
行きつけのお店で新ミドリーヌ号のATオイルを交換しましたが、時間がかかるので待っている間に代車をお借りしました。懐かしのE91型320iツーリングです。
早速乗り込んでみるとシートはファブリックで当たりが柔らかいです。シートポジション調整はフル電動式でしたが、シートの高さを調整しようとすると、全体の上下だけでなく、前端(膝側)と後端(腰側)の高さも独立して調節出来るため、座面の傾斜も合わせられて腰をやや落とすポジションが取れました。D3Turboはこの部分は独立した手動のレバー式だったのですがやはりE91では電動シートでも座面の傾斜調節が出来たのですね!
初代ミドリーヌ号と同様のポジションが取れ、「これだよね、これ!!」と嬉しくなってしまいました。G21の新ミドリーヌ号では座面の傾斜調節がほぼ出来なくて閉口していましたが、やはりこれはコストダウンだと確信しました。本当に退化しています。
ステアリングも細くて自分好みです。タコメーターの下の燃費計が懐かしの「100Km走行に要する燃料量表示」なのがちょっと楽しかったです。
走り出すと2L直4の自然吸気エンジンなので低速トルクはさすがにディーゼルにはかないませんが、車体も軽いので普通に走れて速いです。それよりもステアリングが結構重く、「そうそう、E90の標準車はこんな重さだったなぁ」と思い出しました。この点はD3Biturboはもっと軽い上に超絶滑らかなステアリングの手応えで大差が付くところですね。
あとはランフラットタイヤの重さを感じさせるちょっと固めの乗り心地でしたが、先日代車で乗ったG20の320dの方がもっと乗り心地が悪かったので、改悪ですね。E90から何の進歩もしていない事が判明しました。G20は2度目のLCIでランフラットタイヤを廃止したようですが、当然でしょう。
ターボエンジンになってトルクは太ってますし、ATは8速だったりADAS系は進歩しているのでしょうが、シートポジションも微妙に合わないしステアリングは極太だし、ランフラットタイヤだとアダプティブサスペンションは必須だし、G20は大して進歩していない感が強いですね。E90くらいのボディサイズで必要十分で運転もしやすい感じです。
改めて初代ミドリーヌ号の素晴らしさを思い起こさせる代車でした。
ATオイルの交換の方は6万Kmも走ってからの交換なので、かなり鉄粉が混じっていたようです。やはり交換後はちょっとショックが少なくなって変速も滑らかになりましたね。それにしても毎回オイルパンを交換、というのは勘弁して欲しいです。
Posted at 2025/12/09 07:00:06 | |
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