
アルピナD3Sの試乗記事を漁っていたら(爆)、かなり以前の
初代ALPINA D3Biturboの試乗記事を見つけました。しかも、正式に日本導入前の車体のインプレ記事です。
実はALPINA D3Biturboは正式な日本導入の前にクーペボディのプロトタイプ?が一時期日本で走っていました。左ハンドルのMTの車体です。この車をジャーナリストなどに乗ってもらって評価してもらい、その結果で日本に導入するか検討していたようです。
幸運な事に、たまたまこの時期にニコル世田谷に行く機会があり、その際にこのプロトタイプに同乗させていただきました。確かに当時抱いていたディーゼルとは別物のエンジンの吹け上がり感や加速は魅力で、ALPINA D3Bituboの購入を検討するきっかけになりました。
プロトタイプはドイツ本国に帰ってしまいましたが、その後正式な
日本仕様車がやってきたので試乗させていただいて、購入の検討を始めたのですが、お目当てのツーリングモデルはATでしたが左ハンドルでした。担当の方に「せっかくツーリングでATなのに、右ハンドルは導入しないのですか?もったいないですね」などとごねていたら「それなら右ハンドルも導入しましょう」という話になって引っ込みがつかなくなりました(爆)。
こちらの記事でも当初の予定ではツーリングモデルは左ハンドルのATオンリーで右ハンドルが選択出来るのはリムジンだけだったようですが、やはりツーリングモデルの右ハンドルの要望が多かったのでしょうか。
オーナーの要望を着実に反映してくれるところは本家BMWより小回りが効いて嬉しい限りですが、そもそもツーリングモデルに右ハンドル仕様を設定しなかったのが見込み違いだったのかもしれませんね(爆)。
ただ、総モデルを含めて150台の限定だったため、日本仕様のiDriveが装備されなかったのはちょっと残念な点でした。オーナーさん達はあれこれ工夫してカーナビを搭載されていたようですが、我が家のミドリーヌ号は
ダッシュボードを取り替えてパナソニックのオンダッシュカーナビを組み込むと言う超力技を駆使しました。見やすい位置に画面があって、未だに重宝しています。
そんなこんなで導入前はいろいろありましたが、日本輸入版の4気筒ディーゼルとしては初めてのALPINA D3Biturbo、多くのオーナーさんに愛されたようで時たま見かける中古車情報でも10万Km超えの車が結構あります。我が家のミドリーヌ号もその内走行24万Kmですが、エンジンには何の不具合も無く絶好調です。多分ALPINA D3Biturboは本家BMWにとってもディーゼル導入のテストケースになったと思われ、そういう意味ではD3Biturboのオーナーさんは一種の人柱だったのかもしれませんね(爆)。
Posted at 2021/10/12 06:10:53 | |
トラックバック(0) |
ALPINA D3 Biturbo | 日記