ボンネビルと言えば塩湖の上での最高速レースですが、今回HONDAが500〜750ccクラスでの記録を立てたのですね。

エンジンのベースはS660だそうで、254ps/239Nmとかなりのハイチューンです。車体も空気抵抗を極限まで絞って、何と421Km/h出したそうです。
ボア/ストロークは一緒かと思いましたがしっかりショートストローク化されていて1万回転まで回るように改良されたそうです。
開発スタッフの話では「最高出力の250PSというのは、5000rpmで発生させるのと、1万rpmで発生させるのでは世界が違っていて、5000rpmで発生させようとすると爆発圧力が高くて、ピストンやコンロッドなど各部を強化してかなければならない。それは嫌なので、1万rpmまで上げられる見込みがあったので、回転数を上げて爆発圧力を低くしていく、そこらへんのバランスが必要でした」との事です。
こんな細い車体で塩湖の上を400Km/h以上で走るとは物凄い世界ですが、ドライバーは2輪や4輪レースで活躍して動態保存も担当されている宮城光さん。さすがですね。
ボンネビルのスピードレースと言えば、こちらがおすすめです。
実物は12月9日まで青山のホンダ本社に展示されているので、興味のある方は御覧になると面白いかも。
実際にS660にこのエンジンを載せたら、どんな走りになるのでしょうね。
Posted at 2016/11/22 17:20:54 | |
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くるま | 日記