
3月の開幕に向けて新車が発表されだした今年のF1シーズン、レギュレーションが大幅変更になったので各チームでマシンのフォルムが結構違う気がします。
真っ先に発表されたハースは2021年モデルに似たサイドポンツーンの絞り込みですが、その後に発表されたアストンマーチンは逆にサイドポンツーンの絞り込みはかなり少なく、同じ年度のマシンとは思えません。搭載エンジンもフェラーリとメルセデスと違うので、その違いもあるかと思いましたが、
その後で発表されたマクラーレンはサイドポンツーンの絞り込みは大きく、これまた対照的です。両車は同じメルセデスエンジン搭載ですが、エンジンカバーの形状もかなり違うのが興味深いですね。
横から見た側面の形状でも、アストンマーチンはサイドポンツーンの上面がほぼ地面に平行でその下面が絞り込まれているのに比べるとマクラーレンはなだらかに絞り込まれており、空力の考え方がかなり違うようです。サイドポンツーンの上面にルーバーが沢山刻まれているのは現状ではアストンマーチンだけですが、本番でもそのまま登場するのでしょうか。
その次に発表されたアルファタウリは両者の中間的な感じで、
アストンマーチンのようにサイドポンツーンの上面も残しながら後方に向かって絞り込まれて下方に降りて行く感じです。マクラーレンと違ってサイドポッド入り口から下面の絞り込みもありますね。
フロントウイングやリアウイングにはそれほど大きな違いは無さそうですが、ボディ周りにこれだけ違いがあるのは面白いですね。2021年までは「同じカラーで塗ったらどのチームのマシンか区別が付かない」と言われていたのに比べると大違いです。新レギュレーションをどう解釈するかでこれだけボディ形状に違いがあると、実際に走り始めてどのチームが正解か初めて分かる感じでしょうか。
真っ先に発表されたレッドブルのRB18ですが、昨年発表のFIAの公式モックアップにカラーリングしたものと言われており、テスト走行に登場するのは全くの別物という噂です。そこまで隠すのは、あっと驚く空力アイディアが盛り込まれているのでしょうか。
フェラーリやメルセデスの発表はまだですが、レッドブルと違ってテスト直近の発表なので実車の発表かもしれませんね。ルノーも全くの新規開発エンジンを搭載してくるのでどんなフォルムになるか楽しみですね。
レギュレーションが大きく変わる年は2009年のブラウンGPのように空力の新解釈(抜け道?)を見つけ出したチームが躍進する可能性もあるので、今年はテストから目が離せませんね。
Posted at 2022/02/15 12:05:10 | |
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