
レカロ(RECARO)と言えば車に詳しい人なら誰もが知っているシートのメーカーですが、
7月29日に自己破産の申請を承認されたそうです。
今回の破産は同社のグループの中で自動車部門を担当するレカロ・オートモーティブ(Recaro Automotive)社という事で、他の航空機用シート、ゲーミングチェア、チャイルドシート事業には影響しないそうですが、ちょっとビックリですね。
さらにビックリなのは、今回の破産申請については同社で働く215名の工場従業員は破産を知らされていなかったという事です。
同社は2020年、米国の大手シートメーカーであるアディエント(Adient)社から民間投資会社レイヴン・アクイジションズ(Raven Acquisitions)に売却されたばかりという事なので元々経営状況が芳しくなかったのかもしれませんが、それにしても突然ですね。
しかし、他の分野のシート事業には影響なく、自動車部門だけが切り売りされていたという事はかなり需要が少なくなっていたのでしょうか。メーカー向けのOEM製品が少なくなり、アフターパーツとしてのマーケットも縮小していたのでしょうか。
それにしても他の航空機用シート、ゲーミングチェア、チャイルドシートには影響しないという事はそれらは一定の需要を満たしているという事でしょうか。確かにゲーミングチェアなら元々スポーツシートを作っていたので高性能で売れそうですね。
レカロがこのような状態だと、他のシートメーカーも経営が大変なのかもしれないですね。EV時代になるとますますアフターパーツとしてのシートの需要は無くなってきそうなので時代の流れを感じさせますね。
Posted at 2024/08/02 06:13:53 | |
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