
今年の初めにプロトタイプが発表された
メルセデスベンツのEQXX、そのまま市販される訳ではないようですが、単なるショーモデルではなくて実際に走行出来るようで
英国での試乗記事が出ています。
ジャーナリストが運転は出来ず同乗した記事ですが、メーカーでの走行では実際に1007㎞走行した上に残り140㎞の表示だったとの事で単なるカタログデータではなく本当に1000㎞以上走れるのは凄いと思います。
広報写真からの推測の計算では全長5019mm、全幅は1892mmでしたが記事で明らかになったスリーサイズは全長が4977mmで全幅は1870mm、全高は1350mmとSクラスなどと比べると長さは同等なもののやや幅は狭く、高さもやや低いので前面投影面積を小さくする狙いもあるようですね。
495Kgもあるバッテリーを搭載しているのに車重も1755Kgと大型EVとしては異例の軽さです。
実際の走行では走行抵抗を抑えるためにスプリングレートとタイヤの空気圧はかなり上げられているらしく乗り心地は硬そうですが、それ以外はCD値が0.17と空力を極めた設計のため風切り音もほとんどしなくて静かなそうです。
屋根とリアウインドーに見える部分は太陽電池で12Vバッテリーの充電に使うらしく、車内からは真後ろは見えないのでバックカメラ表示のようですね。
かなり4ドアクーペのようなフォルムですが、リアのドアもきちんと開いて4人乗れるようですね。サイドミラーはカメラでは無く普通のミラーです。
リアのディフーザーはパネル上のスイッチで展開出来、高速走行時の安定に役立つそうです。
EVのためバッテリーは床下への搭載で重心もメルセデスの一般量産車より低く、カーブでもコーナリングが楽しいようです。
現時点ではほぼオールマイティと思える性能ですが、一品物なのでかなりコストが掛かっていそうです。しかし、市販時にはバッテリーも進化してもっと小型軽量化されるでしょうし、似たようなスペックで現実的な価格で出てくるといいですね。
Posted at 2022/04/26 00:03:57 | |
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くるま | 日記