ディーラーさんでクリーンディーゼルのキャンペーンをやっていたので、グッズにつられて(爆)でかけてきました。
最初に乗らせていただいたのは523d。5シリーズのディーゼルに乗るのは初めてです。ご存知の方も多いかと思いますが、このモデルのエンジンは基本的には320dと同一ですので、車重の違いがどれだけの差になるのか結構興味がありました。
エンジンをかけてみると、以前乗った320dよりかなり静かでした。車外から聞くとやはりディーゼルエンジンである事は分かりますが、全然問題無いレベルです。
走り出しても車内で聞く限りディーゼルっぽいサウンドではなく、直6のようなエンジンサウンドを求めなければ個人的には気になりませんでした。
コンフォートモードではエンジンのレスポンスはやや穏やかでしたので、ディーラーの担当さんのおすすめに従ってスポーツモードに(笑)。エンジンのレスポンスが良くなり、5シリーズのボディでも充分な加速感です。
低いギアから全開にすると結構気持ち良い加速でしたが、ATのモードだと4500回転に達する前にシフトアップする感じでした。レブリミットは5400回転ですが、4000回転くらいからパワー感は頭打ちの状態でしたので、これくらいの回転でのシフトアップが適当なんだと思いました。
乗り心地も穏やかでいて浮ついた感じはなく、スポーツモードでも結構快適だったので事前に予想していたより好印象でした。
523dを降りたところにもう1台320dツーリングも置いてあったので、ミドリーヌちゃんとの直接比較になると思って(爆)、こちらも乗らせていただきました。乗り込む前にバックドアの足払いオープンを試してみましたが、便利ですね、これ。
320dのエンジンをかけると、523dとは打って変わって結構ディーゼル音がします。ミドリーヌちゃん(ALPINA D3Biturbo)よりわずかに音量は低い感じがしますが、ちょっと高周波が混じる感じで少し気になるレベルです。乗り込んでもこの印象は変わりませんでした。
走り出してみると、523dより140Kg軽いだけあって、加速はやや鋭いですし、車体のレスポンスはややダイレクトですが街乗りの範囲では523dの方が好印象でした。
事前の予想では車重が重い分523dの加速が鈍くて、同じ4気筒ディーゼルだと分が悪いかと思っていましたが、大きささえ気にならなければ523dの方が上質な乗り味で気に入ってしまいました。
しかし、どちらのモデルも低回転にホールドする8速ATの特性もあり、1500回転くらいからの加速はやや緩慢で、高回転の伸びもそれなりでしたから、その辺りはシングルターボの限界かなぁ、と思いました。
ミドリーヌちゃんに乗り換えるとやはり2ステージツインターボのレスポンスとトルクの盛り上がりの気持ち良さは格別で、「これに8速ATが組み合わさったら最強だなぁ」と思いました。
同じシングルターボでもX5-35d、ALPINAD5Turboの6気筒ディーゼルの吹け上がりの爽快感はシングルターボのN47エンジンを上回っていましたので、5シリーズには6気筒ディーゼルを搭載すればパワフルさと上質さ、燃費のどれも魅力的になると思いました。
今回もALPINA D3Biturboの魅力を再確認してしまいましたが、ツインターボの325dや6気筒の530dが日本に導入されればこうした不満も無くなる気がします。現行のシングルターボの4気筒でも、より車重の軽い1シリーズやX1にも導入されれば充分魅力的なので是非導入して欲しいですね。もちろん、新型ALPINA D3Biturboが発表、導入されればもっと良いかもしれませんが、なかなかデビューしないですね。待ち遠しいです。
Posted at 2013/07/27 20:42:36 | |
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