
相変わらずコロナ禍は収束する気配を見せませんが皆様いかがお過ごしでしょうか。8月に我が家にやってきた新ミドリーヌ号は4ヶ月ほど経って走行10000Kmを突破しました。しかしこのメーター、味気なくてキリ番など撮る気が失せますね(爆)。車両のイラストもアルピナではなくて標準の3シリーズのツーリングですし。
こちらの記事ではLCIモデルは実際のボディ形状とカラーで描かれるそうですが実際どうでしょうか。
初代ミドリーヌ号のメーター表示でしたらこんなキリ番や
こんなキリ番も楽しめたのでタイミングを狙えましたが、新ミドリーヌ号のメーター表示では全くそういう気になりません。11111Kmのキリ番も多分撮らないと思います。
それはさておき、納車4ヶ月余りで10000Kmオーバーだと年間30000Kmペースになってしまって大変ですが、これから各地で積雪になるとおいそれとは遠出出来ないので春に向けてグッと走行ペースは落ちそうです。年間30000Km走行だと前後のタイヤ交換になりそうなので、それも避けたいですね(爆)。
4ヶ月乗ってみても相変わらずステアリングの太さには慣れません…というか、諦めました(涙)。グリップが極太になった副作用としてスウィッチトロニックのボタンが遠くなったのも改悪です。たまに試乗をすると他の車はややステアリングが細いのでホッとしますね。ただ、ステアリングホイールヒーターは冬場の走り始めには重宝しています。
走行3000Kmを超えた辺りからダンパーが馴染んだのか、乗り心地は文句なしです。超薄型タイヤのためキャッツアイや段差などへのケアは必要ですが、グリップも良好でコーナリングも非常に楽しいです。
一つだけありがたい事は、オプションの20インチ鍛造ホイールはエアバルブが通常の位置にあるため、空気点検の度にセンターキャップを外す手間が省けた事と、iDriveで空気圧モニターが出来るため給油の度に毎回空気圧チェックをしなくてもよくなった事でしょうか。しかしこのタイヤの引っ張り具合、キャッツアイだけでなくホイールのかじりにも要注意ですね。
エンジンも絶好調で5000回転まで滑らかに吹け上がる上に直6の気持ち良いサウンドも奏でてくれますし、必要以上にうるさくないところも好印象です。ディーゼル特有の図太いトルクでどの回転域からでも十分以上の加速をしてくれるのでACCでほとんど8速走行でも不満が無いところも魅力です。
燃費も事前に予想したよりずっと良好で、ACCに任せて高速道路をクルージングすると16Km/L以上走るので満タンで800Km以上航続距離があるのもありがたいですね。1000Km以上無給油で走れた事もありました。初代ミドリーヌ号に比べて燃料タンク容量は4Lも減っているので懸念していましたが、なんとか大丈夫なようです。しかし、メーターでの燃費表示は実燃費より1割前後良い数値になっていて精度が良くないです。
これらの美点は初代ミドリーヌ号に勝るとも劣らない部分で箱替えしても大満足ですが、ベースとなるBMWの出来の悪さも足を引っ張っていますね。
何度も力説している(笑)運転席メーターの最悪なレイアウト(特にタコメーター)ですが、ヘッドアップディスプレーのおかげでほとんど見なくて済むのが唯一の利点ですね(爆)。おかげでハンドル位置を低めにして運転出来ているのはメリットですが。ただ、ヘッドアップディスプレーにしても情報の表示量は少なく、モードによってはカーナビの距離情報や到達時刻などが表示されないので、これまた不満です。このあたりはメルセデスベンツに比べると大きく劣る部分だと個人的には思っています。
センターメーターが比較的高い位置にあって見やすいのはメルセデスベンツに比べて利点だと思いますし、iDriveコントローラーでの操作も合格点ですが、カーナビが使えないのは残念です(爆)。
一例を挙げると、静岡市方面から自宅に帰る際に「新東名→伊豆縦貫道→国1で箱根→熱海→伊東」という超馬鹿なルートを表示します。普段帰る道なら伊豆縦貫道から函南、大仁を経由するルートでこの方が50Kmほど短く1時間早いです(苦笑)。何度帰っても同じルートを指示するので、頭が悪い上に学習効果もありません(爆)。到達時間を優先させている訳でも無いのに、時たま凄く細い道をルート表示したりもします。本当に頭悪いです。
初代ミドリーヌ号などに搭載されたパナソニックのカーナビは最高ですね。走行途中でもルート変更(一般道を使用、高速道路に戻る、etc.)が可能ですし、学習効果もあって一度通った道は覚えてルートに反映されます。携帯電話との連動もしっかり出来ていましたし、オーディオでもディスクメディアもしっかり再生出来て本当に便利でした。
使っている間はそれほどでもないかと思っていましたが、BMWの標準カーナビを使ったらあまりの差に驚きました。iPhoneを購入すれば少しは使い勝手も良くなる気はしますが、果たしてどうでしょうか(笑)。
そして最悪なのはバックドアのテールゲートの設計です。ほぼ水平なので、前下りに駐車していると雨水の逃げ場がなくて水びたしな上に汚れが溜まります。バンパー部もそうですが、開口部の淵にもこの雨水と汚れが溜まるので本当に最悪です。雨上がりにはきちんと拭かないといけなくてストレスが溜まりまくりです。LCIで直っているといいですが、きっと無理でしょうね。
と、色々突っ込みどころは多いですが、短所に目をつぶればそこは最新型のアルピナ、走行性能や上質さには不満はほぼ無いので、来年もコロナ禍が落ち着けばもっと色々なところに出かけられると思います。
ご無沙汰だったみん友さんや、まだお会いしていない方にもお会いして一緒に走れるといいなぁ、と思います。皆さん、良いお年をお迎えください。
Posted at 2022/12/29 06:27:20 | |
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ALPINA D3S | 日記