
先週お伝えした三菱のスペースジェットM90の開発縮小ですが、本日
三菱重工のオンライン会見で詳細が分かりました。
資金配分計画でスペースジェットは、2018~2020年度の「3700億円」に対し、2021年~2023年度は「200億円」に削減するそうで、大幅縮小ですね。事業規模としては撤退ではないものの「ほぼ凍結」の感じを受けます。事前には否定していましたが「いったん立ち止まる」との表現もあり、やはり予想通りの結果ですね。
「TC(型式証明)の取得に向けた作業などは継続するものの、多額の資金を投下して、納入時期などスケジュールありきで進めることは控える。飛行試験などは当面行なわない」との発言していますが、型式証明の取得も怪しいのではないでしょうか。
納入計画を一旦白紙に戻している印象を受けますが、こうなると来年度の納入はおろか、たとえ経済が回復して業績が上向きになっても5年先に実現出来るかどうかも疑問ですね。
個人的には撤退でもやむなし、と思っていますが、こんな撤退でもない半端な予算の使い方をするくらいなら、社運を賭けて納入に向けてラストスパートをかけた方が良いのかなぁ、と思います。
これで向こう数年はスペースジェットの話題は無くなるでしょうね(涙)。次のニュースは本当に撤退のニュースかもしれません。
Posted at 2020/10/30 20:30:35 | |
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