
先日広島にお邪魔した時に非常にお世話になった
この方が、1シリーズ、3シリーズの足回りを改善させるパーツを作って下さいました。
リアサスペンションのダンパーを下支える部分のピロマウント、正式名称は「
赤プライム オリジナル リアショックピロマウント」のはずなんですが、口の悪い友人が「赤ピロ」と略して以来、通称となっているようです(爆)。
勿論写真の右側が純正部品でゴムブッシュになっていますが、どうも構造上、リアアームのダンパー取り付け部分は作動方向に完全に一致している訳では無く、ゴムブッシュが変形する事である程度の動きのずれを吸収しているようです。
そのため、ハードな走りをする時などにはどうもリアサスの動きが不安定になりがちで、このブッシュをピロボールのマウントにすると効果が出る、という狙いです。
135iの時にもこうしたピロマウントに交換した事もあり、実際にワインディングではサスのふんばりが効いて効果はあったのですが、1000Kmちょっと走ったところで(初期ロットの不良だったらしいですが)異音がしたので「長距離使うには適さないかも」と思って純正ゴムブッシュに戻してそれっきりでした。
今回の製品はその時の経験もちょっと踏まえて、更に大径で精度の良い加工をしてあるピロマウントだそうで、「ALPINAには効果があるのかなぁ?」と思いつつ、装着してみました…って、してもらったのですが。
作業の詳細にこちらに(爆)。DIYでも出来る作業ですが、トルクスレンチに要注意です(笑)。
交換直後に走り出してびっくり!!フロントに比べてリアの路面から受けるショックが半分くらいになっているではないですか!もともとダンパーの作動性改善を狙ったパーツなので狙い通りと言ってしまえばそれまでですが、ここまで効果があるとは思いませんでした。同じギャップを乗り越えても、普通だと「ドン、ドン」と来るはずのショックが「ドン、タン」という感じです。
フロントタイヤが交換直後だった事もあって、タイヤが馴染んできた(のと、空気圧を再調整した)ので、前後のショックの落差は減ってきましたが、それでもフロントのショックに対して、リアは3/5〜3/4くらいに低減されています。もちろん、サスそのものの動きも良くなっているので、ワインディングではリアの落ち着きが早くなってふんばりも効くので、アクセルが早く開けられる結果、楽しく速く走れます。
この効果が本当か、自分だけでは確信が持てなかったので制作者の方にも乗ってもらいましたが「あ…本当ですね…ショックが少ない!」と驚いて、路面の悪いところを見つけては、そこを乗り越えて確認するという暴挙に(笑)。事情を知らない人だと「あの車、なんでわざわざ路面の悪いところに突っ込んでいってるの?」という感じでした。
元々ALPINAは標準のBMW車にくらべても、サスペンションの作動性、アームの動きなどが良くなっていますので、ピロマウントにした事で、ダンパーが更にスムーズに動くようになったのかもしれません。実際に同時に交換した135iでは、タイヤが柔らかかった事もあって、これ程までの効果は確認出来ないようです。ですので、標準の1シリーズ、3シリーズでの効果はショック低減に関しては何とも言えないところです。
とりあえず、ALPINA D3 Biturboに関しては無条件でおすすめのパーツです。B3にも間違いなく効果はあると思います。とりあえず3000Kmほど(その内、雨中も800Kmくらい)走りましたが、何の問題もないようです。
効果が疑問な方は、「百聞は一見に如かず」ですので、参上しますので御試乗してみて下さい(自爆)。
あ、それから、このパーツ結構苦労して製品化されてるようですので、いいなと思った方は、迷わずイイね!を付けて下さい(私のためじゃないので、御本家のブログの方でも結構です)。
Posted at 2011/05/02 13:31:58 | |
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BMW | 日記