実は同じ日に、パナメーラにも乗らせていただいてました。本当は911にも乗りたかったのですが(爆)、生憎試乗車がありませんでしたので、乗れるものは何でも(自爆)。
以前乗らせていただいたパナメーラはV6モデルで、まるでスポーツカーのようなコーナリングの良さは印象的なものの動力性能としてはもう一息、と思っていましたが、今回はV8モデルで相手に不足はありません(爆)。
乗り込んだ感じはV6モデルと違いはありませんが、排気音が勇ましいです。発進もちょっと踏んだだけでもダッシュは気持ち良く、さすが4.8LのV8です。踏み込んだ時のエンジンの吹け上がりも鋭いですが、何となくアメリカンな感触で、以前乗ったALPINA B5Biturboの方が洗練されていましたが、好みの問題かもしれません。
前回と同じコースに持ち込みましたが、コーナリングはやはり頭が軽いV6モデルの方が気持ち良いです。しかし、タイヤサイズが違うのか、コーナリングスピードと踏ん張り感は今回のV8モデルの方が上でした。トラクションは4駆のせいもあって力強かったですが、降りてみてフロントタイヤを見てみると、(ALPINA D3 Biturboと同じ)ミシュランのPS2がかなり負担のかかったような減り方をしていて「フロントヘビーな上に4駆だったら、減りが早そう〜」と思いました。
折角なのでリアシートにも座らせてもらいましたが、フロントシートとほとんど同じ造りでホールド感は抜群です。しかし、ちょっとタイトで動きが制限されるのと、足元のフロントシートレールの幅が狭くて足が入らないので、リラックスした姿勢は取れません。4人で乗ってスポーツ走行ならドンピシャですが、わざわざリアシートに座ってくつろぐ気にはなれませんでした。
写真で分かるかどうか微妙ですが、サイドガラスはびっくりするほどフラッシュサーフェイス(死語?)になっていて空力が良さそうですが、リアシートに座って窓を開けると轟音がして、とても開けていられません(笑)。
アイドリングストップが装備されているのはいいのですが、エンジン再始動の度に威勢の良い始動音がするのも、サルーンらしくないですね。
「4人乗りのスポーツカー」と考えるとなかなか楽しい車ですが、セダンとして考えると、私ならM3にすると思います。でも、パナメーラがこれだと、アストン・マーチンのラピードって(以下略)。
Posted at 2011/04/22 13:26:01 | |
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試乗インプレ | 日記