
今までBMWの車両をベースにしながらも独自の開発をし、企業としても独立していたアルピナですが、
BMWが商標を獲得して現状のような協力関係は2025年末で終了!という衝撃的な発表がありました。
現在車両を生産しているブッフローエの家族経営のアルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン有限/合資会社は今後新たに「BOVENSIEPEN社」として、クラシックカー関連事業への投資や、これまでと異なる情熱的で新しいモビリティの開発に挑戦し続けるそうですが、「アルピナとしての車両は生産しない」という事のようですね。
JAIAの輸入車試乗会でもアルピナの担当の方は「今年は新規に4車種を投入します」との発言があり、この先の数年間、エキサイティングでダイナミック、かつ効率的な車、つまりALPINAの新型モデルの計画が予定されているようですが、それでも2025年までで打ち切りなのですね。
確かに今後のEV化を考えるとアルピナとしての独自性や立ち位置を確保するのは難しそうですが、ちょっと残念ですね。
ALPINA純正交換部品やALPINAアクセサリーといったものの提供は、保証されているようなので現行車に乗っている方は安心して良さそうですが、2025年以降はちょっと気になりますね。
ただ、ALPINAレストア事業という、新たなビジネスとしてクラシックパーツやクラシックアクセサリーの新たな生産と供給、そして人気の高いヘリテージモデルの調達と販売をしていくそうなので、逆に旧車ファンにはありがたい事かもしれません。
とは言え、2025年以降はBMWの1ブランドとして完全に同じラインで生産されるアルピナモデルはある意味名ばかりのものになりそうで興味が失せるのも事実ですね。Mモデルとの住み分けが余計困難になるのではないでしょうか。
こうなると、向こう3年間で魅力的な車種が出たら迷わず買ってしまうのも得策かもしれませんね。
Posted at 2022/03/11 21:19:19 | |
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ALPINA D3 Biturbo | 日記