昨日5-GTに試乗して、740iを上回るエンジンの良さにちょっとびっくりしましたが、以前の試乗を思い出しつつ考察?してみます。
以前740iに試乗した時には「お、135iに比べれば遙かに高級車なのに、意外とエンジン音がするなぁ。振動も大差ないし。エンジン音を聞かせるのがBMWのポリシーなのかな」と思っていました。勿論、その他の乗り心地やシートのゴージャスさは流石に7シリーズと思わせるものがありました。
次に乗ったのは
7速DCTの新型Z4。この時は、DCTならではの変速の素早さが印象的でしたが、エンジンの振動や吹け上がりも、740iよりも上質な気がしました。この時は「やっぱり最新型の7速DCTは良いなぁ」、と素直に感心していましたが…。
今回の5-GTのエンジンの吹け上がりの綺麗さ、トルク感、変速の滑らかさは両者を更に上回っていました。結果から言うと、
N55型(8速AT)>N54型(7速DCT)>N54型(6速AT)
という印象です。やはり、開発年次の新しい順にしっかり進化しているという事でしょうか。8速ATと7速DCTのどちらが優れているかは単純に比較は出来ませんが、こうなると7速DCTとN55型エンジンの組み合わせにも乗ってみたくなりますね。
変速の滑らかさ、素早さはAT、DCTの進化によるものだと思いますが、低速からの滑らかで力強いトルク感は新型N55エンジンの特徴かもしれません。試乗時は4,500回転までしか試しませんでしたが、その勢いから推察すると、トップエンドまでの吹け上がりもN54型エンジンに優るような気がします。シングルターボになった(コストダウン?)よりも、バルブトロニックの利点が優っているのでしょうね。740iとのリッター当たり1.4Kmの燃費の差は、6速ATと8速ATの差もありそうですね。
普段乗っている135iはマニュアルなので、ATの135iにお乗りの方、試乗レポートお願いしま〜す。
Posted at 2010/01/12 13:04:18 | |
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BMW | 日記