
今年のF1、最終戦までフェルスタッペン選手とハミルトン選手が同点で並ぶという(1974年のエマーソン・フィッティパルディ選手とクレイ・レガツォーニ選手以来だそうな)怒涛の展開になりましたが、最終戦もあり得ない結末でしたね。
残り5周でのセイフティーカー導入の際にソフトタイヤに換えたレッドブル陣営の作戦勝ちとも言えますが、更に残り2周の時点でハミルトン選手とフェルスタッペン選手の間の周回遅れの車を先に行かせたのが物議を醸してますね。
メルセデス陣営もレッドブル陣営も色々言い分はあるでしょうが、セイフティーカー導入時点で両者の間のバックマーカーを先に行かせていればこんな騒ぎにはならなかったのかもしれませんね。今年は本当にレースディレクターの不手際が目立った気がします。来シーズンからAIにでも任せた方が良いんじゃないでしょうか(爆)。
メルセデスの抗議が通るとは思えませんし、今シーズンは疑惑の裁定が数々あったので、最終戦に関しても痛み分けのような気がしますが、優勝、ポールポジション共に10回のフェルスタッペン選手に対してハミルトン選手は優勝8回でポールポジション獲得も5回なので、実力的にはフェルスタッペン選手のチャンピオンでも良い気がしますし、HONDAの7年の苦労が実ったのは個人的には大歓迎です。

もう一つのモヤモヤの種は2021カー・オブ・ザ・イヤーでしょうか。日産のノートが受賞しましたが、キープコンセプトのモデルチェンジといった印象であまり新味を感じませんでした。多分、派生車種のノート・オーラが「小さな高級車」といったテイストで出来が良かったのも高評価の原因でしょうか。確かに私もコンパクトカーを買うならノート・オーラにするかなぁと思います。
個人的に獲って欲しかったGR86/BRZは次点でしたが、もう少し接戦になるかと思ったらHONDAのヴェゼルや三菱のアウトランダーと同程度の得票は意外でした。時代がスポーツカーを求めていないと言う事かもしれません。そういう意味ではBMWの4シリーズが最下位なのは順当ですね(爆)。
GR86/BRZが受賞を逃したので、今後は純内燃機関の車はカー・オブ・ザ・イヤーを受賞出来ない気がします。来年の新型フェアレディZはどうでしょうか。
一番納得なのはパフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したコルベットでしょうか。これは文句無しだと思います。こちらも来年以降は純内燃機関の車は出てこないかもしれませんね。EVスポーツカーの初受賞になる気がします。
インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはVWのゴルフのようですが、完全にキープコンセプト(かつ一部でコストダウン?)の印象があり、一部の評論家からは「HONDAの新型シビックの方が質感が上」とも言われているので、一時のベンチマーク的な優位性は無い気がします。それよりはメルセデスベンツの新型Cクラスの方が、あまりサイズ拡大もせず、4気筒専用にした設計や、ARナビ、後輪操舵、新型ディーゼルにISG装備など見るべき点は多いと思うのですが、価格がネックになっているのでしょうか。
それにしても、部門賞の獲得車を見ても「そんなものかなぁ」と言う印象しか受けず、「2021年は…」と言う記憶に残らない感じですね。
そういう意味では、時代を象徴しているのがこの車かもしれませんね。個人的にはとても毎日乗りたいとは思わない(もちろん休日でも乗りたくないです)デザインなのに受賞してしまうとは本当に意外です。逆に
「BMWはあの年からとんでもないデザインに走り始めたんだなぁ」
と言う転換点になったという意味で記憶される車かもしれません(劇爆)。
まあ、テリー伊○さんが審査員になっている時点でカー・オブ・ザ・イヤーの審査基準ってどうよ、と思ってしまう私ですが、一般人の意見も必要なのでしょうか(苦笑)。
来年からはEVやらPHEVばかりで一般の人にはどうでも良いカー・オブ・ザ・イヤーになっていきそうな予感がします。
Posted at 2021/12/14 12:20:08 | |
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