
なんか、SONYの「ベータは無くなるの?」に近い衝撃的タイトルですが(笑)、今年後半に
X1のxDrive28iはこのエンジンになるようです。
従来の6気筒自然吸気エンジンに替えて、直4のツインスクロールターボ、バルブトロニック、直噴でN55B30A型と一緒の最新技術てんこもりのN20B20型に変更です。
馬力は245psですが、最大トルクは350Nmを1250回転で発揮するため、低速からパワフルでターボラグも少なそうなエンジンですね。確かに、3Lの自然吸気のデチューン版エンジンよりは高性能のようです。エンジン重量も軽くなりますし、2気筒短くなったメリットもあるでしょう。
ただ、エンジンの出来としては良さそうですが、このエンジンで3L未満の直列6気筒エンジンはすべて置き換え、という事になるのでしょうか。そうなると、2L未満は1.6LのN13B16型、それ以上はN20B20型、後はN55B30A型と4.4Lツインターボだけ?全部がターボのダウンサイジングエンジンになってしまいます(7シリーズの12気筒エンジンは別格という事で)。個人的には、最近のBMWの一般的傾向とは言え、シリンダーヘッドカバーも無機質でちょっと無粋な感じに思えます。
ヨーロッパに吹き荒れるダウンサイジングエンジンの流れにはBMWも抵抗できないのかもしれませんが、エンジンの味わい、という面ではちょっと悲しいものがありますね。次期M3は直6ターボエンジンのようですし、回して楽しいエンジンという点ではBMWの魅力も下がってきている気がします。確かに車全体のパッケージからすると、軽くて重量配分的に有利、出力は同等以上でなおかつ燃費も良ければ否定する理由は無いのですが。
日本の車も、ハイブリッドや電気自動車に押されて楽しいエンジンがほぼ絶滅状態ですが、ガソリンエンジンが残っているだけましでしょうか。この様子だと、次期3シリーズはN55型系以外は全部4気筒か3気筒!の可能性が大ですので、もしかすると現行モデルの方が楽しい車かもしれないですね。
Posted at 2011/01/19 12:26:55 | |
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BMW | 日記