
今年は絶対王者?のマルク・マルケス選手が初戦で転倒、上腕骨を骨折して戦線離脱したため混戦状態になっているバイクのMoto GP選手権ですが、日本人で唯一参戦している中上貴晶選手がポールポジションを取りましたね。日本人としては玉田誠選手以来16年振りの快挙です。
2018年からLCRホンダイデミツから参戦しており、今年は2019年型の型落ちマシンなのですが、主軸のマルク・マルケス選手が欠場している事もありHRCの全面サポートを受けて実質上ホンダのエースライダー扱いのようです。今年は全参加選手の内唯一全戦で10位以内でフィニッシュしており、予選でも2位、本戦でも4位に入るなど表彰台争いをしているのですが、今回はポールポジションからのスタートで優勝も期待出来そうです。

もう一人は現在F2に参戦している角田裕毅選手、現在4位でスーパーライセンスを取るには3位が必要と言われていて熾烈なチャンピオンシップポイント争いを繰り広げていますが、コロナ禍の影響でスーパーライセンスの取得条件が緩和されて、どうやら6位以内であれば取れそうな状況になり、一気に来年アルファタウリからのF1デビューの可能性が高まってきました。今シーズン中にアルファタウリからFP1での走行をするようでシート合わせも完了したようです。楽しみですね。
更にもう一人は時々記事にしている
野田樹潤選手。最近は地元ドライバーのマークもきつくて強引な追い抜きでの接触により思うようなレース結果を得られていませんが、参戦したサーキットでは全てポールポジションを取っています。今週末がデンマークF4の最終戦のようですが、期待したいですね。来年は年齢的にもっと上位のカテゴリーに参戦出来るはずですので頑張って欲しいです。
ルマンやインディでの優勝はあるものの(報道が小さくて悲しいですね)、F1やMoto GPではなかなか日本人レーサーの活躍が見られなかったのがここに来て一気に花開いてきた印象があります。HONDAのF1撤退は残念ですが角田選手は実力で残れそうな雰囲気がありますし、中上選手は来年はチャンピオン争いをしてくれるのではないでしょうか。
野田樹潤選手の活躍はもう少し先かもしれませんが、こちらも期待したいですね。
Posted at 2020/10/25 11:49:03 | |
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くるま | 日記