
この間メルセデスベンツのディーラーさんで担当の方にちょっと伺ったのですが「最近は半導体不足が本当に深刻で、昨年納車予定だった新型Cクラスの納車が半年遅れになってしまいました」との事でした。おまけに「AクラスやBクラスだと電動シートの設定も出来なくなりそうなので、次期モデルの開発はせずにCクラスより上の高級路線を目指すようです」という話でした。
本当かいな、と思いましたが
海外のサイトの記事でも同様の話が出ているので信憑性がありそうです。近々発表が正式にあるようですね。
確かにメルセデスベンツのブランドを掲げているのに電動シートにもならないと貧乏くさいですし、ブランドイメージは確立しているので薄利多売よりは高級路線で儲けた方が良さそうなのかもしれないですね。
最近はボルボでも電動シートが付かなかったり、オーディオも高級なオプションが無くなったり、テールゲートの自動開閉も無くなったりで、高級グレードでも全部4気筒ですしリミッターは180Km/hでかかるし、「それならスバルのレヴォーグの方が良いのでは?」と思ってしまいます。でも、ボルボのPHEVは燃料タンク容量はベースモデルと一緒で満タンで1000Km近く走るものもあるのでちょっと見直しました(爆)。
逆に盤石と思われたトヨタも、お得意の「ジャストインタイム」方式で一時期半導体生産を縮小していた間に需要がゲーム機器などに流れてしまって自動車用の半導体確保に苦慮しているようです。以前でしたら殿様商売で下請けサプライヤーに生産調整など押し付けられたのかもしれませんが、これだけ半導体不足の状況下では下請け企業も生産ラインをトヨタのために確保したり開けておいたりは出来ないはずで、「自分の都合の良い時は生産縮小させておいて後から増産しろと言っても余裕ありません」と言う感じの逆襲でしょうか。
いずれにしても、現況では自動車用の半導体は旨味の無いビジネスになってきているのかもしれませんね。これからのEV化に向けて需要はますます上がるはずなので、各社とも本気の半導体争奪戦になるかもしれませんね。
Posted at 2022/05/17 06:27:07 | |
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