いよいよ正式発表間近のF80型M3/M4ですが、注目の
エンジンの詳細も発表されたようですね。パワーは…430ps/500Nm…ちょっと拍子抜けでしょうか。
既に発売されているALPINA B3Biturboのパワーは410ps/600Nm。馬力では負けていますが、トルクでは100Nm前後上回っています。Mのエンジンとしてはどうなの?という疑問も起きてきますね。
歴代のM3のエンジンの変遷としては、馬力は少し上がってトルクは大幅上昇、燃費やCO2排出量も良好、という事のようですが、いまいちインパクトに欠ける気がします。
今までのN55がシングルターボだったのをパラレルツインターボにした、という点も、すでにALPINA B3Biturboが先駆けているので、ディーゼルのようなトリプルターボを期待した方にとっては普通でしょうか。
しかし、
こちらの資料を良く見ていくとこのエンジン、3027ccになっているのですが、ボア×ストロークがBMWの定石とは違ってオーバースクエアに(ボア89.6mm×ストローク80mm)なっているようです!クランクケースを見ても確かにボアが目一杯拡大されてシリンダーピッチが凄く狭そうです。
おまけに、「Pre-tensioned in Sport and Sport+ modes」という、高回転時にスロットルをオフにしていてもすぐにレスポンスが復帰する仕掛けがあるような…かなり高回転を好む性格になっているようです。
それでいて、トルクも太っているので現行M3のパワーに比べても全域で上乗せされていますね。
こちらはALPINA B3 Biturboのエンジンパワーカーブですが、同じターボエンジンでそれほど違いはなさそうですが、高回転の切れがどれだけ差になるかが決めてでしょうか。
しかし車体の方は1500Kgを切るとされているので、かなりスポーティーな走りが期待出来そうですね。本国では6速MTも用意されているので、(実質的な速さはともかく)7速DCTより楽しいかもしれません。
3L直6のツインターボではALPINAと差別化が出来にくいかと思いましたが、結構キャラクターが異なる車になりそうですね。
Posted at 2013/09/26 18:39:15 | |
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