今年もやってきました、「
International engine of the year」ですが、やはりダウンサイジングターボの嵐は収まるところを知らないようですね。
昨年はFIATのツインエアエンジンが総合、新エンジン、グリーンエンジン、排気量部門の4冠を達成しましたが、今年はフォードの3気筒999ccのエンジンが受賞です。
総合部門ではダウンサイジングターボエンジンが上位を占めている中で、458イタリアのエンジンが3位というのは立派だと思います。
新型エンジン部門では、ヨーロッパ勢に混じって気を吐いたのが、
MAZDAのスカイアクティブディーゼルでした!
ヨーロッパでも評価が高いようですね。
2Lクラスでは、BMWのガソリンとディーゼル、AUDI/VWのTFSIが三つ巴でした。BMWはエンジン屋の面目を保った感じですが、このクラスはダウンサイジングターボの4気筒ばかりになってしまいましたね。唯一頑張っているのは、MAZDAのスカイアクティブのガソリン2Lでした。これも大健闘ですね。
2.0-2.5LのクラスではAUDI TTRSのエンジンがトップでしたが、なんと次点はメルセデスの4気筒2.1Lのディーゼルエンジンが入っていました。MAZDAのスカイアクティブディーゼルも500Nmのトルクには負けてしまったようです。
3Lクラスの勝者は、なんと1Mクーペ搭載のN54型でした。2位が
M550dのトリプルターボディーゼルで、N55も5位に食い込んでいますが、進化したはずのエンジンにN54が勝っているのが興味深いですね。
パフォーマンス部門では、総合で3位の458のエンジンは堂々の1位ですね。ここでも、M550dのエンジンは6位に入っているので大健闘です。GT-RのVR38DETTは、毎年のようにブラッシュアップされてパワーもフィーリングも良くなっているはずなのに、3L-4Lの部門でかろうじて5位で、ここでは当然圏外です。
世の中ダウンサイジングターボばかりになってしまう傾向ですが、この賞はエンジンそのものの魅力も評価しているようですね。フェラーリやポルシェのエンジンが高評価なのが良いですね。
逆に、MAZDAのスカイアクティブ以外の国産エンジンは、高効率なもののあまり評価はされていない印象なのがちょっと悲しいですね。
来年、新型M3の直6?がデビューしたらどの辺りに食い込むのか、興味津々です。
Posted at 2012/06/14 12:59:55 | |
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くるま | 日記