2月に入って続々とF1の各チームの新車が発表されてきていますが、昨シーズン開幕当初には特徴が分かれていた空力スタイルも、ほとんどレッドブル型に収束している感じですね。

アルピーヌの新車もレッドブル型のサイドポンツーンになってぱっと見はそっくりです。
ハースの新車も、昨年スタート時点ではフェラーリのバスタブスタイルのサイドポンツーンだったのが今シーズンは完全にレッドブル型ですね。
そして今季はステークスと名称変更したアルファロメオですが、これまた似たようなスタイルです。サイドポンツーンの空気取り入れ口の下端が伸びているのも同じ処理ですね。
ウイリアムズの新車も前3車と一緒でぱっと見同じに見えてしまいますね。同じカラーリングをしたら見分けが付かない感じです。特に真横から見た時のサイドポンツーンの上面処理や、前下方の抉れ方も4車はほぼ一緒に見えますね。
そして、さらにこの4チームに共通しているのが「ベースは無塗装のカーボン地で、スポンサー名やチームロゴの部分だけ塗装している」という特徴です。多分車体の軽量化を優先した結果としてロゴ無しの部分は無塗装でカーボン地剥き出しという結論に達したのでしょうが、
それに比べると、アルファタウリ改めビザ・キャッシュアップRBは当然レッドブルとほぼ同型に(RB19の部品を流用した結果、サスペンションも前プルロッド、後ろプッシュロッドで共通に)なりましたが、カラーリングは無塗装部分は無くてトロロッソ時代に近い感じで格好良いです。
昨年の選手権のポジションで下位5チームは限られたリソースで最大の空力効果を上げようとすると最強のレッドブルRB19をコピーするのが1番効率は良いかもしれませんが、ここまで似通ってしまうとちょっと興醒めですね。
上位チームはどうかと言えば、マクラーレンも昨シーズン中にかなりレッドブルに寄せた空力レイアウトにしていたので、今シーズンのマシンもレッドブルに酷似しているかもしれませんね。
深夜に発表されたアストンマーティンもサイドポンツーン上面の処理はやや違いますが基本のフォルムは一緒ですね。そうすると10チーム中8チームのマシンがそっくりさんの色違いという事態になりかねません。
後はまだ未発表のメルセデスやフェラーリがどんなマシンになるかも興味津々ですが、やはりレッドブル風のものになるのでしょうか。
それでも外観だけ似せても細部の(特にフロア周りらしいです)空力処理がトータルで効くのでしょうから、今期もレッドブルの優位は揺るがない気もします。それにしても、2022年の新レギュレーション開始時からウイングカーの開発にしっかり対応して差が縮まると思われた2023年シーズンも圧勝してしまう程のマシンを作り上げたエイドリアン・ニューウェイ御大は凄過ぎですね。
Posted at 2024/02/13 06:48:01 | |
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