりもステアリングがかなり軽い感じでブラバスの半分近い手応えの上に遊びが割と大きいです。


山道も走ってみましたが、通常のエコモードだとあまりエンジンが回らない感じでスピードが乗るとすぐにシフトアップしてしまって加減速にメリハリが付きません。スポーツモードにすればそこそこです。


マニュアルシフトにしてみようかと思ったらステアリングにパドルが無いのでシフトレバーでの操作になりますが、手前に引いたらシフトダウンになるので最初は面食らいました。タコメーターは無かったので2速、3速メインで走りましたがパドルはあった方が良いですね。


ただ、ステアリングの遊びは大きいもののRRなので手応えは滑らかですし、加速もそこそこでコーナリングも楽しく走れました。エコタイヤのようですが前185/50-16、後205/45-16でグリップも十分でした。


そしてブレーキの効きも割と良く、以前乗った印象では通常モデルでもブラバスでもタッチがやや柔らかかったのが、今回の車は踏み始めから効きが良くてリリースもしやすく、今までで一番良かったです。本当だったらブラバスが一番ブレーキが良さそうですが、結構個体差があるみたいですね。このブレーキのおかげで下りの山道は楽しく走れました。


車体剛性が結構高いのか、段差や悪い路面でも結構サスペンションが動く感じで乗り心地は悪くない感じです。


そしてスマートお得意の小回り性能ですが最小回転半径は4.1mで、たまに出かけるお店に入るのに交差点の右折からUターンするのですが初代ミドリーヌ号がギリギリ曲がれ、新ミドリーヌ号が曲がれずに切り返しが必要なところを余裕で曲がった上に内側車線に入れるくらいでした。


リアシートはちょっと狭めですがレンタカーで借りたヤリスと大差なく、乗り心地が良くてダブルサンルーフになっている分快適かもしれません。ただ、窓が上下に開かず昔の車のように後端がちょっと開くタイプなので不便かも。


400Km近く走りましたが19Lしか入らず20Km/L以上走った計算になるのでちょっとビックリしました。満タンなら余裕で500Km走れそうです。


トランクルームはやや狭くてエンジンが下にあるためちょっと暖かくなりますが、冷たくしておきたい荷物はリアシートに置けば良いので2人乗りならあまり不満はありません。


日本車ほど使い勝手は良くないかもしれませんが、必要十分に速くて運転も楽しく、超絶小回りが出来るので、ヤリスの廉価版グレードよりは断然良かったです。


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これがブラバスになればパワーアップしてステアリングの手応えも良くなって更に運転が楽しくなりますし、シートも座り心地が良くなるのでレクサスLBXの標準版と比べてもスマートの方が良いかもしれません。特に狭い道を通るようならLBXより70cmも小回り出来るのは最強ですね。


そういう意味では兄弟車のルノー・トゥインゴも性能はほぼ一緒でキャンバストップも選べますし、ブラバスと同等の性能のトゥインゴGTにはMTもあったのでこちらもおすすめな感じです。生産終了してしまって残念ですが、程度の良い中古でも150万前後で買えそうなのでありかもしれません。


結局スマートもトゥインゴもEV版は出ていたものの日本には導入されませんでしたが、内燃機関バージョンと比べても走りは更に上質になった可能性はあるので残念ですね。次期トゥインゴのEV版は日本に来るといいですね。
Posted at 2024/12/17 04:54:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2024年11月19日 イイね!

EV一択で良さそうですが、やっぱり航続距離がネックです…新型5シリーズちょい乗り


行きつけのディーラーさんから「EVとディーゼル比較試乗キャンペーン」のお知らせが来たので行ってみました。いくつか試乗プログラムがあったのですが、今回は新型5シリーズに乗らせていただきました。


最初の試乗車はEVのi5 M60 xDriveです。乗り込むとシートは大柄で革シートの当たりも良くてリラックスして座れます。高級車に乗っている感じです。


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大型の運転席メーターとセンターメーター一体型のモニターは少し進化して、カーナビでは曲がり角などでカメラ画面が映し出されるAR表示になったようですが、やっとメルセデスベンツに追い付いたか、という印象です。スピードメーターとパワーメーターは使えないので、このAR画面をヘッドアップディスプレーに表示して欲しいですね。


発進するとEVなので当然無音です。開けた場所で全開にするとかなりの加速です。601ps/795Nmのパワーで0-100Km/h加速も3.8秒なので数値的にはアルピナB3やM3並ですが、踏んだ瞬間にモーターならではの瞬時の加速に入るので体感的にはもっと速いですね。予告せずにフル加速すると同乗者がムチウチになりそうです。


ステアリング左側にあるパドルを引くとブースト機能が働いて更に加速が強くなりますが、それと同時にスピーカーから轟音?も響いてくるのでそれは余計だな、と素直に思いました。ワインディングでのスポーツ走行では良いかもしれないですが、街乗りでは不要ですね。


シフトのスイッチを手前側に引くとドライブモードが通常のものか回生ブレーキでワンペダルドライブが可能なBモードかの切り替えになりますが、Bモードにすると回生ブレーキの効きが強くてアクセルを離すと通常のフットブレーキよりも大きな減速Gが出て止まってしまうため、ややアクセルコントロールに気を遣います。もう少し回生ブレーキの効きが弱目の方が良さそうですが、パドルでの調節は出来ないそうです。アクセルペダルの戻し加減でもう少し回生の幅があるといいですね。


カタログでの一充電走行距離はWLTCモードで455kmだそうで試乗を終えたところでの表示は360Kmほどだったので現実的には400Km未満の航続距離でしょうから、個人的にはちょっと短めですね。遠出するには絶対1回は充電しなければならないので不便に感じてしまいますし、出先で駐める場所にも不自由しそうです。


次に乗らせていただいたのはディーゼルの523d xDriveです。こちらは以前よりは微妙にパワーアップされていて197ps/400Nmですが、i5 M60より500Kg軽いものの加速の感じは半分以下といった感じで新ミドリーヌ号と比べて50Kgほど軽いものの明らかに遅いです。4気筒なので意外とエンジンの振動も感じ、5シリーズから予想される滑らかさはそれほど感じませんでした。でも、車体が500Kg軽い分の軽快感はありました。これで6気筒の540dなら文句なしですが無いものねだりですね。


もちろんディーゼルなので満タンにすればEVよりも2倍前後は長く走れそうですが、何故か燃料タンクは3シリーズと大差ない60Lに減ってしまっているので、3L直6のアルピナD3Sと比較しても遅い上に満タンの航続距離も短いし良いとこ無しです。車体が大きくなっているのにトランク容量も燃料タンクも先代より小さくなっているのはEVと共用設計の弊害ですね。


これがガソリンの523iでしたらパワーは190ps/310Nmに落ちるので、更に遅い上に燃費も悪くなり、ガソリンの軽快感はあるかもしれませんが単なる廉価版にしか思えません。もちろん5シリーズならではの高級感やゆったりした居住性はあるのでしょうが、全長5m超えで幅も1900mmでは普段乗りは出来ない感じです。


ただ、どちらのモデルも標準で後輪操舵機能が装備されていて最小回転半径は5.3〜5.4mなので、曲がり角などではイメージしたより小回りが効きました。


i5 M60ほど超絶に速くなくても良くて航続距離も欲しい、というとEVの下位モデルのi5 eDrive40が0-100Km/h加速も6.0秒で航続距離もカタログ値で580Kmに伸びるのでやや現実的かもしれませんが、それでも遠出にはちょっと不十分な感じです。


個人的にはM60とeDrive40の中間くらいの加速で航続距離が600Km超えだと選択範囲に入ってきそうですが無いものねだりですね。乗ってみればEVの動力性能と快適性の優位点は明らかなのですが、これだけ大きなセダンなら悠々と遠出したいので航続距離には不満がありますね。


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そういう意味では先日メルセデスベンツのEQS45+がマイナーチェンジされ、バッテリー容量の増大で航続距離が759Kmに伸びたり、外観もクロームルーバーラジエーターグリルとボンネットマスコットを付与しているのはちょっと魅力的ですね。内装でも今まではオプションでも選択出来なかったハイパースクリーンが標準装備のようです。その分価格も上昇しているのでしょうが。でもこれなら実際的な航続距離は600Kmを超えるでしょうから自分の使い方としては十分合格点です。


EVとしては滑らかな加速で十分以上の動力性能でも航続距離が足らず、内燃機関だとパフォーマンス不足な上にスタイリングもイマイチだと、あえて5シリーズを選ぶ理由があまりない気がします。EVならテスラやEQSで良いでしょうし内燃機関ならメルセデスのEクラスやアウディのA5で良さそうな気がしてしまうのは私だけでしょうか。


同一モデルで様々なパワーユニットの選択肢があるのは悪い事では無いですし、上手く趣味に合えば十分魅力的なのかもしれませんが、内燃機関とEV共用シャーシはどっち付かずになっている印象ですね。バッテリー搭載のスペースを稼ぐために腰高になるのを全長を伸ばしてバランスは取ったもののトランクも燃料タンクも小さくなっているので、内燃機関モデルが割りを食っている感じですね。SUVモデルだとこうした弊害は出ていないように思えますが、セダンだと難しそうですね。
Posted at 2024/11/19 06:06:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2024年11月12日 イイね!

かなり気に入りましたが納期が…レクサスLBX MORIZO RRちょい乗り

かなり気に入りましたが納期が…レクサスLBX MORIZO RRちょい乗り


以前から気になっていたレクサスLBX MORIZO RR(以下MORIZOにします)ですが、近くのディーラーさんでちょい乗りさせてもらいました。



室内は黒一色の本革シートでしたが、当たりも柔らかくて座りやすい感じです。シートもフル電動でポジションもきっちり合いました。


エンジンをかけるとちょっと低音が混じった感じで格別3気筒という感じはしなかったですが、なんとメーター表示に「水温が低いので穏やかに走ってください」という警告メッセージが大きく出ていました。これは初めてです(爆)。


ディーラーさんから一般道に出る時に「あれ、大きさの割に小回りが効かない感じだなぁ」と思いましたが、標準のLBXの最小回転半径が5.2mなのに対して20cm増しの5.4mでした。タイヤサイズが標準車のから235/45/19にアップされているので仕方がないところでしょうか。


走り出してみるとそこそこ乗り心地も良く荒れた路面のところでも不快感はありません。もうちょっと硬めの反応を予想していましたが、LBXベースで高級感も考慮しているのでしょうか。車体の剛性が高そうなのでそれも効いている感じですね。


アクセルを多めに開けるとかなりの加速ですが、予想したほどではありませんでしたが試乗時はディーラーの担当さんも含めて3人乗りだったので1人乗りだともっと速そうです。1470Kgの車体に304ps/400Nmのパワーですから十分以上に速いですが、体感的には初代ミドリーヌ号と同じくらいでした。


ブレーキも効きは強力ですが立ち上がりはそれほど強くないためコントロールも楽で、好印象です。信号待ちでも普通に滑らかに止まれます。


ちらっと街乗りさせてもらっただけなのでコーナリングに関しては不明ですが、高級な味わいのまま高性能にした感じでかなり気に入りました。


標準車とどれだけ差があるのかと思ってハイブリッドの標準車の方にも乗せていただきました。こちらは発進時はモーターのみなので結構静かで滑らかでしたが、少し強めに加速しようと思うとエンジンが始動します。ちょっと雑味がある感じでMORIZOよりも音量は控えめですがモーター走行時とやや落差がありますね。CVTによるラバーバンドフィーリングも少し感じます。もちろん加速は緩いので必要十分にちょっと足りない、という印象です。


乗り心地もMORIZOよりもやや硬めな印象で、225/55-18のタイヤから予想されるよりタイヤの硬さを感じました。MORIZOの方が剛性も高くてダンパーも高性能でしょうから、標準車よりサスペンションの作動性が良いのかもしれません。


もう一つ気になったのがブレーキで、ちょっと踏んでも制動力の立ち上がりが強くてかなりカックンブレーキ気味でした。これは街乗りで気を遣うので「小さな高級車」としてはアウトだな、と思いました。仮に個体差があるにせよ、ハズレの車両を引いたら残念です。


シートもMORIZOよりは当たりが固くて座り心地は一方で譲りますし、これは標準とMORIZO両車に共通ですが助手席シートは調整が手動なので興醒めです。レクサスだったらこういうところは手抜きして欲しくないです。


両車を比較してみるとMORIZOの方がシートもしっかりフィットして加速も良く乗り心地も微妙に優った上にブレーキのフィーリングも良いので標準車を選ぶ理由がそれほど無いのですが(CG誌のジャイアントテストで下位に沈んだ結果が納得です)、問題はMORIZOの納期ですね。


今すぐ頼んでも再来年の春になるそうで、標準のLBXにもあった「bespoke build」は発売時に設定されたもののいつ再開されるか分からないそうです。基本的にスポーツモデルのMORIZOなのであまり贅沢は言えない気もしますが、CIVIC TypeRなんかかれこれ1年以上受注停止状態なので、それに比べればマシかもしれません。


かといって標準車のLBXは加速が微妙に緩い上にフィーリングもあまりリニアではなく、シートや乗り心地も微妙にMORIZOに劣る上にカックンブレーキなので家族で乗るセカンドカーとしてはちょっと残念です。


そうなると他の選択肢としてゴルフのGTIやアウディのS3の方が良さげですし、納期の点から言っても我慢しないで良さそうです。半年くらいの納期だったら黙ってMORIZOを待つところですが、さすがに1年半は待てないかな、と思いました。良い車だけに惜しいですね。
Posted at 2024/11/12 06:16:42 | コメント(6) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記

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「とにかく上質で快適です http://cvw.jp/b/382708/48604969/
何シテル?   08/17 07:20
最近車を新調しました。小さくて速い車が好み でしたが、色々な事情で現在の車に乗り換え ました。速さ、楽しさ、便利さを両立させるのは なかなか難しいですが、...
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