
遠出はしないものの、近場でうだうだしていた日々でしたが、なぜか信州からわざわざ135iの車検に来て下さった方がいらしたので、BMWのディーラーさんの近くのポルシェのディーラーに一緒にお邪魔して(爆)、試乗させていただきました。
写真は試乗車のボクスターで、このカラー、結構好みです。以前ケイマンを試乗させていただいた時に「この動力性能なら、Sモデルでなければオープンになるボクスターの方が魅力的かも」という感想を抱いたので、今回試乗させていただきました。
走り始めの感じは、排気量も一緒なので特にケイマンと変わりはありません。車体の剛性はクーペボディのケイマンの方が高いようですが、ボクスターでも全然問題無いレベルで、一般的なスポーティーカーよりも高いくらいです。
折角なので、途中の駐車場でオープンにしてみましたが、まずはルームミラー上方のロックレバーを解除してからの操作です。ちょっと面倒な気もしますが、個人的にはこういうメカニカルなロック方式の方が信頼感があって好きです。
オープンにしても普通に走る分には風の巻き込みも多くなく、視界もすっきりとして気持ち良いです。特に、バックの車庫入れの時には効果絶大ですね(笑)。
動力性能としては、それなりの加速ですが、135iやALPINA D3 Biturboと比較するのはちょっと可哀相かも。客観的に見れば充分以上に速く、気持ち良いエンジンです。ただ、音は直6のBMWの方が好みですね。この点、D3君は惨敗です(涙)。
コーナリングはさすが軽量ミッドシップ、気持ち良く曲がれて速いです。PDKのダイレクト感も素晴らしく、トルコン式のATよりアクセルの反応に直結感があって「やはりスポーツカーはこうじゃなきゃ」と思いました。エンジンのレスポンスと相まってとても楽しいですが、911の怒濤のトラクションを味わってしまうと「もう一声!」と思った事も事実です。
興味深かったのは、PDKのMTモードでも、アクセルべた踏みでキックダウンスイッチに触らない限り、レブに当たってもシフトアップしない点でした。直線のシフトアップならべた踏みで自動でシフトアップ、コーナリング中には無用なシフトアップを避けるために自動でアップしない、といったドライバーの操作を優先させるにくいセッティングだと思います。
ブレーキの効き自体は良いのですが(911程では無いけれども)結構踏力を必要とするのと、軽く効かせる時のコントロールが難しいのがやや難点だと感じました。
Sでは無いモデルの動力性能は微妙なところですが、操る楽しさから言うと決して廉価版のポルシェという印象ではないです。Sモデルがどれだけ差があるのかちょっと興味がありますが。他のモデルになかなか試乗が出来ないのが残念です。
そういう意味では、中古だと結構お手頃になってきたボクスターは狙い目かもしれないですね。
Posted at 2011/04/21 12:49:19 | |
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