
まだ日本には上陸していない?G20型ベースのALPINA B3ですが、海外では
試乗記(前編の紹介と
後編の試乗に分かれています)が出てきましたね。
事前に分かっている情報では今回のエンジンはBMW標準のB58型がベースではなく、X3M/X4Mにも搭載されており次期M3/M4のエンジンでもあるS58型!(始めはガセネタだと思いました)です。今までだとシングルターボのベースエンジンをツインターボにしたり、とかなりのモディファイがなされていましたが、今回はそのまま?と思ったらターボ・ハウジングは共通なもののタービンはアルピナによる独自開発だそうです。流量を最適化した低慣性タービンで、吸気効率を高めているとか。
エアインテークも独自設計のもので、冷却系も新開発なのでそこそこ手が入っているようですね。
X3M/X4Mのエンジンはこんな眺めでしたが、今度のM3/M4のエンジンカバーはALPINA B3のエンブレム違いになるのでしょうか。
簡単な比較図を作ってみましたが、タービンを低慣性のものにした効果があるようで、M3では2000回転でも340Nmくらいしか出ていないトルクがALPINA B3では500Nmと立ち上がりが速く、2200回転辺りでは400Nm対660Nmで大差が付いていますね。M3のエンジンが本領を発揮するのは最大トルクに達する2600回転以上の印象で、結果としては5300回転辺りまでALPINA B3の方がパワーもトルクも上回っています。普通に乗っているとブーストの立ち上がりも速くターボラグも少なそうなので、性能曲線の違い以上にパワフルに感じるかもしれませんね。
ただ、本家BMWのM3は後輪駆動も用意される?としたらALPINA B3よりかなり軽量化されスポーティーかとは思いますし、MTも選べるならさらに軽そうですが好みの問題でしょうか。
試乗記によると車重は1785KgでM340i xDriveのざっと50Kg増しですが、100ps/200Nmの上乗せにアルピナの車体回りでしたら、少々高くてもALPINA B3の方が良いですね。M340iでも1000万円ですから結構高いです。
本当でしたらディーゼルのD3Sが好みですが、エンジンの主義としては「最高出力が同じならガソリンよりディーゼル」、「最大トルクが同じならディーゼルよりガソリン」と思っているので、D3Sとほぼ同じトルクで150Kg軽いB3はとても魅力的ですね。今年中には試乗車も用意されるでしょうから、是非乗ってみたいです。
Posted at 2020/07/14 17:17:51 | |
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ALPINA D3 Biturbo | 日記