
ちょっと前後してしまいましたが、先日
代車でi3をお借りした際に電欠気味になったため日産ディーラーさんで急速充電をお願いしましたが、待ち時間の間にノートのe-POWERを試乗させていただきました。
デビュー時から高評価のようで、久し振りに日産車で売り上げトップを達成した車種という事もあって以前から興味はあったのですが、充電のついでに乗らせていただきました。
日産車に乗るのは本当に久し振りですが、シートポジションも普通に決まって特に問題ありません。小さなシフトレバーをドライブモードにすると発進ですが、最初はモーターでの発進なので無音でスムーズです。
アクセルを大きめに踏み込むとエンジンが始動しますがメーターで小さなエンジンのマークが点灯するだけでタコメーターはありません。勿論ショックなどもありません。
加速はリーフと一緒のモーターのようです(109ps/254Nm)が、車重が1210Kgとリーフより250Kg軽くi3よりも軽いのでかなりの加速で、体感的にはi3と一緒です。0-100Km/h加速が7.5秒らしいのでi3のモーター単独モデルよりわずかに遅いけれどもレンジエクステンダー付きよりわずかに速いくらいでほぼ同等でしょう。
もっと速度が増すと馬力の差(109ps vs 170ps)が出てきそうですが、ディーラーさんの周りの試乗コースの条件ではあまり差が出なそうな印象でした。高速道路に乗るとまた印象が違うかもしれません。
アクセルオフでの回生ブレーキによる減速もありますが、直前までi3に乗っていたので(爆)違和感はありませんでした。モード変更によって効きの強弱が調節出来るようですが、個人的にはi3のような強めの回生ブレーキで良しかな、と思いました。
ハイブリッドカーではありますがエンジンは発電に特化していて走行はモーターのみなので、i3のレンジエクステンダー付きのようなものですね。
以前に試乗したHONDAのアコードやオデッセイ、三菱のアウトランダーも同様のシステムでノートはエンジンの直接駆動モードが無い所がHONDAや三菱と違う点ですが、走行条件を考えればこれで充分な気がします。
加速に対してエンジンの回転が比例しない事に違和感を憶える、という意見もありますが、元々黒子のエンジンなのでもっと静かにさせて存在を消すか、最近はやりの人工音でカバーしてしまえば良いと思います。
車内のスペースやトランクルームも犠牲になっていないようですし、モーター駆動の素晴らしい加速を考えるとコンパクトカーで走る楽しさと燃費を両立している点ではイチオシだと思いました。他にデメリットが無いのなら、ミニバンなど他の車種にもどんどん採用して「全車種e-POWER」なんて攻勢をかけてもいいのでは、と思いました。
燃費的に考えると他の方式に僅かに劣るのかもしれませんが、例え燃費が1Km/L劣っても、爽快な加速とドライバビリティを考えると現時点ではこの方式がハイブリッドカーとしてはベストの様な気がしますし、例の「可変圧縮比エンジン」を採用すればもっと有効かもしれません。
その他にも、発電用のエンジンはディーゼルエンジンにしてしまってバイオ燃料を使用すればカーボンニュートラルになりますから、真の意味での電気自動車と変わらなくなります。将来的にはこの手もありかもしれません。
後はスペースをやりくりしてバッテリー容量を増やしてPHEV化すれば、日産車はかなりの魅力を持つのではないでしょうか。やっちまってください、日産(笑)。
Posted at 2017/08/12 13:53:47 | |
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